ヤマシタさんの映画レビュー・感想・評価

ヤマシタ

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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

5.0

傑作。

銀座のバーで働くママとしてのプライドだけではなく、あまり他には見せたくない弱い部分や本当に好きな人に対しての接し方等にリアリティがあって、昭和のこの職業人としてのママにリスペクトが持てる。
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Broken Rage(2024年製作の映画)

5.0

期待せずにさらっと観るのにちょうど良い感じ。
まあ笑えるくらいのコメディ感。

シンパシー・フォー・ザ・デビル(2023年製作の映画)

5.0

赤髪赤ジャケットニコケイとの地獄のハイウェイ。

これは笑った笑った。楽しかった。
カージャックされてるはずやのに全体的になんかゆるくて全く緊迫感が伝わって来やんし、ニコケイのぶちギレ顔がもはや変顔や
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ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

5.0

いや〜ーー良い、、良過ぎる。おもしろい。

まずちょっと広瀬すずが凄いな、、。泰子という狂人じみた役の彼女にとてつもなく魅了された。これからもこういう役柄の広瀬すずをもっと観たいと思った。
中原を演じ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

5.0

殺人鬼ビジュアルランキングトップ3には入ってくるくらいに、ビジュアルがカッコいい。ただライバーなのがめちゃ残念ポイント。

ゴア描写に関しては流石のイーライ・ロス。
血ドボドボの内臓まみれ、人体真っ二
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

あまりの衝撃に、これまで23年間生きてきた中でまだ一度も出会っていない自身の内に眠っていた感情が溢れてきた。

周りからどう見られようが、どんな生きづらさを抱えていようが、そんなことよりも自分の話を聞
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

5.0

救いが無い。報いも無い。辛い。でもそれが現実。

難病を患う母の介護をしながら、死んだ父親の作った借金を返済する為に昼も夜も働き詰めで、もういつ爆発してもおかしくない様な精神状態になりながらも恋人との
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

5.0

職場の先輩に勧められてずっと観たかった本作がprimeに出たのでようやく鑑賞。

いやーーー笑った笑った。大量のグロコメディ全身で浴びまくってお腹いっぱい。

邦題サブタイトル通りまじで、「史上最悪に
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犬人間(2022年製作の映画)

5.0

怪作過ぎるやろ。
全てが奇妙で気持ち悪すぎる。


でもこれが嫌いじゃないんだな〜ーー。

幽霊の日記(2025年製作の映画)

5.0

「誰か見てたらあ!返事のひとつでも!しろって話っすよ!!!」

2、3年前に観た「Viewers:1」の並行世界的な??前日譚的な??

こっちのこの人もいつか誰かに会えたらいいな。

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

5.0

オスカー作品賞、カンヌでもパルムドールと、期待を胸に観に行ったものの期待はずれとまではいかんが好きにはなれんかった。

前半はストリップとセックスのオンパレード。この映画においてヤリまくる描写ってのが
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

The Smith好きな殺し屋クリスチャン。

「計画通りにやれ」「即興はよせ、予測しろ」「感情移入はするな」これらの言葉通り、常に冷静を保ち、クレバーな殺し屋。

常にダークな雰囲気が漂い、クリスチ
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BETTER MAN/ベター・マン(2024年製作の映画)

5.0

元テイク・ザットのメンバー、ロビー・ウィリアムズの伝記映画。

1アーティストとしての伝記映画、音楽映画に終わらず、夢を実現して得るものと同時に見落としがちな本当に大切なこと、自身に問題を抱えている人
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

5.0

難しい、、
というか、市民ケーンも観ていなければ、ハーマン・J・マンキーウィッツ氏の事も知らずにフィンチャー作品というだけで観てしまったが故あまりおもしろさが理解出来なかった。

「市民ケーン」くらい
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

5.0

ボブ・ディランの楽曲の素晴らしさをティモシー・シャラメを通して改めて再認識出来た。

ティモシー・シャラメがディランに寄せて歌っているというより、ティモシー・シャラメにディランが憑依しているという方が
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

浮気、ダメゼッタイ!
というか怖過ぎるんよ、。

どんでん返しの連続でおもしろいんやけど、それを上回るトラウマ級の怖さ。

めちゃめちゃセックスするけど全くエロくないし、ちょっとグロいというかショッキ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

5.0

やっぱフィンチャーおもしれえ、、。

ミカエルとリズベットによってみるみる事件の内容が紐解かれていく様が観ていてワクワクさせられるし飽きない。

リズベットがかっこよくて、可愛くて、そしてセクシー。
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

5.0

上映時間215分、インターミッション含め、至高の映画体験が出来た。

映画は「序曲」に始まり、第1部「到着の謎」、第2部「美の核心」、そしてエピローグ「第1回 建築ビエンナーレ」に続く、4つのパートで
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

