こばこばさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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危険な関係(1988年製作の映画)

3.5

貴族社会を舞台にした愛憎劇。ドロドロした内容だが、台詞回しとキャストの演技が良い。グレン・クローズの悪女ぶりとジョン・マルコヴィッチの策士ぶりはさすが。

フェンス(2016年製作の映画)

3.3

ひたすら会話劇が続くが、不思議と退屈しない。久しぶりの悪デンゼル。この環境を耐え抜いた妻がとにかく凄い。幸か不幸かは自分の考え方次第なのだと妻の最後の台詞を聞いて思った。

恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

3.1

ラブコメだと思って見たが、内容はお仕事ドラマがメインで意外だった。ゆるいストーリーだが、どんなときも前向きなレイチェル・マクアダムスに元気をもらえる。キャストが意外と豪華。

遠すぎた橋(1977年製作の映画)

3.2

第二次世界大戦後期に行われたマーケット・ガーデン作戦を3時間の長編で描く。とにかくキャストが豪華。上層部に翻弄される兵士たちが本当に不憫。

テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

3.3

ジェフ・ブリッジス主演の「クレイジー・ハート」とかなり似た内容だが、こちらのほうが渋くて哀愁がある気がした。人生の再起までの道のりを静かに描いた味わいのある作品。

プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

3.8

夫に先立たれた専業主婦の女性が周囲の人々とともにたくましく成長していく物語。生きる厳しさの中にも人々の優しさや思いやりが感じられる内容で心温まる。亡くなった人も揃って教会に集うラストシーンが印象的。

父の祈りを(1993年製作の映画)

3.5

イギリス最大の冤罪事件と呼ばれるバーミンガム・パブ爆破事件を描いた作品。冤罪事件やテロへの怒りを描きつつも、メインは父と息子の絆だった。ダニエル・デイ=ルイスとピート・ポスルスウェイトの名演に支えられ>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

3.3

記念すべきスコセッシの日本初公開作品。等身大の主人公を温かく描いた内容。泣いたり、笑ったり、怒ったりと、様々な表情を見せるエレン・バースティンの魅力がつまった作品。

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

世界観とコメディテイストのテンポの良いストーリーが良い。キャラクターも立っていて魅力的。変な映画ではあるが、個人的にはけっこう好き。

マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)

3.2

アントニオ・バンデラスといったらこの作品。起承転結がはっきりしたわかりやすい内容。アンソニーホプキンスの初代ゾロが想像以上にかっこいい。キャサリン・ゼタ・ジョーンズのダンスはやはりさすが。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.6

役者の丁寧な演技に支えられた作品だったと思う。後半は主人公の「母親」という存在への執着が描かれ、少し意外だった。登場人物が少ないため、それぞれの内面を考えながら、じっくりとストーリーに入り込むことがで>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

面白かったが、やや間延びしていた印象。もう少し良い作品にできたのかなと思う。スピルバーグの監督作品とは少し違うので、ストーリーは繋がっているが、別物のように感じた。これでもかというくらいアクションがて>>続きを読む

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.3

ブラッド・ピットが放つオーラが凄まじい。何てことない家族の物語なのだが、美しい映画。

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.8

差別と暴力の世界。そこで戦う2人のFBI捜査官を描く。わかってはいてもあまりにひどい人種差別の有様に胸が痛くなる。ジーン・ハックマンとフランシス・マクドーマンドはやはり良い。

グローリー(1989年製作の映画)

3.8

アメリカ南北戦争において実在したアメリカ合衆国初の黒人部隊を描く。人種を超えた信頼関係で結ばれた男たちの人間ドラマはわかっていても感動する。

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.8

ダニエルとミヤギの師弟関係が何度見ても良い。ミヤギはなかなか壮絶な人生を歩んできているので話す言葉一つ一つが深い。ロッキーっぽいと思ったら監督が同じだった。

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.1

テンポが良くてなかなか面白い。ジャッキー・チェンのアクションはやはり良い。クリス・タッカーのハイトーンボイスが耳に残る。

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.3

前作の正統派続編で、ブラックさも増している気がした。サマーキャンプのシーンが全体的に皮肉に満ちていて面白い。そして、インストラクターがピーター・マクニコル&クリスティーン・バランスキーって豪華すぎ。

