kinggg35さんの映画レビュー・感想・評価

kinggg35

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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

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たぶんトータル3回目なんですが、今まで内容に関してはそんなにピンとこなかった。今回初めて劇場で観たせいか、ストーリーがちゃんと入ってきたし、とても心に響いた気がする。

あとなにより構図がすごい。もち
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

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大好きな作品を今、映画館で観られる喜び。数年ぶりに観たけど、ところどころ忘れているし、観る時代によって感じるポイントも違うのが感慨深い。
デザイン会社勤務で闘病中の弟をもつサラと同僚のカールは、ちゃん
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イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

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普段、海には全く行かないし興味がないくせに、イタリアの港町には昔から並々ならぬ憧れがある。私が心惹かれるそんな小さな町を舞台に素朴な郵便配達人と著名な詩人、立場も年齢も異なる2人が育む友情の物語。
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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全編セリフなしのアニメーション。登場人物すべて、ジェンダーがはっきりしていないけれど、恋愛にしろ友情にしろ、心を通わせた人と離ればなれになってしまうのは切ないよね。ロボットは壊れても記憶まで無くならな>>続きを読む

イベリン 彼が生きた証(2024年製作の映画)

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筋ジストロフィーを患い日常から自由を奪われた少年が、実はロールプレイングの世界で、しっかり社会と関わりを持ち、いろいろな人たちの人生に影響を与えていた、というドキュメンタリー。
SNSで見知らぬ人と繋
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ウィル&ハーパー(2024年製作の映画)

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ハリウッド俳優のウィル・フェレルがトランス女性になった30年来の友人、脚本家のハーパーと16日間のロードトリップへ。
シリアスなテーマながら、2人のユーモアあるやり取りでテンポよく、楽しく観られた。
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リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

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融通がきかない頑固者から徐々に変化していくパパも、痴呆症でいろいろなことがあやふやなのに時々ドキッとするような核心をついたことを言うおばあちゃんも、辛辣なことばかり言うけど実は一番愛にあふれている先生>>続きを読む

喪う(2023年製作の映画)

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微妙な関係の3姉妹が危篤の父のもとに久しぶりに集まるお話。淡々と進む会話劇は派手さはないけど、じんわり沁み入る。私は兄がいるので三姉妹ではなく三兄弟なのだが、一番上の長女のあの支配感みたいな感じ、分か>>続きを読む

憐れみの3章(2024年製作の映画)

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同じキャストたちが演じる異なる3つの物語。160分もあるし今度こそ置いてけぼりになるはず〜!!と確信しつつも、意外と2話目までは大丈夫! 思っていたより分かりやすいストーリーだし、不穏で後味悪い結末は>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

しょっぱなから排他的で粗野な田舎の住人と都会からの移住者のトラブルが明快に描かれ、この内容で2時間以上もつのかな?と思ったけれど、中盤、衝撃的な事件が起こり、主人公が入れ替わったことで、結末が読めなく>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

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カナがあまりにエキセントリックで自由すぎて、最後誰かが死んでしまうのでは?と思ってしまった。いや、死なないとこのループは終わらないのでは?と。
怒りと無気力、感情のコントラストがすごい。よく分からない
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正欲(2023年製作の映画)

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性的指向はコントロール不可能だけれど性的嗜好は可能なものだろうか。フェティシズムは嗜好寄りの言葉だから、そもそも水フェチという言い方は正しくないのかも。
肩身の狭いマイノリティの主人公たちが勇気を出し
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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

公開を心待ちにしながらも、なかなか観る勇気が出なかったという矛盾。気づいたら2ヶ月も経ってしまった。

アウシュビッツ収容所の隣に住む所長家族の平穏で幸せな生活がドキュメンタリーのごとく淡々と流れる。
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Shirley シャーリイ(2019年製作の映画)

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なんかひどく混沌とした内容で、ラストもどこまでが真実なのか混乱。でもシャーリィのキャットアイの眼鏡に花柄ドレス、不適な上目遣いのガーリーおばさん感、嫌いじゃない。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

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観てたようで観てなかったシリーズ。
ブロンドのカーリーヘアにボアコート。月夜の光に照らされたペニーの初登場シーン、びっくりするぐらい神がかっていて痺れた。
揺れる飛行機の中で「ペニーはグルーピーじゃな
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

