小高さんの映画レビュー・感想・評価

小高

小高

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

1.5

作中では共依存という言葉が使われてたけど、いわゆる親ガチャ運が悪かった少年とハズレ親の咄。天下の長澤まさみが安い身売りする姿は泣けてきた。
親の金で大学行き、仮に行き倒れても支えてくれる友人に恵まれて
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

「アニメ」を超越して、「井上雄彦タッチの漫画がそのまま動いてる(しかもアニメ塗りじゃくて水彩着色風)」感がすごい。CGやモーションキャプチャもヌルヌルすぎない絶妙なバランス…
映画の最後の15分、試合
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14歳の栞(2021年製作の映画)

2.5

実在する春日部東中学校2年6組の生徒35人への密着ドキュメンタリー。否が応でも自分の14歳を思い出す。なんの疑問もなく学校行って部活して、選択肢の無い狭いコミュニティの中で辛うじて気の合う人と妥協した>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

1.5

リーマンショックを予測し、米国中の馬鹿なリテラシー弱者を経済のどん底に突き落とした見返りとして大儲けしたサラリーマンたちの話。誰も幸せになってない。
リテラシー弱者の一員である馬鹿な私は経済的な専門用
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

2.5

地味な女が主人公の長丁場映画とは思えないくらい、起承転結ががらりがらりと変わっていくので全編通してずっと楽しめる。配役からキャラ設定考えたのか?ってくらい黒木華もCoccoも綾野剛もドンピシャで、メン>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

2.0

半沢直樹を見たことがない非国民なのでこちらを鑑賞。よくありそうなサラリーマン劇場だからこそ、ガチガチに固めたキャスト陣らの流石の実力が映画を盛り上げてて楽しめた。

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

2.0

大杉漣演じる「おじさま」と二階堂ふみ演じるコケティッシュな少女のエッロい寸劇。世界観極まってんなーと思うものの、ストーリーが昭和の文学ど真ん中!って感じであまりハマらなかった。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.0

カッコーの巣の上で、時計じかけのオレンジと並ぶ3大ロボトミー映画(と勝手に称してる)。派手などんでん返しと煮え切らないラスト。2度見することで面白さ倍増するタイプの映画だけど重苦しすぎて2回目に手が伸>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

天才マジシャン VS 天才マジシャンの終わりのない因縁対決。勝つために自分を殺し続ける執念。仕返しはエスカレートし、卑劣さを増し、度を超え、そしてなぜか突然SFファンタジー的なアサッテの方向に進む。ス>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.0

下北沢、ただれた若者、ザ・邦画!オダジョーの色気が画面に収まらず部屋中にムンムンと溢れ出てきて参った。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.5

映画音楽家たちのドキュメンタリー。監督が熱弁する映画のコンセプト、シーンの雰囲気、揺らしたい感情、など言語化すら難しいあれやこれを音楽にして仕上げてくる猛者たち。映画を見るときの音楽への注目度が変わっ>>続きを読む

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5

毒気が凄まじい。パステルカラーでふわふわな画。身体に障害というか異常(それも「口と肛門が入れ替わってる」という誇張っぷり)を抱える登場人物たちのそれぞれの価値観、それぞれの幸せ。しかもちょっと歪んでる>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

2.5

後味悪いけどビジネスってこんなもんだよな。お客様の笑顔と幸せを願う気持ちだけでは時価総額1600億円はなし得ない。

キングダム(2019年製作の映画)

1.5

長澤まさみの露出度高めなアクションシーンが見れる映画。キャスティングと舞台CGが優秀。

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

1.3

ノオミラパスの1人7役が見どころのSFサスペンス。近未来映画によくある、なんでも教えてくれる薄型のAIみたいなやつガンガン使って生活してるのになんで隠し扉のボタンだけ「ポチっとな」式なのかが気になって>>続きを読む

麻雀ヒーローズ(1981年製作の映画)