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.5

コメディ映画なので気軽に見れる作品。「メン・イン・ブラック」シリーズと同じ監督の作品だが、こちらのシリーズも独特な世界観で個性的なキャラクターがたくさん登場する。少しバカっぽい内容だが、そこがまた魅力>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.2

確かにストーリーはひどいが、シリーズのお約束とも言える展開が続き、安心して見ていられる内容ではある。前三部作と比較するのは野暮なのかも。

メジャーリーグ3(1998年製作の映画)

2.0

タイトルは3となっているが、完全に番外編の内容。お世辞にも面白いとは言えないため、鑑賞はおすすめしない。石橋貴明のシーンが一部合成で違和感あり。

メジャーリーグ2(1994年製作の映画)

2.8

石橋貴明の登場以外は前作の焼き直し。前作はスポ根映画としてけっこう楽しめたが、今回はコメディに寄りすぎているためか、B級感が増していた気がする。

メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.8

今見ると豪華なキャストによるテンポの良いスポ根映画。結末が読めるベタすぎる内容は逆に安心感があって良い。ちょうどクール・ランニングを見たときに近い爽快感。

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

描かれているテーマは重いが、映像がとても綺麗でどこか幻想的。人間の違いは母親が違うだけ。このセリフに尽きる。内容はありふれているが、良い映画であることは間違いない。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

想像していたよりも数倍面白かった。フラッシュ単独作というよりも今までのDC作品のキャラクターがけっこう出てくるため、お得感のある内容。過去のキャストがまたスクリーンで見られるのはやはり胸熱。ただ、マル>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.7

シリーズで一番好きな作品。ハリソン・フォードとショーン・コネリーの掛け合いが絶妙で面白い。三部作の完結作ということでシリーズで一番壮大な冒険物語。若き日のインディをリヴァー・フェニックスが演じているが>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.2

アドベンチャー要素満載。ややグロテスクだが、それゆえインパクトのあるシーンが多く、シリーズでも独立した異質な内容だと思った。トロッコのシーンは子供の時に見て、面白すぎて衝撃を受けた記憶がある。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

間違いなくエンタメ映画の最高傑作の一つ。シリーズ1作目なのでストーリーもシンプル。何度見ても楽しめる。

群衆(1941年製作の映画)

3.3

群衆というタイトルが秀逸で、扇動されやすく、簡単に周りに同調してしまう大衆の危うさを描いた作品。そして、その危うさは今もなお存在している。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.4

Facebookの創設者であるザッカーバーグの知られざる一面を描いている。フィンチャー監督らしい作風で、テンポの良い作品。ジェシーアイゼンバーグの早口言葉のようなセリフ回しは見事。すごく面白いストーリ>>続きを読む

チョコレート(2001年製作の映画)

3.4

静かだが、濃い人間ドラマ。全体的に抑制された演技ながら、しっかり感情が伝わってきた。ハル・ベリーとビリー・ボブ・ソーントンの名演。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.4

サスペンスでもあり、恋愛物でもあるという内容。嘘か現実かわからないような微妙なところを行ったり来たりする。常にそんな感じだった。セリフに独特なニュアンスがあるような気がした。そこが字幕では伝わりきらな>>続きを読む

トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

3.3

真珠湾攻撃を日本側、アメリカ側の双方から描いた作品。日本パートは日本の制作陣によって作られているため、海外映画でよく見かけるおかしな描写も少ない。意外にも日本のワンサイドゲームのような展開のため、アメ>>続きを読む

トップ・ハット(1935年製作の映画)

3.5

ストーリーはさすがに時代を感じさせるが、歌とダンスは全く色褪せない。アステアとロジャースの力みがない、軽やかなダンスシーンは本当に見事。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.3

いかにもヨルゴス・ランティモスらしい、理解が追いつかない、シュールな世界観。どのキャラクターも割と打算的に行動する部分が垣間見えた。結局のところ、人は皆自分が一番大切なんだなと。

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.1

意外性のある内容だった。誇張させた形で描かれているストーリーだが、心の奥底にはこういう思想を持っている人は確実にいるんだと思う。よくできた展開だが、どうしても「ありえない」が勝ってしまった。