ばやしさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ばやし

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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.1

映画館と家族とを同列に捉える考え方が興味深く、観ていて共感した。映画館が続く意味について、感情論の域を一歩出たひとつの答えを見られた気がした。登場人物みんな飾らなくて、長めの会話のシーンもずっと観てい>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.9

何度も何度も何度も言葉にし続けることでようやく少しずつ広がる。自らアイデンティティにしていたはずの要素も決意のためには変えてしまえる、ある種の身軽さが素敵だった。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

この中にいる誰もが、観る前の私が勝手に想像していたより素朴で(生まれや育ちではなく)、でもこの飾らない/飾っていられなくなる人間の姿を観ることが、久々な気がすごくして、まっすぐ打たれた。つきつめれば人>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

色んなことをわかったふりして考えてるふりして生きているじぶんを、まあそんなもんだけどねとフランクに笑い飛ばしながらも、目を逸らすことは是としない。でも、だからといって、楽しませることはいっときも忘れな>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

振り回されてでも着いていきたい、つーか振り回されるだけじゃいられないと周りに思わせるハダシの存在感が眩しくてたまらない。その熱量がほどよく屈折した感情から生まれてる感じも笑
映像の不思議な爽快感と
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.8

お互いに喋らなくともあれだけ関係性が伝わるシーン、憧れてしまうな……。そして最後がよすぎます 旅は道連れ世は情けという感じだったのに各々真反対に走り出すのおもろすぎる

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.1

えーーー? んーーー?となってるうちに映画終わってしまった 音楽はよかった

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.5

初ジャームッシュ
いや楽しい……ひとり残らずかわいくてばかで(そして観てる私もばかで)楽しい……久々に見ていて気持ち良い映画と思った
YOUKIて表記とか、通話の声量がくそでかいけどお人好しすぎるお姉
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.9

ばらばらな感じの人たちが仲良しなの素敵だね 楽しそうでにやにやした 最後の長回しの空気感良かった

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

倫理など特に無い、という感じ好き なにも諦めてないが?という目が怖くて見逃せなかった

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

すごくよかったけど、過労礼賛の風潮もフィルムとともに斬ってほしかったな 結局ものづくり人間じゃない私には何も言えない、と感じるのもつらい

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.1

あのセリフとあのセリフだけ受け取ることにした

きみが死んだあとで(2021年製作の映画)

-

ではどうすればよかったのか?どうするのか?ということを考える力が足りない(と諦めてしまう)

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

3.8

誰でも、誰かと一緒にいる時間は案外限られている それをわかっていても向き合えないときがあるからこそ、大事にできるときもある さりげなくとりとめもないところが魅力的

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

テンポが楽しくてふたりがかわいくてばかばかしくてスカッとする

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

観ている私が、この人はいまどんな気持ちなんだろうと想像する余白のカットこそ、ヤンヤンが(監督が)写す「自分では見えない後ろ姿」で、それを観ている私にもまた後ろ姿がある 映画は人生を三倍にする
とか考
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

前に進むために置いて行かなくてはいけないものがある それでも前に進むのは自分のためである以上に、自分の周りで生きている誰かのためなのかもしれない せめてその選択肢がその人のものであってほしい、と受>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

理解しあうなどあくまで理想で、相手と同じにならないとわからない 希望と諦めが同じくらいの大きさをしているようだけれど、この作品を生んだのはまぎれもない切実さだと感じる

星の子(2020年製作の映画)

2.8

テーマがすごくよかったのに、色々物足りんし余計だった 演技は全員最高 原作読んだほうがいい?

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.3

鮮やかなのに陰鬱として埃っぽくて血なまぐさい、強烈だが不安定、説明のなさ、ハードボイルド気取りの滑稽さ、大好き

罪の声(2020年製作の映画)

3.8

宇野祥平を見るためにもう一度観に行きたいくらい

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.6

声優ってほんっとすごい 人間のどうしようもなさが美しい

浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

自分なりの「撮る」があるのは素敵な事だなあ