dさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.6

ロマンチックな出来事の連続。2人がお互いにユーモアのある会話をしていて、距離を縮めたり遠のけたり、時には遠回しな表現をしていたり、もちろん言葉だけじゃなくて、相手を見つめたり見つめなかったりを繰り返し>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

日常はたった1日のことを示すのではなくて、小さな出来事が起きて、重なっていった集合が日常なんだと思う。
そんな小さな出来事は世界中のどこでもおきてる。
みんなが一度は乗ったことがあるタクシーの話。でも
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.7

生きるってなんですかね、って話を家族の中で起きた母の死、そして母の生き方や父の生き方を通して考えられるいい物語だった。

デトロイト(2017年製作の映画)

3.6

トランプ政権以降、黒人と白人のいわゆる人種差別問題をさまざまな切り口で映画にしてるものをみてるけど、警官の話が多いのは権力に近いから?
ひとまず人権に絡む映画は見ててぐわぁーってなるし、価値観を広げて
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

各ストーリーの断片が各々のストーリーの一部と関係をもつから、全体のストーリーがおもしろくなってく

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

ロンドンで見た初めての映画。コミカルな内容から現代が抱える黒人と白人の問題をストレートに世界に問う映画。トランプに見てほしい

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.5

エルファニングが好き、まずね。
産まれたとき自分の性が、男か女か気にしなかった。
気づいたら体が追いつかなくて、頭だけが育っていって男だって
お母さんもお父さんもおばあちゃん(2人)もずーっと女の子っ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.6

主人公は放浪している。
ニューヨークという大き過ぎない町で旅人をしている。
その主人公が、精神的に問題を抱えてる様々な人と出会っていく。
その中には映画館でニタニタしてる人、ビルの裏で叫んでる女の人、
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

遺伝子を超えるってなんだろう。僕たちのこれからの未来にスーパーコンピュータが人間の知能を超える日は2035年にはもう来てしまうかもしれない。
仮にそうなった時に、世界から偶然って言葉は消えちゃって、今
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

恋愛映画のなかで上手くいかない恋愛映画ほど、人生にとって刺激的なのはどうしてだろうか。
2人のセックスは永遠に神秘的で、そして2人の喧嘩は人生のクライマックスなんじゃないかなってくらい息を何度も飲んだ
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オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.9

映画っていう言葉がずっと頭にあると、今目の前に起きていることは映画なんだ!そうこれは人が薬に溺れても、人が人生を狂わせられても、人が殺されても、そうこれは映画だ!っていう考えがある限り、映画は映画的に>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.3

障害者って言葉が嫌いで嫌いでしょうがない自分の世界のなかで、この映画が障害者っていう言葉のヒエラルキーをなくしてくれて、1人の人間として生きること、もちろん生き方もそれぞれとして、生きることをとにかく>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

複数の時系列が同時に1つの時間っていう映画に還元される映画で、シークエンスにシーンが交差して、中学生のときや高校生の時のシーンと、事件が起きるたったわずかな数十分の過去のコンテクストを踏まえることで、>>続きを読む

世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

4.2

本には匂いがある。
一枚一枚めくったときに、香る匂いがあるってことを教えてもらった。

これからポートフォリオをつくるときに、紙をにおいで買ってみようかな、こんな匂いがする紙で、こんな景色を想像させた
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

『AIは物質の世界ではなくて、抽象の世界』

ある日、AIと付き合ったらこんなことを言われるのかと思った。
人間は、人間と付き合って実際の言葉を使って人と話して、その人の声のトーンや顔の筋肉の動きや、
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

3.5

モーゼスが悪いのか、ジェイコブズが悪いのか、当時はジェイコブズが正義として捉えたれたけど、今となってはモーゼスも正義かもしれない。

まぁでもこの映画は、ジェイコブズが主人公として、悪役のモーゼスをつ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前から見たかった。
というのもCMで車から飛び降りる少女ってどんなやつやねんって気になってしょーがなかった。

青春映画。
1人で旅をする女性には、旅する前に見てほしいと思った。

恋に夢中で、とにか
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

きれいな映画だった。
イタリアってどこを撮っても絵になるって思うのは日本で育ちすぎたのかな。
アメリカ人がイタリアの田舎へやってきて、青春真っ只中の男の子や女の子をメロメロしていった話。

イタリアっ
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.8

ふーーーーっと、

砂漠の中で迷子になって、途中のカットでヘビやら、トカゲやら、サソリやらの危険な生物のカットが入ってきて、恐ろしさを抱かせて、

アボリジーの彼に出会ってから、そのカットのシーンが生
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

仲の悪い、三人兄弟の話。

ウェスアンダーソンが監督ということを忘れてみて、最後のディレクターの名前がウェスアンダーソンって出てきて、あぁウェスアンダーソンだったね。って

兄弟に対して、むしろ家族に
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パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.4

主人公の家庭状況がまず複雑。いろいろ考えてしまう思春期っていう時期に、支えてもらう人がいなくて、だれかを支えるしかなくて、心の隙間はいつもからっぽ。
そんな彼がスケートボードパークにいくようになって、
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.6

泣ける映画がみたいと友達に相談した結果、オススメされた映画。

世の中の人の中には、表情や仕草や言葉のつまりとか、感情を表すことがなめらかにできない人がいる。
もちろんそれが身体障害者だけではなくて、
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.6

構図はわからない。けど、見てるうちに構図なんてどーでもよくなる、それはパンクのことを描いてるから?

ゼンが千回も会ってるわよね?っていう言葉をふと思い出す。
ところで、ボクは今まで同じ人に何回会って
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