ネオサイタマさんの映画レビュー・感想・評価

ネオサイタマ

ネオサイタマ

7月の物語(2017年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃよかった。ロメールと一緒に語られる理由がわかった。
ギヨーム海じゃなくて湖みたいなところでバカンスさせがち。

一部、夢で終わらせておきたいみたいのあるよなーーー。電車と最後帰るとこ。緑の
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

長すぎ!!!!!音でかすぎ!!!!
ノーランの中で1番面白くない。
シンプルな話をこんなに小難しい感じにしてるのも途中の本気でやってる??みたいな演出も好きじゃない。

最近のノーランのマンスプレイン
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明ける夜に(2023年製作の映画)

4.0

海、学生、港町で自分にも撮れたと思うとめちゃくちゃ悔しい。
全体的に緩い感じだけど細かいところちゃんと気を配っていて、しかも大変な朝焼けのシーンとか撮ってて気合い入ってるのが伝わってきてよかった。
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

3.8

ついに動画であることもやめてしまった。
最後までずっとふざけててすごいわ。
ゴダールの方から見切りをつけられた気がした。

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

4.0

久しぶりに見たら内容全く覚えていなくて面白かった。絶対寝てたでしょ。
今回もたまに寝た。わけわからん。
ラングのサービス精神。
引きの画がびっくりするぐらい綺麗。ロケーションの良さ。ゴダールっぽい交通
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.2

映画を見ながら編集やってるみたいな不思議な気持ちになる映画だった。
そこには写されていないものが立ち上がってくる感覚。
暗い室内でのリハの撮影めちゃよかった。ゾクゾクした。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

引退作と言わずにもっと作り続けてほしい。ブルーカラーの美しさ。
風景描写だけでも涙出る。
ブレッソンのポスターのある劇場で手のアップのショット!!よすぎる。

ジャームッシュのあの映画をあそこまで褒め
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

みんな自分の事しか考えてないのが最高。
「藪の中」的な作りと映画って相性いいのかも。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.2

はじめの方の窓からリーが見えてスコーン?が置いてあってそれを食べる流れがよすぎる。窓越しのショットもいいし自然の撮り方が好き。夜はちゃんと暗い。
はじめて牛乳が出てきたとき自然に白いものってあんまりな
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.2

日本版の記憶が曖昧だからかわからないけどお話し結構違う??男が説教臭くなくてサラッとしていてよかった。
キャベツのチヂミの時、手のショットから過去の回想に入るのとか完璧すぎる。母越しの窓で一年が過ぎて
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

墓場鬼太郎にそう繋がるのかーーーっていう楽しさがあった。
もしかしたら繋がってないのかもしれない。同じ話かもしれないし違うかもしれない。なんにせよ水木しげるの生み出すものの懐がでかすぎる。

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ暗い。明るいテイストのカウリスマキの方が好みかも。

非常線の女(1933年製作の映画)

4.5

いろんな驚きがある。
移動撮影してるしイマジナリーラインの越境もしない。銃は出てくるしギャングがメインの登場人物。田中絹代が若い。泣く時に顔を隠さない。
カウリスマキとかは初期作品の方が好きなのかも?
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.2

初期ディズニーみたいな抽象的なアニメーションもあって楽しすぎた。
ヴァイオリンのボーイングとかビブラートとかもはや狂気。
校長先生との最後のところ徹子の部屋じゃん!ってなった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

あんなおじさんいたら好きになってしまう。
ところどころ夢みたいな抽象的なショットがあってベルリン・天使の詩っぽかった。
アクションつなぎ。
ちょうど読み終わった『創作』に似ててそれも良かった。

過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

話自体は古典ハリウッドみたいな感じだけど安定の棒立ち無表情で最高。
無表情で全然幸せそうに見えないけど幸福感に溢れてる。

(2023年製作の映画)

4.0

北野映画の起こりと結果だけの強めのショットが好きなんだけどあんまりなかった気がする。
昔のやつをちょっとだけしか見てないから最近だとやらないのかな。

ちゃんと自分のことをヨボヨボのおじいちゃんとして
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オキシジェンデストロイヤーの正体がわかって楽しかった。
ドラマパートがいまいちパッとしなくて早くゴジラをくれ!って思いながら見てた。
敷島は絶対作戦の前にインデペンデンスデイ見た。
佐々木蔵之介のフラ
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.8

堅実な作りでよかったけどそこが見たいわけじゃないのにっていうのがずっと続く。
どこを見せてどこを見せないっていう選択が大事だなって改めて思う。

アアルト(2020年製作の映画)

3.8

冬の雪の中の建築綺麗すぎ。
太陽高度低めの室内も綺麗。

自分も自然と対話できる人間になりたい。
寸法通りにスケッチできる能力羨ましい。

春画先生(2023年製作の映画)

4.0

フレーム内フレームみたいな画面の作りは意図的なのかなと思った。あるタイミングから全くなくなるし。春琴抄みたいな話。
安達祐実の綺麗さとんでもない。羨ましいとかいう邪な感情が。

ロマンポルノかってぐら
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ロング・デイ・クローズ 長い一日の終わり(1992年製作の映画)

4.2

『遠い声〜』と同じ間取り?の家が出てくる。概念的なショットが多くてよくわからない。
相変わらずみんな歌ってる。
上からの俯瞰の横移動めちゃくちゃよかった。オーバーラップでのシーンの繋ぎとか。

あん(2015年製作の映画)

3.8

被写体との距離の近さはこの監督のスタイルなのかなって気がしてきた。
光の時は嫌だったけど手元が映るといいなって思う。
寄りのショットばっかりだから引きのショットがものすごい綺麗に見える。
樹木希林が店
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.0

ナレーションと音楽いらないんじゃないか。音と映像だけで成り立つような内容なのに勿体無い気がした。
あと見たいところが見れないの残念。ドラァグクイーンのステージとか特に。
NHK BSとかで放送されてそ
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こどもが映画をつくるとき(2021年製作の映画)

3.8

映画をみんなで撮るっていうこと自体難しいことなのにそれをやり遂げたのが凄すぎる。
撮影現場あるあるみたいなのも詰まってて映画撮りたくなくなったし撮りたくなった。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.2

思ったよりジメジメしてなくてパワー系だった。最後に騙し合いみたいになる展開めちゃ好き。

確かに祈祷師が鼻血出してゲロと血吐きまくるシーンめちゃ好き。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

劇中劇の雰囲気とか撮り方も最高だし、何より作品自体が面白い。
馬の撮り方車の撮り方めちゃくちゃよかった。

ブラピがロバートレッドフォードに見えるしディカプリオがジャックニコルソンに見える。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.5

言われないと小津リスペクトはよくわかんない。
自分にとってのフックがあんまりなくて楽しめなかった。
写真でもいいんじゃ?みたいなショット。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.2

ウェスでこんなわけわからんかったの初めてかもしれない。
相変わらずのビジュアルとカメラワーク好きすぎる。ずっと観てたい。
作品を重ねるごとにどんどん作り物感が高まってる気がする。

リュミエール!(2016年製作の映画)

4.2

映画はこの段階でなにを写したらいいかわかっていたってのが面白い。
でかい船が横切る映像、油井が燃えてる映像凄すぎる。

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