このゑさんの映画レビュー・感想・評価

このゑ

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女神の継承(2021年製作の映画)

3.0

モキュメンタリーぽさが少し足りないなと思った。完全なる好みの問題であまり刺さらなかったけれどそれぞれの演技は凄かったですし、力の入った作品だという事は伝わりました。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

きっととても身近な女性のどろどろしたお話なのだけど、戦争、階級、衣装、建物などのおかげで一歩引いていられたのがよかったです。ヨルゴス監督にしては文学的でした。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

こんなにも上手く感想が出てこないの初めて。でもやっぱり監督大好きです。在るべき姿というのが分からないので疑問に思ったこと興味を持ったこと全て体当たりで学んで行く。きっと私はこうありたいのだと思った。い>>続きを読む

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.1

攻めた内容が過ぎて最初大丈夫かなと心配になってしまったけれどでもこれでこそ表現となってしまいました。
ワンカットだからか台詞がなくアドリブなのかなと思うほど迫力。
女性が女性の嫌なところ怖いところ弱い
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

好きな監督。
作品を観れば観るほどどのようなものを吸収して生きたらこんな映画を生み出せるのだろうと感心が溢れ出てしまう。
マーティン役の奇演技、結局は強かでずるい女性陣、知っているようで知らない身近な
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

1人でしっぽり観るのにちょうどよかった。
人生、何かあったりなかったり振り返ればやっぱりあったりするけれど、日々は淡々と過ぎていくしこれからも続いて行く。
くすっと笑えたり犬が絶妙で可愛かったり、分か
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.9

音楽が好きでよく聴いていた作品をリバイバル上映にて。お洒落でユニークな作りと、最後には何故か可愛らしく思えてしまうビリーと。ストリップ劇場から出てきた目に光を戻した彼を見てこうでなくちゃね、と思ってし>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

4.0

パワフルで太い。始まりから終わりまでずっと“強い”ミュージカル映画がシカゴ。ラストの2人のパフォーマンスはお互いが自身の魅せ方を完全に理解しており圧巻。衣装も素敵で何度も観てしまう。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

難しいストーリーかと思いきや設定がそこまでしっかり説明されていないので難しい風なお話で割と楽に観られた映画。
子を授かった両親の、人間味を味わえるお話。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

始まってすぐはこれ邦画だったら絶対に観るの辞めていたな…と思いつつ俳優目当てだった為最後まで鑑賞。皮肉めいたユーモアもあり最後はなんだか私もさっぱりした気持ちに。雨の日はいつもと違いなんだか特別な事が>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

若い子が頑張っている姿を見るともう無条件に涙が止まらなくなってしまう身体になってしまったので開始30分からずっと泣きながら観ていました。ストーリーやメッセージが分かりやすくて観やすかったです。エンバー>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

前評判が色々ありすぎて観るのが遅くなってしまったけれど、映画が始まって初めてアリエルの声を聴いた瞬間あまりのラブリーさにうん、これは大丈夫、と最後まで楽しく観れました。やっぱり音楽がとても素敵です。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.0

地球滅亡系はお腹いっぱいになっていたけれどなんだかんだ楽しく観てしまいました。
ストーリーの流れは一般的だけれど月の設定等SF感強めで面白かったです。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.4

実は観たことないと言ったら『犬好きは絶対観た方がいい』と言われみてみたのですが、犬好きはを理由にするには苦しすぎる動機だなと思いました。
キアヌ、動作一つ一つが完璧で美しかったです

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.4

よくできたストーリーだけれどなんだか落ち着く。きっとまたジャスミンのプリティな肖像画が恋しくなることでしょう。
ピアノが大好きなので完成されたメロディでなく練習中の音がたくさん聴けてよかったな。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.6

シンプル。
エンディングが分かってしまったしメッセージが薄いかなと思ってしまいました。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.2

無理矢理共通点を見つけ、恋愛のキーだと思い込む。皮肉めいた恋愛メッセージがあちこちに。映画は面白かったけれどどうやら私はこの主人公の冴えない男性が生理的に受け付けないらしい。進むほど視界に入るのが苦痛>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

