木方技間さんの映画レビュー・感想・評価

木方技間

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ひかりの歌(2017年製作の映画)

4.5

杉田協士さんの眼で世界を見てみたい。

そう思えるほどの時間の尊さ、人との繋がり、青春の錯綜、純愛という感情が「光」という4つの作品の中で満たされ輝いていた。

新文芸坐で監督のトークショーも拝見した
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

評価される理由が分かる。このシナリオを作るのに一体どれほどの時間を費やしているのだろう。韓国の社会性、シナリオの面白さ、ラストの展開まで無駄なとこが一つもない。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

原作を読んだ上で残念だったのが、キム・ジヨン役のチョン・ユミ、デヒョン役のコン・ユ含めてキャストの顔立ちが綺麗すぎる。あれでは原作を読んでいない人は、一人の女として成功した人間によるちょっとした育児疲>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

バレエのシーンが本当に美しい。トランスジェンダーの苦悩や葛藤。女になりたい男の美しさへの憧れがひとりの女の子を通して伝わってきた。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.2

只々難しい。一回観ただけでは到底理解なんて出来ない。予習した上で復習もする覚悟で挑まないと赤点になるテストのように集中して観る作品。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.9

SFがあまりよく分からない人にもオススメ出来る映画。恐らく低予算で作られているがストーリーの構成がしっかりしている為、ダレることなく最後まで見れる。最初はどういう事なんだろうと疑問が浮かぶが、中盤から>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

言葉遊びが天才すぎる。平沢進の音楽がここまで似合う映画もとても珍しい。夢の世界との現実の世界の狭間で錯綜する虚空を実像で魅せる凄さは圧巻。「寝不足の小説達は夢見る膝小僧と卑猥な言葉を交わす為にプルトニ>>続きを読む

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

最高に気持ち悪い。この世界の中で人間が1番怖いんだと改めて気付かされる映画。
人の気持ちなんて悪の前じゃただのゴミなんだと本当に思った。でも好きな映画です。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

小説を読んでいた時に映画の事を知って、少し残念に思った。自分の中で出来ていたキャラの顔が、実像に変わったので小説を読んでも福山雅治と石田ゆり子にしか思えなくなってしまった笑。それもそれで良かったし、自>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

3.8

「真っ白なものは汚したくなる」なんて言葉があるが、その言葉の意味を改めて考えさせられる映画だった。そもそも人は産まれたときは真っ白で、生きている意味を誰よりも知っている。けれども、言葉を覚え人と深く接>>続きを読む

ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)

4.0

中学生の頃この映画を観て、いつか大人になって自分のお金で必ずこの映画をまた観るんだと決めていた。全てが綺麗で全てが無垢で、そして残酷で、素晴らしい。欲しいと思うものはいつも手の届かないもので、手が届か>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい映画!!フォレスト・ガンプ役のトム・ハンクスの演技も良かった。でも1番凄いと思ったシーンは、フォレストの子供を産んでフォレストと再開した時の、ジェニー役のロビン・カランの表情や顔の美しさ!改>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

話の構成が本当に素晴らしい。誕生日の主人公が何者かに追われて殺されることで、何度もその誕生日の日がループする設定。コメディの要素もありつつ海外の大学の風刺なんかも分かりやすく表現されてていた。
一つ残
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