こがさんの映画レビュー・感想・評価

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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.5

もっとエグめの話かと思った。ミュージカル調で色彩もカラフルで楽しい。
健気にもがき続けた松子だけど、幸せな局面はいくつもあったはず。どん底でも道を踏み外しても人生ってそんな風に流れていくものだと思う。
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.5

アホでハイテンションな映画。男三人のバカ騒ぎほど楽しいものはない。

ハメの外し方が度を超してるのに、その場に居合わせた面々はやけに物分かりが良くて気持ちいい。
場違い感のあった不肖ポッチャリ君がカジ
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.5

罪を償えないままみんな死んでしまった。
ファッションショー長かったな。
実母から無かったことにされる元息子が浮かばれない。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0

衣装だけ替えるようなテンポで操縦士に医者に転身されちゃって参った。
素敵な締めくくり方だったけど、心動かされるような作品ではなかった。

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.5

カネと権力と女。細かいことには目を伏せながら鑑賞。優作さんのしぶい演技に痺れる。

えらくなった途端、周囲への振る舞いが邪険になるのがやな感じ笑

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

ヤク中の若者たちの日常。

ベグビーだけは手の施しようがないクソ野郎で、早く外されないかなって思いながら観てた。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.5

60年当時の公団を相手取ったスパイ復讐劇。演出とはいえ庁舎を模したウエディングケーキは斬新。
巨大組織って結局こういうもんだよねって思い知らされる幕引き。

ちょっとヤンチャそうな旧友とのパートナーシ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

NYでイエローキャブの運転手をしているトラヴィスという男の話。
タクシー転がして眠れない夜をさまようけど、孤独はちっとも埋まらないし、下らない夜の人だかりにストレスは積もっていく。
初デートでポルノ映
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.0

帆場という人物を神に仮託し、飽和状態の都市に一石が投じられる。

巨大プロジェクトのもと開発が進む人工島と、急速に失われていく下町を行き来する場面展開が印象的。

謎解きとアクション要素をいい具合に織
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

時間がゆっくり流れていくほのぼのドラマ。ハッピーな気分になれた。

兄弟3人とも性格は違うけど、身だしなみに気を遣うとこはみんな一緒で微笑ましかった。

車掌さんの仕事ぶり。毒ヘビの脱走に何一つ動じず
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

4.0

人類10万年の足跡をたどる精巧なファンタジー。アニメーションも音楽も一級品。

森本レオの穏やかな語りが味わい深いし、主人公のキャラ付けとしてぴったりはまってた。

たびたび危険に遭いながらもクライマ
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

2.8

主人公がひたすらキショいやつで無理ー。
色々あって壊れてしまったみたいだけど、拗らせすぎ…
バディともども目がギラギラしていて、さながら獣のよう。
ヒロインの小林麻美は儚くて綺麗すぎる。

ひとりで追
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トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

4.0

スカッと楽しめる娯楽映画。
演歌節で繰り広げられる人情劇。
トラック野郎はみんな筋が通っていてカッコいい。
主人公は喧嘩っ早い性格だけど、なんでもスカッと決めていく様がアツい。
食堂ではあれこれ飛び交
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

独特な世界観で繰り広げられる、やたらスケールのデカい超能力バトル。金田少年がタフすぎる。

不良少年の感情と衝動とか、目を覆うような光線の描写に惹かれた。

嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

劇中劇仕立ての痛快コメディ。
2人の陶芸家は創作とビジネスの間で揉まれながら、やがて自分だけの「ゆがみ」を見つけていく。

中井貴一さんが好きでこれまで何作か観てきたけど一番面白かった。

ほんまもん
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.5

豪華キャストによる気楽なコメディ。もう少し進行にキレが欲しかったな。
大統領との一幕がハイライトだと思う。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

溢れんばかりのペンギン量。スクイーズのごとく画面を駆け巡る描写がキュートかつ爽快。
男の子の性格がとても良い。コドモ扱いしないで息子と接するお父さんも素敵。理想的な親子関係。
また今年の夏も見たい。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

人造人間の悲哀に感受性揺さぶられる。雨が降りしきる湿っぽい空気感とサイバーパンクなビジュアルが魅力的。

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.5

軟派な男女6人のラブコメディ。そういう時代だよね。ストーリーにじれったさはなく、観終わった後は清々しい気持ちになった。
颯爽と雪上を駆ける白いセリカが印象的。さながら野生動物のようだった。

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

5.0

体制崩壊直後の東ドイツを舞台に、スリリングかつ面白おかしく描いた作品。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

人間模様も映像も儚くて美しい。日本だけど日本じゃない、じめじめした独特の世界観。
渡部篤郎が若すぎて気付かなかった。
うちに置いておきたい一作。

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

高校教師が原爆を自作してしまうけど、これといって目的はない様子。いい具合に狂っている。
社会へのやるせなさ、憂いを含んだ人物像を沢田研二が見事に演じている。主人公の挙動に見られる、静と動の歪んだバラン
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

音楽とアメ車が好きなら観るべき。
セリフに音楽的小ネタがたくさん散りばめられてて楽しい。ロマンス描写の出来が良い。
コワモテの兄さんが片方ずつイヤホンをつけるシーンに和んだ。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.0

クールな女スパイの爽快アクション作。話は難しくて半分くらいしか分からなかった。強い女の人はカッコいい。やつれてボロボロになってしまった姿もグッとくる。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.0

本当にひどかった。
何度も戻っては繰り返しの筋書きがもどかしくて疲れる。これ見よがしに仕掛けてくるCG演出もいやらしい。いかにも中学生っぽい青臭さが歯がゆい。
作画が綺麗でヒロインで抜ければ何でも良い
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

5.0

社会派ドラマ。テンポ良し。組織で立ち回る事の難しさ。自分も会社勤めなので、場面ごとに噛みしめるように見入ってしまった。
書類の扱い方とか、一つ一つの所作がスマートで美しかった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

すごい熱量。フレディの衣装もいちいち刺激的。
あんなにも満たされていながら孤独に苦しむフレディ。大スターがなんだか自分と近い存在のように思えてくる。クライマックスの選曲には胸が熱くなってしまった。

水のないプール(1982年製作の映画)

3.0

すべてに疲れきった男。その内なる狂気を垣間見る映画。あまりに正義感が強い人ってどこかトンでるよね。
フルーツパーラーで働く女子3人の気だるげな会話、ストイックにジンジャエールしか注文しない男…
「水の
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フットルース(1984年製作の映画)

2.0

きっかけはケニーロギンスの表題曲が好きだったから。
軽快でわかりやすい青春劇。閉鎖的な村社会にうんざりした若者が、そのエネルギーを存分に使い切り克服していく。
受け取れるメッセージは乏しいけれど、とり
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

マル暴とやくざ両面を描くアウトロー系。蒸し暑く血生臭い。
昭和末期の設定という事で、ひっそりと小道具が頑張っていたと思う。
役所さん演じるあまりに粗暴な男と、桃李さんの危なげない真面目キャラの対比がい
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免許がない!(1994年製作の映画)

4.0

テレビ的コメディ。
わがままでプライドも高いスター俳優が、運転免許を通じて初めての挫折を味わう。
徳馬さん演じる教官のストイックな仕事ぶりに何より胸打たれた。それ以外は特になし。お色気シーンは安っぽく
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