木さんの映画レビュー・感想・評価

木

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デッドプール(2016年製作の映画)

3.0

プロットがあまりに貧弱でビックリ。
キャラとアクションだけで見せきる。

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.7

過去2作よりも面白い。
音を立てると即死、というお約束だけで、いろんなバリエーションが作れるんだなあと楽しみながら観れる。そこそこハラハラさせる演出も良い。

ネコがとても可愛らしいけど、一緒に泳がせ
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.5

河合優実の素晴らしさは観る前から分かっているものの、その期待以上の演技を見せてくれるのはさすが。表現力の豊かさは若手では群を抜いている。
前半は山田洋次映画かと思うほどのヒューマニズム調だったのに、後
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プロテクター(1985年製作の映画)

3.0

ジャッキー映画として見ると物足りないが、80年代B級アクションとしては悪くない。

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.2

オールスター映画の醍醐味をもっと感じさせて欲しい。ダイナミックスさが足りないというか。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.2

作風や舞台が70年代なのは、まあいいとして、この映画の人間描写、人間讃歌が懐かしきアメリカ映画の趣きで、この鮮やかさがとても心地よい。
隅々まで心理描写に神経が行き届いていて、作り込まれた人間ドラマを
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

白石和彌の地力が証明された佳作。どんなジャンルもしっかりした娯楽作を撮れるという、現代においてはとても稀有な存在。懐かしの娯楽時代劇、味わいもあり楽しめた。
脇の役者陣も達者どころが揃い、安定の出来。

ライド・オン(2023年製作の映画)

2.5

ほぼリアルタイムでジャッキー映画を観てきたので、思い入れたっぷりで鑑賞に臨んだが、これはダメ。隙あれば泣かせようとするし、ダラダラ冗長だし。スタントマンの悲哀をコンパクトにストレートに描くだけでイケる>>続きを読む

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.6

原作もアニメも何も未読。
まごうことなき今泉作品で、もどかしい思いがずっと交錯する面白さを堪能。ラストの長回しは唸るほど良い。
とはいえ、永野芽郁の魅力に負うところも大きい。加えて、小豆島のロケーショ
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.6

面白かったが、もともとオリジナルはもっと面白かったので、それよりは落ちる。柴咲コウは、フランス語ほど演技が上手くない。ミスキャストでは?
面白かったが、間延びしていた。
オリジナルに溢れていた理不尽な
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雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

3.6

オープニングの長回しから楽しい。
アイドル映画としてはどうかしてるレベルだが、グッとくる場面が多くて参る。

人間の條件 完結篇(1961年製作の映画)

4.5

最後まで切れることのない緊張感、漲る迫力に圧倒され、ヒューマニズムに打ちのめされる。比類なき力作、反戦映画の金字塔。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

前作の奇跡には及ばないが、今回はまた痺れるようなマカロニウェスタン風味。アクションも素晴らしいし、ショットごとの美しさも際立っている。アニャテイラージョイの凛々しさは、シャリーズセロンに負けてない。>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.2

ポンジュノの中でもかなり好き。恐るべきデビュー作。

関心領域(2023年製作の映画)

3.6

私も、音と想像力で見せる設定とリアリズムに感心しつつも、それだけじゃこの上映時間は持たせられないだろう派。
時々インサートされるモノクロや、不穏な音や、そしてラスト。いろいろ鼻につく場面も多い。
悪く
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.8

パチーノとショーン・ペンの演技合戦に、ケレン味たっぷりのデパルマ演出が絡み合い。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.2

最後まで不条理で一貫して欲しかったが、クライマックスは明らかに作り過ぎ。
文化や風習だけで、ここまでホラーになるのが興味深い。

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

2.7

ボブマーリーの名曲をたくさん映画館の大音量で聞けたことだけが取り柄の映画。
政治的苦悩や病との戦いとか、マーリーにはたくさんドラマチックに描く要素はあるだろうに、わざと薄味に仕立てたとしか思えない。
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

とてもベタで展開も分かりやすいが、とても愛すべき魅力に溢れた映画の一種で、そのあたりも岩井俊二的。決して映画の完成度は高くはないけれど、もう一度見たくなるような後篇。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.6

プロメテウスもこれも、前日譚はどちらも面白くない。リドスコ、何で作ったんだろうか。

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.4

風呂のシーンは爆笑。
アクションも悪くないし、「変な日本」満載だがリアリティなんか求めてないので、まあ楽しめる。
増上寺でのアクションは素晴らしい。ああいうのは邦画では撮れない。

里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.0

深作と角川映画の相性が今ひとつ。
ジョン・オバニオンの主題歌は名曲。

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.0

舞台がニューヨークに戻ったのは嬉しかったが、肝心の内容がグダグダ。とはいえ、このシリーズはずっとグダグダなので、別にそれをもってダメとはならない稀有なシリーズ。笑
でも、もう終わりでいいのでは。

貴公子(2023年製作の映画)

3.6

アクションの工夫が足りないとも思ったが、殊の外「貴公子」キャラが楽しく、シリーズ化したら続きも観たい。

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.7

戯曲はいかにもな高校演劇的なものだったが、映画化されると見事に山下敦弘印に。
真夏の暑さの中の高校生活の、瑞々しさと息苦しさが画面から零れ落ちる。ラストは鮮やか。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.6

濱口竜介は間違いなく新たなステージに突入した。この偉大な監督の新作をリアルタイムで見られる喜びを噛み締めたい。
何時間でも見ていられる映像世界に没入できる。シンプルなのにこの奥深さよ。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

地獄ような映像が続く、貴重なドキュメンタリー。
これをフェイクニュースだと言い張るロシアの政治家たちにゾッとする。映像が決定的なダメージにならない時代なのだ。

ハンター(1980年製作の映画)

3.0

81年の正月映画、当時の小遣い事情からこれと「シャイニング」二択で悩みましたが、「シャイニング」を選んで正解でした。
これも嫌いじゃないけど。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.6

ウルヴァリン単体の方が、ドラマが拡散しない分、濃度が高くて面白い。

ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

3.8

韓国産のコメディが苦手。アクションやサスペンスは世界トップレベルなのに、お笑いは昔の香港映画のようにバタ臭い。
ということを差し引いても、よく出来た脚本と、達者な役者陣の演技で、「猟奇的な彼女」を彷彿
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

2.0

こう来るだろうなあと予想できるのに勿体ぶって待たせる、そんなシーンが多かった。ホラー演出にセンスなし。テンポや間も悪く、プロットも直線的で退屈。
名作である1作目と比較する意味もない残念な一作。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

幼馴染との再会、24年の年月の間に互いの価値観は異なりつつも、惹かれ合う気持ちは抑えきれず‥、といったプロットだろうか。
この作品の秀逸なのは、ヒロインが韓国を離れ、ニューヨークで暮らしていると言うこ
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.5

名シーンの連打。演出、音楽、カメラ、言うことなし!全編痺れる。
南北戦争の場面はド迫力。戦争映画並み。

イーライ・ウォラックって、味のある役者だな。