H川さんの映画レビュー・感想・評価

H川

H川

映画(41)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 41Marks
  • 8Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

ヴィル(2023年製作の映画)

3.7

~目を背けたい史実から学ぶには感情は脇に置いとかなければならない💧~

予習なしで鑑賞した作品でしたが、感情を脇に置いとくのが鬼ムズでした🎬️

第二次世界大戦下のベルギーで起きた、ユダヤ人への迫害の
>>続きを読む

男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

3.2

同じ戦争映画でも邦画と洋楽(こんなざっくり分けてはいけないのですが💦)では、かなり趣向が異なってきます。

邦画の方が戦争は悲劇であり、こんなに辛くて哀しい想いをしたのだから二度と起こしてはいけません
>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.5

私は最近、戦争映画を鑑賞することが多くなっております💦
これにはわけがありまして、アクションをエンタメとして楽しんでいるのではなく戦争に至った経緯や時代背景、また、人口的に作り出された究極の修羅場にお
>>続きを読む

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

3.0

狂気の挙動と真逆のポップな音楽の差し入れ方が印象的でした🎬️

戦争映画は属人性を持たせない方が個人的には好みなのですが、本作はランボーばりに属人的な作品でした笑

世論がコントロールされたナショナリ
>>続きを読む

パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

近代の特徴の一つとして、ある程度のお金があれば概ね満足ができる世の中になってきております。
衣食住が満足すると次の段階で「永遠の命」が欲しい。昔の中国の皇帝から、フリーザまで多種多様な人達の願いでした
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

私、学校の勉強の好き嫌いが結構激しく体育と社会以外は全然ダメでした💦
大人になりたくさんの自己啓発の本を読みましたが、普遍的なものが少なくイマイチしっくりきてませんでした。

そこで、あらためて歴史を
>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.0

マット・デイモンが好きからの流れで鑑賞に至りました🎬️
シリーズ物はなるべく避けていたのですが、今回は鑑賞後に知りました💦

個人的にシリーズ物はシリーズ全てを鑑賞しないと、監督(作品)のメッセージを
>>続きを読む

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

今ならストーカー規制法とかでいろいろ問題視されそうな場面が多々ありますが、LOVEが最優先ということで、一旦置いときましょう!

私は本作はラブストーリーとは観れなかったです💦
組織化された天使世界(
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

愛と聞くとつい遠い目をしてしまいがちな私ですが、そんな愛偏差値42の私でも共感できた稀有な作品です🎬️

俳優さん達の表現力に圧倒されて普段心がけている「抽象化」「概念化」が難しかったです💦
没頭でき
>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会終了後のトーク対談で言われるほど私には胸クソ映画ではありませんでした✨

私は本作は今の世界情勢を比喩表現していると受け取りました。
主人公夫妻はデンマーク人ですが、リゾート地で仲良くなったオラ
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

本作は私の好きなイーストウッドさんが監督をされております🎬️
いくつか彼の作品を鑑賞しましたが、日常の枠からほんの少しだけ飛び出してしまった設定な気がします。

主人公は幼少期より自分の考えがあり、大
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.0

ある日、何の前触れもなく世界各地に正体不明の物体&生命体が出現します🎬️

出現場所の規則性もわからず、かといって人類や地球に対して攻撃をしかけてくるわけではない😑

コミュニケーション(言語)と、科
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.0

君の名は。の次に鑑賞しまして、今度は東京各地を聖地化するのか~とか、風景の描写がリアルだな~とか思ってました💦

ただ物語が進んでいくうちに、人間の都合で天気をコントロールしていくことに不安を感じまし
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

本作は、目まぐるしく世界が入れ替わり、時にシュールな笑いあり、比喩表現に驚かされたりと軽く目眩がするような展開です🎬️

紆余曲折あったけれど、最後は普遍的かつシンプルにまとまってたので、頭にこびりつ
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.8

ターミナルも葉桜のような法の隙間の設定で、キュンキュンしました🎬️
確かにあり得ないこともない。。
今なら非常時の対応マニュアルがあるのかもしれませんが。

人生でどうにもならない時は、希望を捨てずに
>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

本作は個人的には「世にも奇妙な物語」、「笑うセールスマン」、「アウターゾーン」のようなシニカルな物語として受け止めました🎬️

公開当時の時代背景として、リーマンショックが起きて凄まじい大不況&大混乱
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

舞台は1980年代アメリカ、韓国から成功を夢見てやってきた家族の物語です。
アメリカンドリームって時代ではないかもしれませんが、父親は子供と自分自身にカッコつけたい生き物な気がします。

成功を目指す
>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.5

そこまで長くない時間に結構な社会的、科学的なテーマがミックスされてました✨

民間企業が社会の秩序の安定を担う警察官を送り込めており、労働人口減少の中では、容易に受け入れられているその過程を想像すると
>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

