グシケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

グシケン

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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

報道することが時代錯誤な体制や法律を変える礎となる。正にジャーナリズムのあるべき姿だと思う。だからこそ物証や供述など固めるところはしっかり固めて、告発者のケアも怠らない。主演の記者の2人、特にキャリー>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.4

無理やり連れていかれたり逃げ出したり忙しいロバ。
ロバの目を通して人間の愚かさや身勝手を映し出す映画。
なかなか出会えないタイプの作品で試みとして面白いけど、決して想像の域を出ない内容なので面白いとは
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きっと地上には満天の星(2020年製作の映画)

3.7

まず、こんな地下世界が現実に存在する(?)ことにカルチャーショック。
そして子供が初めて地上に上がったときの想像とは真逆のリアクションに胸を締め付けられる。。。
前半は子供目線、後半は母親目線で話が進
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.8

いやぁおもしろ。体乗っ取り、取り返され。
その攻防戦の演技も見事だけど、抽象的なスピリチュアルの世界の表現が巧み。サブリミナル的な映像やメタファー表現などを駆使して、なんだかよくわからないけど何が起き
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.4

せっかく重いテーマ扱ってるのに全然活かされてなくて残念。役所広司は👍

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.2

最後難解で置いてかれた、、、
欺瞞や偽善に満ちた戦場のリアルを目の当たりにし、カーツ大佐に寝返るラストは想像に難くなかったのに、それを飛び越えていくラストだった。
戦場の臨場感もすごかったけど、船に揺
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ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987年製作の映画)

3.9

物心ついた頃から死ぬ直前まで、自由を奪われ操り人形のように生きた溥儀の一生を描いたドラマ。大切な人を見送れないやるせなさが詰まった2回の「扉を開けろ」のシーンは切ない。
満洲国皇帝の即位礼の後の舞踏会
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

3.5

うーん、、、アガるポイント少なくて期待はずれ。RRRは王道でもグッとくるストーリーだったけど、バーフバリはパパの回想シークエンスをギュッと短縮したらめちゃくちゃ内容薄いと思う。
パパも聖人君子のように
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

みんな可愛すぎ!
めちゃくちゃ感動したりするわけではなく気軽に観られる感じ。
歌が下手なのにも色々種類があって、絶妙なところついてくるのが上手い笑
エンドロール後のワンシーンがめっちゃ良かったなぁ。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

永野芽郁ちゃんの振れ幅の大きさに驚かされる!
目的の見えないロードムービーっぽいから、自分を見つめ直す系か物事に対する向き合い方を見直す系かなと思ったらその通りだった。
出オチ感の強い映画だったけど、
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.7

かなり尖ってる要素あったけど、これぞディズニーを全て押さえてる!王道!
この頃は変に多様性を意識しすぎた感じもなくてよい。
パスカルかわいい。

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

3.6

頭悪すぎ最高。
蛍光色の液体とかゾンビ化した人間のわざとらしい動きとか80、90年代の海外B級映画のいいとこいっぱい詰まってる。
スリザールほどではないけど引けを取らないくらいにキモい。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

呉越同舟。ラストは切ないけどいいね。機内での握手にグッときた。
北の参事官が最初から最後まで不憫だったけど笑
中盤の食事シーンで、毒盛られてるかもって北の人たちが誰も振る舞われた食べ物に手をつけないの
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

コックリさんのような「興味本位」の域を超えて、ハイになるための道具として若者が自ら進んで降霊術による心霊体験を乱用するという設定がおもろい。過剰摂取で死に至るのもまさにドラッグ。
SNS世代の若者の向
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島守の塔(2022年製作の映画)

3.5

島田叡のエピソードや人間性の描き方が弱かったかなぁと思う。あと妹役の子の演技が、、、
ラストの香川京子さんの演技が一番良かった。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

中盤あたりでどんでん返しのオチは予想できちゃったけど、ラストは流石に度肝抜かれました。
全体を通して緻密に張られた伏線もすごいけど、ラストシーンの表情で全てを語るディカプリオの演技流石でした。

SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

4.0

素晴らしく愛のあるドキュメンタリー。
Kの人柄や功績というより、Kがバンドメンバーや仲間内のバンドマン、ファンたちからどれだけ愛され慕われていたのかがわかる内容。
商業的に大成功したわけではないけど、
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ある男(2022年製作の映画)

3.4

期待したほどでもなかった。窪田以外、気楽に戸籍変えすぎ。本当に人生追い詰められた人が最終手段で手を出す感じが全然なかった。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

映画を見せてもらえないから自力で映写機を作り、その過程で光が持つ創造性に気付いた少年。
カースト制トップの出身でありながら、今や落ちぶれて露天商となったものの、プライドを捨て切れず映画の仕事を蔑み、息
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

思ってたより全然よかった!ストーリーの平坦さは否めないけど、「願い」と「魔法」という抽象的だけど最もディズニーらしいテーマがちゃんと形になってたと思う。
ヴィランの国王も序盤から国民に対して間接的に思
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(2023年製作の映画)

3.6

たけし流時代劇。思ってたより真面目だけど、やっぱり随所でふざけてる。
敵のトップを討ち取った証として首を持ち帰ることに執着する慣習を皮肉った終盤からラストにかけては面白かった。

バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

3.4

父親の話以外はあんまり面白くなかった。
特に、女戦士が恋に落ちるくだりはひどい。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.7

泣いた。映画としての完成度は置いといてとにかく泣いた。頭空っぽにして泣ける。
タイムスリップ×手紙は鉄板の流れで良かったけど、仁-JIN-のドラマが良すぎただけに上回る感動はなかった。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

人生の儚さを痛感させられる映画でした。
冒頭、夫婦の幸せそうなシーンから、突然謎のお姉さんが今作のテーマを暗示するような歌を歌いだすシーンが入る。その後明らかに妻の認知症のスイッチが入ったような演出が
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

3.8

普通にサスペンスとしてめちゃくちゃ面白い!1よりも。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.6

ちょっと演出も絵も綺麗すぎてどうかと思うけど、安心して見れるやつ。
どっちかというと大人目線で子供との接し方を考えさせられた。
ファンタジーライクな局面でイラストタッチが変わるのが良かった。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.5

性に対してクローズドなモンゴルの国民性?に鑑みると、アダルトショップの設定と内面の開放のテーマの親和性は高いと思うけど、正直、日本人の自分にはそこまで驚きも感動も得られない平凡な映画だった。
主演の子
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

おもしろい!!最初から最後まで全部逃げている。ラストは一応、ポジティブな現実逃避だったけど。
基本的に全然心に響くものはないんだけど、恐らく人と似通った一般的な人生を歩んでる自分には、作中にも言及ある
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

雰囲気、世界観を満喫できて、それで十分という感じでした。ちょっと展開が早過ぎたかな。
風船で飛んでいくシーンが素敵でした。

憎しみ(1995年製作の映画)

3.5

ジム・ジャームッシュ的なオフビート感を感じながらも緊張感ある作り。
憎しみは負の連鎖しか生まないとわかっていても断ち切れない不条理に満ちたラスト。

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.9

閉鎖的な社会におけるマイノリティの生きづらさ、親までも息子の自由な生き方を否定する選択をしなきゃいけないやるせなさ、今は本当にいい時代になったなということを感じさせまくられる映画だった。
母親の選択が
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

とてもいい映画だと思ったけど、なかなかこの話をどう受け止めるべきか悩ましかった。
きっと吾郎寄りであろう自分には、ああいう人たちが確かに存在して、ときに支え合って生きているという現実を理解することしか
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.6

多忙と混乱を極める高級レストランの営業日の1日(崩壊するまで)をノンストップワンカットで録り切っていて臨場感がすごい。
リアルな現場を映しているように見えてしっかり起承転結がある。
オペレーションが破
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

わりと誰にでも経験ありそうな話だけど、過去の思い出を誕生日にフォーカスして遡っていくスタイルよかった。キャストの演技もめっちゃいい。
タイトルのわりにガッツリ思い出してたけど、自分もこんな風にたまには
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