2.0

80年代ってこんなに古いっけ?て混乱するほどギャグが古い。何をもって「麻雀ヒーローズ」なのか謎すぎるけど、わりとストーリー作りこまれてるのがシュール。

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

1.5

雀士ではなくあくまで「博打打ち」と豪語する斎藤工、全編通してたった1度、100万円の万札を賭けるのみ(しかもチンチロリン)。まあそこは許すとしても、最後のアガり方はなくない?せめてラス牌のていでツモっ>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

-

監督、お変わりないようで。尺もテイストも登場人物の名前も冷たい熱帯魚そのものであまり新鮮味や面白さがなかった。なぜかプロローグからフィナーレまでの謎の章立て形式にしてるけど、残念ながら理解に苦しんでる>>続きを読む

さくらん(2007年製作の映画)

1.3

土屋アンナが美しい、最高。喋らないでいてくれたら尚良かった。

メッセージ(2016年製作の映画)

1.5

なるほどなあ、とは思うものの、あまり感動しない結末。宇宙生物とのコミュニケーションと歩み寄りは独特で好き、普通にドキュメンタリーとして見ていたい。

娼年(2018年製作の映画)

-

松坂桃李の濡れ場だ!と意気込んで観たけどギャグ映画すぎた。一生懸命「官能的」を演出しようとしている矢先、全員喘ぎながら後光が射すシーンなんなの😂幼馴染が痛そうな手マンで潮吹くのと、Mr.Wonderf>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

1.0

もっとドロドロしたリアルなSNSホラー期待してたけどハズレでした。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

2.5

人生初のバレエ鑑賞を控え、勉強がてら。天才すぎて普通のアーティストとして生きれないよーという内容のドキュメンタリーだけど、ダンスシーンはさすが、圧巻。美しい。周りとの差が残酷すぎて、天才は孤独とはよく>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.0

なんだろうこれ、サイコパスギャグ?笑いがシュール。ニンフォマニアックでのセックスを殺人に置き換えたような、相変わらず面白いけど長くて退屈で胸糞悪いトリアーワールド。ラストシーンなんだよあれ。

カムガール(2018年製作の映画)

1.5

犯人の目的が最後まで不明というダメダメサスペンスだけど、承認欲求お化けの主人公による投げ銭型のLIVE配信という題材は先陣切ってるし、途中まではそこそこ面白い。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

2.0

登場人物が岡崎京子特有の「死んだ魚の目」をしてたし、画もファッションもオザケンも良い。けど正直何を問題提起したいのか分からなかったな、自分も死んだ目をしてだらだらNETFLIX観てる現代人の一人だし。>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

1.5

ゆるーい空気感はいいんだけど、なんだかなあ。ヒロインの演技のせいで全体的にB級臭漂う映画になってる気がする…

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

1.5

政府の圧力に屈しず報道の自由を掲げた新聞社の話。
メリル・ストリープ演じる主人公が、オロオロしてて頭も悪いし全然かっこよくなかった。歴史的な決断なんだろうけど、「決断力」って言葉が全く当てはまらない。

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

主人公家族は全然正しくない、というか話が進むにつれてむしろ衝撃的なまでに間違ってるんだけど、じゃあ〈正さとは何か〉という答えの無いテーマ。正しくなきゃ幸せな家族にはなれないのか?実力派俳優陣の演技(も>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0

逃げるディカプリオをトム・ハンクスが追う贅沢なクライム。手口が鮮やかながらも捕まるスレスレでハラハラする。小切手詐欺に始まり、パイロットや医師免許の偽造となりすまし、これらすべて実話だっていうのだから>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

大友克洋は「童夢」しか読んだことない全くのウブだし、世界観とストーリーに付いていけなかったけど、それでもぐいぐい惹きこまれていくめちゃくちゃなパワーがある。2020年の東京五輪、空飛ぶ乗り物、バイク転>>続きを読む

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