またまた考えさせられる映画を鑑賞できました🎬️
実話が基になった作品で、監督はクリント・イーストウッドです。

幼少期の父からの教えが、主人公の軸となり物語は展開していきます。

主人公は自分自身が、
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら鑑賞するまでは本作の原作が私が、敬愛する筒井先生だとは思いも知らなんだ。

夢を中心に科学でどこまで介入していけるかというのが、大まかなストーリーですが、話はそこまでシンプルでもないかな
>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

本作の舞台は1969年ブロンクスから始まってますが、実際に撮影されたのは1990年になります。

この頃は東西冷戦が終結し、ベトナム戦争やヒッピー文化等を経験している中で、音楽や映画などのカルチャーが
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.5

冒頭からのこの「ヒャッハー!」感、懐かしくないですか?そうです、マイバイブルでもあります北斗の拳で見た風景と世界観です✨

撮影当時のアメリカの2012年は、オバマ氏が再任し、痛ましい銃乱射事件が相次
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

巷ではオッペンハイマーが大人気になっておりまして、なかなか映画館に行けない私は同監督の他の作品を鑑賞しようと思った次第であります🎬️

途中、平日の疲れからか意識が途切れ途切れになってしまったことは心
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

2.5

本作はバリバリの青春ラブファンタジーですよ✨
奇跡的な偶然を重ね、村の伝統、想いの残存がパラレルワールドを造成するという、、、
男女どちらかが醜男、醜女だった時点で成り立たない気がしないこともなく、、
>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.6

あの耳に一生残るであろう恐怖音(サメが近寄ってくる時の音楽)が、私の中の『ジョーズ』でした💦

巨大人食いサメもさることながら、いつものように本作が放映された頃の時代背景や社会的な構造なんぞを想像して
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

「オデッセイ」最初は車のことかな~と思ってましたが、意味がちゃんとありました✨

オデッセイ(英語: Odyssey)は、ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』の英語での呼称。転じて、冒険、長旅、知的探究
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

このプラン75の施策の背景として、国全体の経済的合理性及び、一部の富裕層の高齢者が容認してこのような結論に至ったと推察しました。

怖かったのは、仮に選択権が与えられたとしても、選択にあたってはフラッ
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

原作は2013年から2016年で連載されていました。
当時の時代背景を調べてみますと、日銀総裁が黒田氏に交代し異次元緩和(黒田バス―カー)をぶちかましていた頃です。

これで当時沈みきっていましたが、
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.7

本作は雑に表現すると、日本を震撼させた近年の凶悪犯罪をミックスしております。
凶悪犯罪の定義も様々ですが、己が正しいとは全く思っていないタイプの犯罪です。

主人公はどこに救いを求めるのか。
自分の最
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

本作は誰もが知る、アメリカを代表する車メーカーのフォードと、走る芸術であるイタリアのフェラーリがフランスのル・マン24時間レースを舞台に意地と意地がぶつかり合う物語であります🇫🇷
(走る芸術は私が勝手
>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

するするっと最後まで鑑賞できまして、2017.8年当時を思い返しますと、日本の景気は不況が長引いているものの、相対的に平和が続いている日々であります。

ただ、平和と引き換えに自分の人生の上昇気流のポ
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

今から100年以上前の第一次世界大戦飲の話ですが、いつかは観ないといけないと勝手に思い込んでいて本日鑑賞した次第です。

本記事をお読み頂くのは大変嬉しくて、ありがたいのですが暗い感想なので、あらかじ
>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

タイタニック以来の恋愛映画です。

最初はいつも通りのスタンスで映画上映当時(1999年)の社会構造と時代背景を客観視しながら観てたのですが、これだけ主人公にたいしてシュール※な出来事が矢継ぎ早に起き
>>続きを読む

ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

3.5

今時点で本作をアクション映画として期待してしまうと、あれ?ってなると思います💧

では、私はどのような楽しみかたをしたかと言いますと、80年代のアメリカにおける日本文化の浸透具合の検証と考察です✨
>>続きを読む

シャイン(1996年製作の映画)

4.0

本作は個人的にピアノ演奏で8割は満足してしまいました🎹

家族を失った経験を持つ父親は、主人公が家を出ることに勘当レベルの反対をします。
お互いのミスコミュニケーションで縁が切れていましたが、大事なコ
>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.5

は本作はピエール瀧とリリーフランキー、山田孝之が気持ちよくもっていきました笑作品の魅力が芸達者の俳優陣(失礼過ぎます💦)により、

リアリティが目立ちますが、私は主人公の記者の心境と行動の変化に着目い
>>続きを読む

>|