こばこばさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

  • List view
  • Grid view

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.7

発想は面白い。環境破壊や人口増加の問題を盛り込んだ内容だが、後半のストーリーの飛躍がすごい。ダウンサイズの設定があまり活きていなかった気がする。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

予想よりも面白かった。ティム・バートン版ではなく、1971年の「夢のチョコレート工場」がベースにある感じ。ティモシー・シャラメのさわやかなイメージが本作のウォンカにぴったりだった。ローワン・アトキンソ>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.1

大枠はティム・バートン版とほぼ同じ内容。映像的にはバートン版に軍配が上がるが、この時代にしては上手く世界観を作り出していると思う。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.2

ティムバートンらしい世界観で、子供の時に見てかなり印象に残っている映画。ブラックユーモア満載だが、結局は家族の大切さに行き着く。ティムバートンの作品は世界観のせいでおかしな映画に見えるが、割といつも普>>続きを読む

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.5

古さは感じるが、堅めな演出なので緊張感が最後まで持続しており、面白かった。主人公側、テロリスト側のどちらかに肩入れした内容にはなっておらず、淡々と描かれていたところも印象に残った。

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

3.4

1本の小説を基に3人の女性の人生が描かれる。それぞれのストーリーがうまく絡み合っていたと思う。ジュリアン・ムーアは同年の「エデンより彼方に」と逆の立場の役柄を演じていて、それぞれアカデミー賞にノミネー>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.5

ギャングの襲撃から生還した少年と少年を匿う隣人の中年女性の逃避行。ジーナ・ローランズの魅力に尽きる。グロリアの強さがあり、どこか弱さもある絶妙なところが良い。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.7

19歳の青年と79歳のおばあちゃんの恋愛物。死に取り憑かれた青年と自由に生きるおばあちゃん。青年が自身が改造した霊柩車と決別することで、生きる希望を取り戻したラストがとても良かった。

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.2

抑圧されて育ったピアノ教師の屈折した性の欲望が生々しく描かれる。見終わって良い気分ではないが、印象に残る内容で、イザベル・ユペールの演技が凄まじい。

パール・ハーバー(2001年製作の映画)

2.6

戦争物としては駄作。戦闘シーンはなかなか壮観。恋愛ドラマが売りなのだと思うが、全体的に薄い内容。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

考察のしがいがある映画。簡単に言うと因果応報の物語だが、それだけではなく、いろいろな要素が込められていたような気がする。セリフが少なく、行間を読み取らないといけない作風のため、見た人によって感想が変わ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.3

ブラックジャックで似たような話があったなと。スプラッターホラーだが、所々コメディに見えてしまうシーンが多々あり。娯楽映画としては十分楽しめる内容。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.4

水俣病の入門編のような内容。ハリウッド映画だが、誠実で丁寧に描写されており良かった。こういう題材の大きな日本映画はほぼ見かけない気がする。そこが悲しく感じた。

アスリート~俺が彼に溺れた日々~(2019年製作の映画)

1.5

悪くはないがありきたりというか、真新しさはなかった。登場人物が魅力的ではない。様々なBL作品があるが、やはり演技力と脚本がすべての基本なのだと感じた。

評決(1982年製作の映画)

3.4

医療過誤訴訟を題材とした法廷物。王道の展開で安定して面白い。シドニー・ルメットらしい社会派で骨太な作品だった。

キャバレー(1972年製作の映画)

3.6

退廃的なキャバレーと暗い時代背景の対比が良かったと思う。決して歌って踊って終わりではない、ミュージカルとドラマがしっかり融合された内容だった。

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.6

いくつかのエピソードが集まって構成された作品。普通に良い話だが、感動までには至らず。泣ける映画と評されている割に演出が単調。

ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

3.5

愛しているからこそ、それぞれの人生を選択するラストが良い。もろラ・ラ・ランドのラストと同じだなと。ジャズのナンバーも良かった。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.8

ギャングと戦う4名の男を描いた実話を基にした物語で、王道なストーリー展開だが、文句なしに面白かった。ショーンコネリーの“渋さ”が素晴らしかったし、デニーロの存在感もさすが。乳母車が落ちていく中での銃撃>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

前作の二番煎じかと思いきや、前作以上にテンポが良くなった印象で、文句なしに面白い。犯人を予想する時間すら与えてくれないくらいポンポン情報が出てくる爽快感。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.5

食人族の物語。居場所がない二人の逃避行。細かい部分まで理解できたとは思わないが、少数派の苦悩や葛藤が衝撃的な形で描かれていたと思う。

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.3

死体に極秘文書を持たせ、ナチスを欺くという作戦を描く。史実に基づいた王道の展開のため、奇抜な展開はないが、安定した作品。007シリーズのベースが描かれていたのが興味深かった。

フランケンシュタインの花嫁(1935年製作の映画)

3.2

1作目以上にフランケンシュタインが不憫。内容はシンプルだが、特撮を駆使したシーンなど、工夫がつまっていた印象。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.3

シンプルで軽く楽しめる内容だった。ある程度の予習が必要な点と今後のシリーズの種蒔き的な要素が強い点は一般受けしないかも。上映時間も短くて見やすかった。

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.3

古いが意外と面白い。内容はシンプルでわかりやすい。むしろ怪物の境遇に感情移入してしまった。人間のエゴについてしっかり考えさせられる。

ゴッド・アンド・モンスター(1998年製作の映画)

3.3

ジェイムズ・ホエール監督の伝記映画。監督の「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」の知識があると数倍面白くなる作品だと思う。ホエールの苦悩の日々が描かれ、その日々から解放されるラストは>>続きを読む

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.2

資本主義や物質的な豊かさを至上とする社会への批判的な意味合いもある作品だと思う。上昇志向や出世欲に負けて自分を見失うという点で他人事とは思えない作品なのかなと思った。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.4

突っ込みどころはあるが、中々見ごたえがあって最後まで一気に見ることができた。いかにもコロナ禍のパニック映画という感じ。安心と安定のソン・ガンホ。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.4

AIアンドロイドと3週間一緒に生活する女性を描く。ラブコメとは少し違う内容で、近い将来に起こりうるかもしれないAIと人間との関係性が丁寧に描かれていたと思う。確かに一度AIと関わると、普通の人間とは付>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.3

当時すごく話題になっていた記憶があるが、見たことがなかったので鑑賞。割とさらっとしていて、良い映画だと思った。長澤まさみが良い。

私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.1

野球ファンであれば誰もが知っているあの名曲が登場する。ミュージカル重視でストーリーはややおざなり。やはり踊りが上手いジーン・ケリーが目立っている。

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.3

事故で車椅子生活を余儀なくされた主人公が第二の人生を見つけるためにもがく姿を描く。良い映画だが、時系列を変えないほうがシンプルにメッセージが伝わった気がする。

ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

3.1

警察官が救助する話かと思いきや、逆の内容。オリバー・ストーンの作品にしては政治色は弱めで、シンプルな内容になっていた。やや盛り上がりに欠ける点が…

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.4

安定のトニー・スコットの娯楽作品。アクション映画だと思って見ると拍子抜けするが、個人的に好きなジャンルの映画で面白かった。上層部を鮮やかに欺くレッドフォードが爽快。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

アメリカ西部の砂漠にある寂れたモーテルにドイツ人女性が現れたことで物語が動き出す。人々の交流がほのぼの描かれ、心温まる。流れている時間がゆっくりで癒やされる。

サウスポー(2015年製作の映画)

3.4

ベタだけど胸が熱くなる映画。ジェイク・ギレンホールの役作りが凄まじい。フォレスト・ウィテカーのメンター役は誰よりも説得力がある。