言いたいことも、監督がしたいことも、分かる。嫌いじゃない。佐々木主観ののパートがもっとあって良い気がした。カラオケのシーンは何だか胸がいっぱいになった。佐々木の存在と、元カノの存在が、あまり内容として>>続きを読む
ラストありきな感じもするけど、全体通して奇妙なおもしろさがある作品。
末期癌で失う物がないからこそ、無敵な彼ら。斬新なロードムービーだった。
0.05%の血中アルコール濃度を保てば仕事や生活がうまくいく説を立証するため立ち上がる高校教師四人組のお話。
北欧映画特有の画の感じとか、独特な編集に始まり、思ってた以上に酒が呑みたくなる映画。何より>>続きを読む
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ヴィム・ヴェンダース版『秋刀魚の味』。
鑑賞後も余韻がひしひしと残る、日々が尊くなる。定期的に観たくなる作品だった。
大袈裟かも知れないが、いや、でも間違いなくこの作品が、人生を再び奮起させてくれた。>>続きを読む
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面白い。けど明らかに惜しい。
妻夫木聡、窪田正孝、仲野太賀。全く違う境遇の彼ら三人が、徐々に交わっていく。
作風は好きだし、画も中々凝っている。役者陣も揃いに揃って名演技を見せてくる。
しかし明らかに>>続きを読む
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これは...泣ける。
ミッキーロークのボロボロな役が、顔にも声にも似合っていて、観ていて本当に可哀想になってくる。あの息苦しそうな呼吸も聞いているだけで胸が締め付けられる。
救いようは無いし、只管アメ>>続きを読む
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初鈴木清順。渋い奇人の原田芳雄、紳士な藤田敏八、二役演じる大谷直子、独特の色気漂う大楠道代。アングラ邦画の傑作と喩される本作。何を隠そう、当方は生まれも育ちも本作の舞台である鎌倉である。世田谷へと引っ>>続きを読む
懐かしい。内容こそ殆ど覚えていないが、当時は子供ながらに泣いた記憶がある。
豆腐小僧がアホみたいに可愛かったのも覚えてる。
幼少期に父親と観に行った想い出。
海の上を高速で走るという発想が、当時の自分には斬新だった。
ユアン・マクレガー扮するレントンが、人間として"0"から"1"になる噺。
90年代らしいMVのようなカメラワークや演出の数々は嫌いではないはずなのに、それらが映画に投影されると、途端に鬱陶しくなるのは>>続きを読む
演技の教材として中々イイ。映画としても、中々実験的でオモシロイ。
しかしこんな酷い西島秀俊を見たことがない。
カサヴェテス二本目。
お馴染みのジーナ・ローランズが本作では交通事故に遭った自分のファンの少女をきっかけに、老いを受け入れられないアル中の舞台女優を演じる。"こわれゆく女"の彼女も凄まじいが、より明確>>続きを読む
「俳優目指すならカサヴェテスは観ておけ」と何度も自身の兄に念を押されていたので、ようやくイメージフォーラムの場を借りてカサヴェテスデビュー。なるほど、確かに兄の言う通りだと強く感じた。この映画と舞台劇>>続きを読む
幼少期の自分の青春だったインディ。まさか最新作にして最終作となる本作を劇場で見れる日が来るとは思っていなかった。
ただ単純に、ハリソン・フォードが80過ぎてもあんなに元気にスクリーンに映っているだけで>>続きを読む
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感無量。観終わった後の余韻と衝撃で、ここまで脳がヤられたのは2001年宇宙の旅以来かもしれない。
是枝裕和によるスクリーン一杯に映し出される諏訪湖の景色や、校舎、家、橋などのイメージからなる神秘的でも>>続きを読む
『地下幻燈劇画 少女椿』鑑賞後、怒涛の丸尾末広ブームが自分に巻き起こったので、元よりあまり期待はしていなかったが観てみた。
まあ、入りから先ずダメだし、美術のセンスも感じられないし、役者も蛇女紅悦とワ>>続きを読む
ずっと前から気になっていたが、ようやく観た。ガロ系作品の中で一世を風靡したとも言われる原作『少女椿』を、絵津久秋が4年掛けて監督、脚本、作画、演出を務めアニメ映画化。しかしそのあまりに過激な内容と描写>>続きを読む
ヤクザと家族で藤井道人に惹かれたので今回こそは劇場でと思い鑑賞。
相変わらず、現代の邦画に無くなりかけている映画的なカタルシスや、印象的なカット、独特のテンポ感は評価できる。
個人的にあまり得意ではな>>続きを読む
松田優作目当てで観た作品。もう只管、松田優作を見るための映画。髪型といい、ファッションといい、髭といい、なんだかつげ義春の漫画のキャラクターのよう。カッコいい。それでもって、まほろ駅前シリーズの行天晴>>続きを読む
原田芳雄、田中邦衛、石橋蓮司、勝新太郎。この四人というだけで観てしまったが、思ってたよりも結構えげつない内容だった。江戸幕府末期を背景に、遊女を駆逐する外道な役人、世間体では屑も同然の浪人、時代に抗え>>続きを読む
マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作。この4人を集結させリドリー・スコットの手によって完成された日米合作作品。
そもそもの内容とか、やたらスモーク焚いてたりとか、日本人の台詞聞き取>>続きを読む
『アカルイミライ』のメイキングでもあり、黒澤清という人間についても触れられるドキュメンタリー。(最も、作中で彼は何度も「フィクションとドキュメンタリーの境目などない」と連呼するが)
これからを生きる>>続きを読む
「この娘、どこか変だ」のキャッチコピーでお馴染みの本作。去年続編が作られたのもあり、ようやく観た。
エスターどころか、登場人物諸々どこか変だった。内容は作り込まれてるとは思うけども、予想以上にエスター>>続きを読む