5.0

天才マーク・ザッカーバーグが失恋をきっかけにFacebookを立ち上げ、その会社がどんどん大きく発展していく物語。

正直、SNSやインターネットに繋がりなんて一切感じない。表面上での繋がりがあるだけ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

5.0

80歳の老人として生まれ、成長するごとに若返っていくベンジャミンという男の数奇な人生の物語。

深い。切ない。

セプテンバー5(2024年製作の映画)

5.0

世界で初めてテロリズムが全世界に生中継された日。約9億人がその生中継を観ていた。

1972年9月5日
平和の祭典であるはずのミュンヘンオリンピックで起こってしまった、パレスチナ武装組織「黒い九月」に
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

5.0

メグとサラがずっとパニックルームに立て篭って何とかして助けを呼ぶか脱出するのかと思いきや、途中で強盗犯達と立場が逆転したり1回サラが人質に取られたりとか緊迫感のある展開が次々と続いておもしろかった。

ゲーム(1997年製作の映画)

5.0

記憶を消してもう1回観たい系映画。
いくつか疑問に思う箇所はあれど自分の勘が鈍すぎるのか、ラストまで完全に騙された。

とんでもなく大規模なバースデーショーを観せられた。が、真相がどうであれここまでさ
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陪審員2番(2024年製作の映画)

5.0

「正義」とは。

12人の陪審員たちが有罪か無罪かを協議する中で、最初は主人公以外の11人が有罪、主人公だけが無罪と示していたが、話し合っていくなかで他の陪審員の意見が揺れ動いていく様は「12人の怒れ
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キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

5.0

まず主人公が2人居るってところから始まり、話が進むにつれて今まで観て感じていた事と相違点が生まれ、だんだん雲行きが怪しくなってきたと思ったらどんでん返しがあり、そこから更に登場人物と時系列が複雑になっ>>続きを読む

セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

5.0

最高。

警官になりたいという自身の夢を諦め航空保安官として働くちょっと弱腰なタロン・エガートンが、家族と大勢の乗客を守る為に内に秘めた熱い思いと観察眼、鋭い勘を活かしてたった一人で全力で頑張る姿がか
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

5.0

深夜4時にコカインベアでキマッた。

麻薬密輸人が捨てたコカインを大量に食べてしまった熊が死んでしまったという実話を元にした、山に落とされたコカインを大量に摂取してしまった熊がキマッて暴走してしまい人
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(1963年製作の映画)

5.0

鳥ホラー映画。

大群のカモメやカラスやスズメが原因不明のまま、なんの前触れもなしに人間に襲い掛かる。鳥をここまで恐ろしい存在として見せられる事が出来るのが凄い。
鳥嫌いな人がこの作品を観てしまったら
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サイコ(1960年製作の映画)

5.0

不朽の名作といわれる本作をヒッチコックの歴史を時系列順にここまで辿り着き、やっと観る事が出来て嬉しい。

浴室でマリオンがメッタ刺しにされて殺されるあの名シーン、ラストの女装息子がナイフを振り上げて全
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

5.0

オープニングのビルの斜めラインに合わせてクレジットが降りてくる映像、それと圧巻の建築美と彫刻美を生かしたカットが美しく印象的。

そしてラシュモア山でグラントがエヴァの手をとって引き上げたと同時に寝台
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めまい(1958年製作の映画)

5.0

塔の螺旋階段を真上から撮ったカットからのドリーズームを使ったカメラワークはえぐいし、オープニングと途中ジョンが夢にうなされるシーンのアニメーションがおもろくてかっこいい。

高所恐怖症やのにわざわざ下
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

5.0

ケ・セラ・セラ〜〜〜♪
誰しもが一度は聴いたことあるであろうこの曲をドリス・デイ本人が歌い上げる。そして文句なしのアカデミー賞歌曲賞。

「暗殺者の家」のセルフリメイク作品。

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

あまりの衝撃にあまり言葉が見つからないが、"どうすればよかったか?" それをこのドキュメンタリーを観た全員が考える必要があり、もっと万人が観て誰しもが考えなければいけない問いやと思う。

お姉さんの最
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

5.0

死体として始まり、靴を奪われ、死似顔絵を描かれ、埋められたと思ったら掘り返されるという振り回されよう。
それでいて "死" というものを軽く描いていて笑えるブラックコメディ。

倒れているハリーの足元
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裏窓(1954年製作の映画)

5.0

窓から他人の生活を覗き見るって相当悪趣味な事してるけど、"ポータブル・ノゾキ穴" ことカメラの望遠レンズで観察するというアイデアはおもろい。

覗き見ていることがソーワルドにバレてから部屋に来て殺され
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