なちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

なちゃん

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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

カウリスマキ演出が光る。余白の多い映画、ごっちゃごちゃの今の恋愛映画の数億倍良い。何度でも観たい一作、

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

映像、アクション、ストーリーどれをとってもさすがノーラン演出だった。

麦秋(1951年製作の映画)

4.0

家族、という形態の変容を見る時代資料としても大変有意義。今の時代からすれば考えられないけど、これが普通のホームムービーだったんだもんなあ。
小津のカメラワークは健在だけど晩年期よりも少しはカメラ動く。
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アウトロー(2012年製作の映画)

-

どうしても自分はこの映画みたいな一昔前のマッチョヒロイズム、みないなものが苦手過ぎる。俳優のための俳優映画、トムクルーズのかっこよさを見たい人だけ見てね
って感じ。特にアクションに特出すべき点もない、
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

4.0

初期よりも中途半端にお金がかかってる分グロが派手でちょっと安っぽくはなってるんだけど、ストーリーはさすがソウでまじでハラハラドキドキどんでん返しだった。

正欲(2023年製作の映画)

-

"なんで自分は理解する側だと思ってるんだよ"

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

時系列がバラバラでモノクロとカラーの使い分け、セリフも物理学の専門用語が氾濫してるので他の映画よりは読解力を要するが、そこまで難解な映画ではなかった。ノーラン特有の同じテンション感がはじめからおわりま>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ずっと社会のレールから外れて生きてきた男が社会に順応しようとした瞬間に命が終わる。すごく切ない話だった。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

良すぎた、いやほんとに。クライムスリラーとか伏線回収系の映画好きな方におすすめ。モヤっが回収されるから。
岡田将生ってなんかこういった胡散臭いイケメン役似合いますね←褒めてる
もう一人の主人公の少年の
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ファミリア(2023年製作の映画)

2.0

日本映画にありがちな要素多すぎて主軸がどれかわからん問題。回収できないならその風呂敷は広げんな、マジで。
役所広司は良い。役所広司だけ見てたい。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.5

もし将来家族を持つ身になってもこうゆう父親にだけはなりたくないと思った。物語は再生?されて終わるけど、現実ではこんなことないんだろーなー。

秋日和(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

例の事件で松本なんちゃらを庇って二次加害を繰り広げてる輩は小津のこの作品を観てもらいたいと思う(あの人たちがこう言った芸術を好むかは知らないけど)。ホモソーシャル的なおじさん同士の"馴れ合い"の気持ち>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.5

超面白い!こうゆう巨悪に挑む系の日本映画にありがちな痛い主人公とご都合主義的なストーリーがなく(あえて比べています)、純粋な気持ちで主人公を応援できて片時も退屈しない。サスペンススリラーで韓国の右に出>>続きを読む

薔薇の葬列(1969年製作の映画)

3.5

カルト的な映画かと思えば意外と観やすい。実験的ではあるけど。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

世界観を観る映画。70年代という最新技術に対して希望と不安が入り乱れてた時代だからこその作品なのかもね。
アマプラで復活しています!

スパイの妻(2020年製作の映画)

2.5

淡々と進んで気づけば終わった。黒沢清、ホラーではそれがいいけど純文学では致命的。
蒼井優がなんかオーバーな演技で冷める。

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

4.0

この映画に登場するメインキャストは自分の人生を生きていない。他人の、仮初の人生を必死に模倣して生きてるフリしてるだけだ。その空虚さが、悲しくなった。

お早よう(1959年製作の映画)

5.0

住宅街で繰り広げられる上質な人間活劇。コメディ的な描写も多々ありつつもどれも自然であざとくなく、自然に笑みが溢れる作品。

"無駄がない世の中は味気ない"
現代社会に聞かせたい小津監督の考え方。

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

PMSの女性とパニック障害の男性の邂逅を通して、この社会の生きづらさと優しさを16mmフィルムを通して垣間見る事が出来る良い映画だったけど、ちょっと説明的であざとかった印象。もっとそれぞれの病気を掘り>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

正直クソ長く感じた。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりに期待した通りの恋愛映画が出てきた。

(2006年製作の映画)

3.0

役所広司✖️黒沢清、この黄金コンビ復活してほしい。頼みます。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予備知識ゼロ鑑賞。
ミッドサマーみたいな死ぬほど変でエロくてグロい映画を期待して観たら、普通に良い映画だったって感じの肩透かし具合。もちろんエログロ満載で、アイロニカルな映画ではあるけど基本的なストー
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

物質主義の現代における敗北者の慎ましい幸せを描く。
敗北者なんていうとかなり可哀想な人達みたいに思うけどそうではなく、なんならこの世界で勝利を収めた人よりも幸せなのでは、と思う。物質的に満たされてない
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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

家族の崩壊...
何か事件が起こったりするんじゃなく、自然にそこにあったものが崩壊していく様がある意味冷酷に描かれている。
時代が変わり、家族の形は変わっても、人間の本質的な冷たさは変わらない。今日の
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(1990年製作の映画)

3.0

世界的に見てもスタッフ&キャストと共に錚々たるメンツ。スコセッシのゴッホ、村の老人の笠智衆、なんか良い。
最近気づいたけど個人的には黒澤は晩年期の作品の方が好き。エンタメじゃなくて自分の好きな芸術をや
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

最近汚いニュースが溢れていて、なんとなくモヤモヤしてたんだけど、この作品みて少し浄化された気がする。
いつまでも消えない初恋の記憶。
取り戻せない青春。
もういなくなってしまった大切な人。
残酷な話で
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

観たことを後悔するとかそんなレベルじゃなく、こんな映画が平気で作られたことに吐き気がした。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

日本で革命は起きなかったし、三島は自衛隊に決起を呼びかけても鼻で笑われて自決しちゃったし。なんか凄い虚しくなる映画だったなあ。
昔こんなことがあったんだよー👴ニコニコ
で終わる。

やっぱり頭が良くな
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.0

アマプラでながらみだったのであまり詳しくは語れません...
小津安二郎はやっぱり凄いです。
でも

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.0

1/8 渋谷ユーロスペースにて。
一回鑑賞済みだったけど塚本晋也作品一挙上映なので観た。体が徐々に鋼鉄と化していく男の物語。
終始ナニコレ...が心地良い映画。細部に至るまで監督のこだわりが詰め込まれ
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