紺さんの映画レビュー・感想・評価

紺

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SCOOP!(2016年製作の映画)

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ああ私たち20代って頭からっぽだと思われているんだなあ。と、まず野火をみて思った。
頭からっぽながらに、日々起こることにはなんとなく善悪の色をつけていて、一応使命感も持っている。
「難しいことはわかん
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ファクトリー・ウーマン(2010年製作の映画)

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女だから、女のくせに、女なのに、


全ての女に降りかかる呪いがある。
わたしたちをせまい世界に閉じ込めたままにする呪いだ。

女だから家事ができて当たり前だ、とか、結婚して子供を産むのが女の仕事だ、
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

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始まりには終わりがあるけれど、終わりもまた始まりに過ぎないのかもしれない。

父との関係が終わりを迎えた時、ひとりの女性との関係が始まる。

父との関係の始まりもまた、母との関係の終わりだった。

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百円の恋(2014年製作の映画)

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すごよかった、けれど、苦し過ぎてもう見たくない。ありがとう。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

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いびつさのない家族なんて存在するだろうか?


お互いのいいところを認め、嫌なところに対して諭したり、あきらめたり、めをつむったり、そうして紡いでいくのが家族のかたちだ。

にくくてしょうがないときも
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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マツモトヒトシが、「和歌山あたりにでたらリアルだった」と言っていたけど、私も最初そう思った。
けれど、ゴジラがトーキョーに出没したからこそ、短期間で次々と決断していかなければいけない人々の緊張感や迷い
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

家族にぶつけた言葉をおもいだして、自分がひどく傷つくことがある。
祖母や、母にぶつけた心ない言葉。父に向けた無言の反抗。妹たちに向けた悪意や嫉妬。
わたしのしたおもいだすとどきりとするような酷い仕打ち
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.0

映画が一瞬一緒を切り取って恣意的に繋ぎ合わせていくものだとしたら、この映画は映画では無いかもしれない。

わたしたちが見せられるのは2人の日常だ。意図も何も無い圧倒的な日常。
この映画にはいつも2人の
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

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前田敦子が、かわいい。スゴクスゴクかわいい。
清純派に見えて男を揺さぶる小悪魔。ステレオタイプなんだけど、そのクサさが前田敦子の魅力を引き立てている!!!

インターステラー(2014年製作の映画)

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絶望のふちにたった人間はどうなる?

とちゅうまで、ひどく絶望感のある映画だった。家族が生きている間に戻りたい父親。遥か遠くの星に眠る恋人のもとに行きたい女。自分さえも救えなかった男。
みんながみんな
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

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このあと哀れなジャネットはどうなるんだろう?
映画のその後を想像した方がずっと楽しい。
と、同時に終わりたいときに映画を終わらせられる監督ウディ・アレンの余裕を感じて「悔しい!」と思った。
くそーやら
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

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夜の街灯の下で、自分たちのハーモニーを楽しげに合わせる4人。好きなように音楽ができたあのころ。次第4人を栄光がしずかに蝕んでいく。