映像、出てくる言葉が美しかった。
自然界で生きる彼女と自然の流れに逆らう人間の事件を自然界をベースにしたお話。全容を知れないので事件については少し消化不良だけれど終わり方がお洒落でいい。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

燃ゆる女の肖像よりもこちらの方が好き。
まだ自分が確立していない少女が、怖いけれど自分を知ろうと前進するお話。自分を知らない事は周りには言えない彼女とそんな彼女に怒りのような嫉妬のような気持ちを持って
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.5

幸せの形は全てを知らないから、知っている形の幸せを守ろうとしてしまうね。最初から全ての幸せの形を知る事ができたらもう少し選ぶ道が増えたかもしれない。
選択肢を与えられなかった子供と選択肢を誤る子供みた
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

すごく難しい、というかわざと難しくしている感じがした。観ている側にストレスを与えてターの苦悩を別からアプローチさせるかのような作り。色々な意味で映画館で観てよかった。指揮は相当練習されたのだなというの>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

ラストの日に映画のチケットを買っていたのに寝坊して観に行けなかった作品をやっと。

純愛、そして優しい映画。カニバルの設定を忘れるほど。マイノリティに悩む人に大丈夫だよと優しく背中を押してくれるような
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.1

ピアノでの感情表現が言葉よりもダイレクトに鮮明に伝わってくる。野蛮で教養もない人が“ちゃんとした人”よりも優しい眼差しで真っ直ぐ心を見てくれる。自分が大切なものを大切に扱ってくれる姿は誠実であたたかく>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

4.0

サウンドが、小さい頃近所の道で、学校で、兄弟が弾いていて、もしくは自分で奏で、どこかで耳にした事のあるベートーヴェンの曲を効果的に使われておりどこか懐かしくそして日常であると強く訴えかけられている気持>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

お洒落で粋な構成、なんか見たことあるなという仕掛けが散りばめられていて面白い。
様々な事に通用すると思うけれど決して支配しようとせず認め共存する事を忘れないでいたい。

ノロイ(2005年製作の映画)

3.5

ジャパニーズホラーが大好きな私がかなりハマったモキュメンタリーホラー。ツッコミどろこはあるにしてもとても構成が上手く久々にホラー熱が上がりました。ハンディで撮る女性は色っぽい

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

こういう題材のものではありふれている感じだけどとにかくスティービーを見守りたくなる。
生まれた環境は最終的にそれを受け入れ生きねばならないのか、そんなことを考えたお話。
私も生きた今を残しておこう

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

美しい写真集をずっと眺めているような気持ちになる映画。ストーリーはありふれた日常の感情のお話という印象。情けなく可愛らしく泣くトム、最後のおちゃめな終わり方、くすっとしてしまう不思議な魅力のお話。>>続きを読む

或る終焉(2015年製作の映画)

3.9

唐突なシーン展開に混乱し最初は頭の中でパズルをはめるような感覚で観ていた。ラスト、こんなにも無音なエンドロールが効果的な映画はあまりないような気がする。
常に冷静に自分と過去と患者に向き合う主人公が痛
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

初めての恋愛は大人になってもう振り返らないと覚悟したお話。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

説明がない割に伏線や示唆が分かりやすくゆっくり進む丁寧な作品。全体的にブルーなのに夢の中(?)の羊のシーンのみオレンジで怖く印象的。

人間のエゴと性と生命の終わりと始まりのお話。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.2

時間を置いてもう一度じっくり観たい。
両親を許すお話なのかなと思うと同時にやはり誰にとっても両親は消せないし大きい。
私に足りないのはきっとこんな感じの理性的な狂乱。

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.2

アニャ目当て
正直ストーリーは平凡でなんて事ないので好みではないけれど、衣装、内装、景色、文化、全てが綺麗でうっとりするそれだけで観てよかった。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

妙な演出がなく、素朴で真っ直ぐで青いお話。
家庭、習慣、思考、様々なものが対照的な2人だから恋をしてすれ違い忘れられない人となった。
長いのと時間や場面の経過が分かりにくい部分は否めないけれど同性愛の
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