ななごうさんの映画レビュー・感想・評価

ななごう

ななごう

映画(54)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

いやあ泣かされました。

志尊淳がとんでもなくハマり役だった。
この役は彼のためにあるんじゃないかと思ったほど。
なぜ彼の声を聞くと心が温かくなり、
なぜ彼の声を聞くと寂しくなるのだろう。
声質がとて
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

何がトラビスをこの歪んだ正義感に変えてしまったのだろう。
全てを見下すような目か頭に残っている。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.2

普通にめちゃくちゃ面白く見てたけど、ここの感想で「どこからが現実でどこまでが妄想か分からない」という多くの書き込みを見て確かにと思った。

割とストレートに見てたけど、確かにこいつなら妄想の沼に浸かり
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

2.0

映像が狙いすぎてるなといった感想。
インパクトの濃い映像をずっと見せられても少し胃もたれするなと感じる。
オフィスなんであそこまで暗いんです?

松坂桃李の演技はやはりよいなと…
息で緊張感を伝えるの
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

長い、長い、とにっっっかく長い!
途中からトイレのことしか考えられなかった。

ずっと続く人の悪意とか地獄を見る作品だけど、正直他人の地獄って3時間も見続けられないんだなと…正直な感想。

確かにメイ
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

いつの時代も、師匠と弟子というのはいいものだ。
かっこよくて、胸が熱くなった。

柳楽優弥の役作りが話題になった本作だけど、確かに凄く良い。
ただのビートたけしのモノマネ芸人にならずに、きちんとその場
>>続きを読む

チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.5

終盤に全部の違和感を回収されたような、そんな感覚に飲まれた。
自分の勘が鈍かったという話は別として…

コメディ調の前半パートが、正直どうみていいのか分からない気分だったので、後半のような作りだったら
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.3

見たいと思いながら、加入中のサブスクになくて今になってしまった。

人は人を見たいように見てしまう。
好意的にも、悪意を持ってでも。
けれど人の本質なんて分からないし、人間なんて変化していくもの。
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

思春期の憂鬱ってああだったよなぁ、と遠い過去を懐かしむような気持ちで見ていました。

当人にとっては大事だし、それをからかう気持ちはないけど、見ててかわいいなって。

また綾野剛の台詞回しが絶妙でよか
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

自分とは全くもって相性が悪い作品でした…

登場人物に知性を感じられない、監督が撮りたい画に沿ってただ俳優を動かしているだけのような、"箱"を見させられている気分でした。
俳優が生きていない。

ただ
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

杉咲花の名演がとにかく光った一作。
もっと大袈裟に演じてしまうことも出来てしまう役どころだと思うが、言葉に頼らず、感情に頼らず、真っ直ぐに演じていた。
生々しく苦しさが伝わってきた。
そりゃ賞取るわ…
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールの後、最後の最後の言葉で、この作品を見る目が大きく変わった。
平山本人が同じ日常を過ごしていても、誰かの影響を受けることで、全く同じ一日になることは決してない。

現状の平山が幸せなのかと
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.4

2時間ずっと苦しかった。
絶え間なく続く地獄の渦中にいる気分。
この作品を演じきった俳優陣に賞賛を送りたい。

すぐ隣で苦しめられているのに、何も起きていないかのように動いている周りの人々。
その対比
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.7

間違いなく、この映画のタイトルは"すばらしき世界"だと感じた。
皮肉でもあるし、言葉通りでもある。

この世界には生きづらい人がいる。
すぐ近くに。
それでも生きなくてはならない。

キービジュアルの
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

やはり日本人からすると、この長さは少しキツイ…
前半は何度もリタイアしそうになった。
後半からディカプリオのイカれ演技に釘付けになり、長さをそこまで感じなくなった。

ディカプリオの演技幅を味わいたけ
>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.2

全編通して心に残っているのは、
志村喬の表情と目。
あの目を見るだけで、心が揺さぶられた。

運び屋(2018年製作の映画)

4.3

主人公のアールが最後に車を走らせている時、あの時アールは何を感じていたのだろうか。
あの表情を見ているだけで、胸が苦しくてたまらなくなった。

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.9

"井浦新が出てるから"という単純な理由で見たが、後悔しなかった。
気になるシーンは0ではないし、作品上多くあるモノローグが視聴者の想像の余地を狭めてしまっている印象もあったが、それを加味してもいつの間
>>続きを読む

>|