rrrrriさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.6

食わず嫌いで恋愛モノを避けてたけど、、BTSジミン氏が今作のファンと公言していたので鑑賞することに。

前半は正直微妙だったけど後半は色んな愛の形が見れる。本筋は二人のラブストーリーだが、未亡人のマー
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.6

9.11からイラク戦争に至った過程で、真実を追求するため奮闘するジャーナリストを描く作品。

思考を放棄すると真実を伝えることも知ることも難しい。政府やメディアの発表、ネットに溢れかえる情報に触れる度
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プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

3.5

女子高生役の女優さんの演技、本当に悪魔に取り憑かれたみたいで怖い。

でももっと怖かったのは、アガトが鐘を鳴らしながら讃美歌を歌うシーン。フード被って森を歩いてる場面に突然変わったからフランシスコが乗
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イルマーレ(2001年製作の映画)

3.6

「人には隠せないものが三つある。咳と貧しさ、そして愛。隠そうとすれば表に現れる。」

一冊の小説を読んでるみたいだった。夕焼けと海とイルマーレをバックにした引きのカットお気に入り。

済州島の海ってコ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.6

結局人生の選択をするのは自分だけど、音楽はその勇気をくれる。音楽以外でも、誰かのメッセージが載った作品には慰めと励ましの力があると思う。

最後のスピーチで、周囲の人々の大切さに気付いた主人公のメッセ
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空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

4.0

「恥じずに生きることなど可能だろうか?恥を知っていることは恥ではない。恥を知らない人間こそ恥なのだ。」

内省的な詩と白黒の映像がマッチしてて良かった。日本語も、何人かは日本人かと思うくらい自然だった
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地上の星たち(2007年製作の映画)

3.8

「思いやりとは態度で示し、子供を安心させるものです」

大人が子供へ与える思いやりとは何かを教えてくれる作品。

子供の特性を理解し、この子のために何ができるんだろう?と考えてくれる先生がとても素敵だ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

社会階層や障害を飛び越え対等な関係を築く二人。皆んなどこか他人と線引きしながら生きてるけど、ドリスは容赦なく踏み込んで、仏頂面を笑顔に変えてくれる。じんわりと心が温かくなった。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.9

残酷な恐怖政治や強制収容所が、現代の、しかも地理的にも近い国の現状なんて恐ろしい…

強制収容所だけでなく、在日朝鮮人の北朝鮮帰還事業や拉致問題にも触れてて勉強になった。

ボロボロな姿で「人民って誰
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.6

落下が原因で怪我した女の子とスタントマンの話。

衣装とロケーションが素敵。
お伽話が現実とリンクしてたり人物と風景がチグハグだったりで面白い。
夢中で聞く女の子もめっちゃ可愛いかった。

敵様がアジ
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君の誕生日(2018年製作の映画)

3.8

当時高校生だったこともあり、テレビでニュースを聞き本当に衝撃的だったのを覚えている。

誕生日会では、残された親、兄妹、同級生、それぞれが胸の内にしまっていた言葉を溢す。いつの間にか参加者になってた自
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いまを生きる(1989年製作の映画)

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途中まで見てレンタル期間切れてしまった…今度またトライしたい。

フロイトの「森の分かれ道で誰も通らない道を選ぼう」引用シーン好きだった。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.7

「踊りが得意だからって強制されたくない」

「好き」から始めたものが次第に自分を縛る呪縛のように感じるのって何かを突き詰めたからこその葛藤だと思う。それを表現したtake me to churchは痛
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.4

作品全体が二人の心と木製品の暖かさで溢れてて、今まで見た恋愛モノの中で一番良かった。

ウジンを見てると、どんな製品に生まれ変わっても独特の温もりを持つ木のように、姿形が変わっても人の本質は変わらない
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

普段アクション系全く見ないけど面白かった!
ノリノリな音楽と天才的なドライブテクニックがマッチしてて見てるだけで楽しくなる。
主人公がベビーフェイス+ピュアな心の持ち主で可愛いし、音楽に合わせたカット
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.0

一人の人生を通して朝鮮戦争以降の韓国史を辿るだけでなく、東西冷戦の舞台となったドイツやベトナムも出てくる。スケールが大きい。韓国の街や人々の変容も面白い。

家族を任された責任感と罪悪感を抱え、自分を
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

3.4

老後の孤独と友情の物語。題名に惹かれた。
自転車二人乗りするお爺ちゃんズが可愛いかった。

どちらかと言うとやりたい放題して生きてきたフランクに似てるから、自分もいつかこんな風になるのかなと思うとズー
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.8

