ききさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きき

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

美しいものを観た。

北イタリアの風景も、彼らの心も、何もかもが善良で透き通っていて、心地よい時間だった。
咎めることなく、理解に努めて、優しい心遣い。
私もパートナーに真っ直ぐ気持ちを伝えて優しく接
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.8

犯した罪の大きさと、償うために払う犠牲の大きさ。
愛する人を守る強さ。


立場や境遇は違えど、みんな大切な誰かを守るために必死に考え動いてた。
大切にしている人を失いそうな時、失った時、どう動くかで
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

夢中で見入っていたらあっという間に終わってしまった。

誰の視点?などと思い巡らせながら観ていたが、最後でその見方も違かったと気付かされる。

あんな四六時中めまぐるしい景色を見ていたら、気が狂う。
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.9

育った環境や身近な人に影響を受けることの重さをガツンと突きつけてきた。

おかしいなと思ったはずなのに。
なにも言えない周りも同罪。

図鑑の知識かな?事実だけをみて無垢な心で考えたら見た目で決めつけ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.2

本当の強さとは。

肝が据わり、信念があり、気骨のある人間。

どんな理由があれ、どう距離を縮めようと、人を無情に傷つけた奴は制裁される。


馬から落ちて笑われる描写の直後に、崖を降りた描写にはゾッ
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

母性とはなにか。そもそも存在するのか。

自分の人生を謳歌する前に誰かの人生の責任を負う立場になったら。

子どもに何度も呼ばれたり、傷にキスしてと泣いてせがまれたり、くだらないケンカの仲裁、ものを大
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

同じ出来事を三者の立場を変えて映し出し、認知の歪みを表現した作品。

初めは夫婦愛の作品かと退屈さえ感じる展開から、憎き相手の視点で同じシーンを印象を変えて繰り返され、真実が気になるタイミングで、被害
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

スカーレット・ヨハンソンのみせる表情が好きで、この映画を鑑賞。これが観たくてずっと迷っていたNetflixについに登録。ありがとうスカヨハ。
今作品でも魅力的で、感情が鋭く伝わってくる表情、演技に圧倒
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

ブリーラーソンの出演作を探し鑑賞。TSUTAYAレンタル。

ラミマレックの役どころが私たち鑑賞者と一番近い立ち位置として作用してる。「恵まれない」と失言したときはオーマイガーと言ってしまったよ。
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