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うーん、高評価だけど今ひとつ。タイムリープものは嫌いじゃないけど、都合が悪いときに何度もタイムリープして人生やり直しちゃうのもなんだか不快だったし、個人的感情だけど主人公の俳優さんがちょっと苦手かも。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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アメリカの大女優とイギリスの小さな本屋のオーナーの恋。あるわけないよね!的な夢物話でもぐっと観る人を引き込んでしまうストーリーに仕上げるのがこの脚本家の力量。ヒューグラントもジュリアロバーツも美しい。

SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

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母を亡くした悲しみの乗り越え方を冷静にコントロールしようとするジョージーの姿に胸が痛くなったり、朴訥で不器用なジェイソンにキュンとしたりしたけれど、娘が大人になりきれていない父とこのまま、たまに不道徳>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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はちゃめちゃな内容なのに2時間以上、飽きずに観られた笑。ゼンデイヤの肢体にひたすら釘付け。

ルックバック(2024年製作の映画)

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Twitterで無料公開されていたときに読んでかなり衝撃を受けたので、劇場版は絶対に観たかった。もう中盤から泣いた。
一番好きなのは京本から才能を賞賛されて、帰り道にぬかるみを思わずスキップしちゃう藤
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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性行為の後に物語を語り出すくだりとか、夫に愛を注ぎつつ、いろんな男たちと関係をもついう音のキャラが、いかにも村上春樹的だなあと思った。霧島れいかはノルウェイの森にも出てたけど、ハルキ先生が好きなのかな>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

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ブランシェットさまに口説かれたら、異性愛者の私でも確実に落ちると思った。

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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当時はニュージェネレーションだなんだで、もてはやされていた記憶。
この2人、最後は盛り上がってくっついてたけど、結局地に足ついてなくて長続きしなそうじゃない?
ただお人形みたいに可愛い顔立ちのウィノナ
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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

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同い年の友達3人で観てきた。
あーたのしかった!
浅野温子ってクセ強のキャラとずば抜けた美女のギャップがよかった気がするんだけど、ただのキワモノになっていた。
にしても、タカもユージもそろそろ免許返納
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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思いもよらぬ方向から、横っ面を殴られたようなラストだった。混乱している。
納得するような解釈にはまだ到達しなそうなので、タイトルの意味を噛み締めながら、考察を読みます。

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

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厳格な寄宿舎で生活をする少女たちが岩山にピクニックに行き、磁気を測ろうと頂上を目指した数人の女生徒たちが忽然と姿を消す。白いドレスを着た美しい少女と壮大な岩山。ヴァージンスーサイズに直接的な影響を与え>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

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鈴木亮平ってほんとすごい。
映画の次回作よりドラマ化希望です。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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友達以上恋人未満の2人が24年後に再会するお話。ラブストーリーものは積極的には観ないし、予告編を観ても全く興味がわかなかった作品だけど、友人から勧められて鑑賞。

友情でも恋愛でもない、名前のない感情
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

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昔観たのに内容忘れてたシリーズ、再び。
なので初見かのようにレビューします。

ウェイトレスのルイーズと主婦のテルマの週末バカンスが旅の始まりに思わぬ事件が起こり、まさかの女2人の逃避行に。
テルマは
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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ちょうどアトランタのシーズン3を観終えたばかりだったので、ステレオタイプの黒人が求められる世の中に、ステレオタイプではない黒人がうんざりするっていう皮肉めいたストーリーはすごく興味深かった。
アメリカ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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ポスターデザインの圧倒的な強さと「雪山と殺人」というファーゴ的なキーワードに心踊らせて、重厚なるサスペンスを期待していた派なので、正直、結末は少し肩透かしを食らった感じ。
色々な考察を読んで、配信され
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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閉店後のスーパー、ネオン越しのインコ、ひとりぼっちで繋がれた犬、深夜の救急病院、見たことのない娘の大人びた顔。
うっかり終電を寝過ごしたからこそ、出会えた、ひとつひとつの景色がとてもいい。
母さんの長
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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トーキンヘッズの音楽は、やっぱりピンとこないんだけど、1曲ごとにバンドメンバーが増えていくスタイルとかデヴィッド・バーンのデカいジャケットにくねくねダンスとか、前衛的な演出はめちゃカッコいい。
ただ歌
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