呼び方が課長とか所長だから、この人の本当の役職なんだっけ?と混乱した。

北朝鮮側の人達が国の状況を心配していたり、淡々と任務をこなす姿から徐々に人間味が見えてきて良かった。

選挙選で勝つために南北
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.6

スロモーションで喧嘩するところが漫画みたいな撮り方で面白かった。子供目線でチラつく武力衝突はジョジョ・ラビットを思い出した。

友情で繋がってる関係って離れてても廃れないし、何者として振る舞わなくても
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

BTSの挿入歌目当てやったけど予想以上に面白かった。映像と合ってたかは微妙やけどFeirndsの尺が長くて嬉しびっくり。エンドロールでも目を凝らして名前を探した。劇中にグループ名も登場してたしBTS愛>>続きを読む

Burn the Stage : the Movie(2018年製作の映画)

5.0

既に見た二作より、大きな成功を手にした驚きとこれからの活動への意欲を映し出してた。

個人的に、デビューしたばかりの映像とビルボードのステージを交互に映し出すシーンが一番好き。グループの成長と変わらな
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殺人漫画(2013年製作の映画)

3.0

エグさも怖さも控えめ。イケメンのお兄さんはショックな最後やった。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

コメディと戦争を融合させた映画。ジョジョ・ラビットは子供視点だったけど、こちらは親の視点で進む。

前半はユーモアたっぷりで、グイドの能天気さに笑えた。後半は雰囲気がガラッと変わり、優しい嘘で息子を守
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BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(2020年製作の映画)

5.0

前回のツアードキュメンタリーよりめっちゃ良かった!

メンバーがアーティストとして、一人の人間として何を考えステージに立っているのかを映してた。

アーティストとしての成功の反面、「友達も自由も失った
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BRING THE SOUL: THE MOVIE(2019年製作の映画)

4.0

コンサートとその裏側の映像で構成されててすごく楽しめた。編集も凝ってて見応えあるけどもうちょっと内面に焦点を当てて欲しい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

想像以上に良かった!
とにかく主役二人のケミが最高!

生真面目な天才ピアニストDr.シャーリーと腕っ節頼りだけど実直な運転手トニー・リップ。二人の会話はまさにボケとツッコミで面白いし、人種・貧富の差
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

写真家ユージーン・スミスが一瞬たりともジョニー・デップに見えなくて素晴らしかった。

「入浴する智子と母」の写真からは公害被害の悲惨さより家族の愛情が伝わった。横暴な振る舞いもするユージーンだが、カメ
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

「映画の印象は音楽に左右されてる」

知ってる作品がいっぱい出てきて面白かった!

スターウォーズとかパイレーツ・オブ・カリビアンの音楽って皆んな口ずさんだことあると思う。観賞後も印象に残る音楽ほど映
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

アメリカに渡った韓国系移民の物語。タイトルの「ミナリ(芹)」はその力強さを表す。

皆んなとても自然な演技で、特に、父と母が見せる大きな不安や疲労困憊の姿がリアルだった。

ブラジルへ渡った日系移民を
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.9

2年くらい前に映画研究の先生がお勧めしててやっと見た。

子供目線のファンタジー全開な物語と大人目線のリアルな内戦の物語が並存してて2本の映画みたい。

冒頭の森の中を車で走るシーン、千と千尋っぽいな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

「ノスタルジーに浸るな。自分のすることを愛せ。」

ちびっ子トトめっちゃ可愛い。
世代を超えた二人の友情、アルフレードの愛の大きさに感動した。

アルフレードの言葉が就職で地元も大学時代の地も離れる自
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

「必死に生きるか必死に死ぬか」
「人の心は石でできてるんじゃない」

さすが、名作と言われるだけある。なぜ今まで見てこなかったのか、、

どんな不運に見舞われても希望を捨てない主人公アンディは忍耐力、
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.6

「思考とは善悪を区別する力をもたらし、人間を強くするもの」

自分もユダヤ人でありながら客観的にアイヒマンの理解を試みる哲学者ハンナ・アーレントのお話。

「理解を試みるのと許しは別」と言うように、感
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.7

緊迫感溢れる戦闘シーンは映画だと忘れるくらい惨虐で生々しい。特に、血で染まる海は今までに見た戦争映画で一番衝撃的なシーンだった。

実際にソウル・サバイバー・ポリーシーていう米軍の規則があるらしい。子
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.0

ベルリンの崩壊後のドイツ史について、一般人の視点から知れる。

コメディでなくかなりシリアスでびっくりした。

母を守るためと言えど無理に騙し続ける姿は歪な優しさに見える。主人公の彼女のララにすごく共
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

狂気のセッション。
ストリーリーはあんまりハマらなかったけど音楽、カット、色調が素敵だったのでこの点数。
二人が潰し合いを繰り広げ緊張感がピークに達したラスト10分は圧巻。