mさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.3

現代の闇を取り上げてくれたことに感謝したい。劣悪な勤務体制、下請けにしわ寄せがくる悪循環。「人のことをなんだと思ってるんだ」という怒りの言葉、本当にその通りだと思う。弱い立場の者から搾取して利益を得て>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

チャーリー・プラマーの、感情を表に激しく出さないが、強い意志を持っているのが伝わってくる演技がとても良かった。大自然の中、競走馬のピートに他の人には話せない本音を打ち明けながら歩く様子が美しかったな。>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.8

原題と邦題が随分違うんだなと思ったのが第一印象。はじめは泥臭い話かと思いきや、人との出会いなどを通じて登場人物たちの考え方が変わっていく様子に焦点があたっていて良かった。ジョン・C・ライリー演じるお兄>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

実際の関係者たちの語りと物語が同時進行していきドキュメンタリー要素も有り。犯罪映画の引用もあってちょっと笑える。若い頃は何者でもない自分から脱したくて何か突飛なことをしたくもなるが、現実は頭で思い描い>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

5.0

たった2分間の黙祷が彼等の人生を変えることになるとは……自分がどうしたいのかを考え、若くして何もかもを捨てる大きな賭け、決断をした勇気に胸を打たれた。予想していたよりも引き込まれる作品で、演技も素晴ら>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.5

何かを信じることは良いことで自由だけど、それが自分や他者を縛り付けることになるのは悲しい。父親と母親がそれぞれ試行錯誤しながらも息子を愛して受け入れていく(受け入れていこうとする)過程が良かった。

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

『RBG 最強の85才』もみたが、ルース・ベイダー・ギンズバーグは素晴らしいなと改めて思う。夫のマーティンもなんて素晴らしいんだろう……

バイス(2018年製作の映画)

3.6

役者陣の役への作り込みよう…!クリスチャン・ベールが別人。シェイクスピア劇や語り部の存在、エンドロール前の討論シーンなど要所要所の演出が面白い。

カフカ 田舎医者(2007年製作の映画)

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大学の授業で観て衝撃を受けた記憶。カフカのあの不安定な夢を見ているような世界観を見事に表現している。声を狂言師の方々がされていて、それがまた独特の空気を作り出していてとても素晴らしい。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

過去の話ではなく現代でもまだまだ差別が根付いている………NO PLACE FOR HATE

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.0

「人間が滅ぼす側と滅ぼされる側に分かれる」という言葉、真理をついていて苦しい。けれどフローレンスは勇気を持って行動し続けた。そうすると、その勇気を支援する人、受け継ぐ人が現れた。最後にナレーションの声>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

‪『ドクター・スリープ』‬
‪原作未読の為、こうなるのかという驚きの連続。あの重低音の音楽が流れてあのホテルが映し出されるとゾクゾクした。シャイニングへのリスペクトを感じられる再現シーンもたくさんあり
>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.5

『天国でまた会おう』というタイトルが観終わった後にじわじわ沁み渡ってくる。エドゥアールの描く絵や造り出す仮面の数々が魅力的で美しいが、演じているナウエル・ペレ・ビスカヤーの目もそれに負けないぐらい美し>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.3

綺麗好きでめんどくさいこだわりがあってナルシストでプライドが高いサイコパス。ここまでやりたい放題で周りに罪の告白をしても捕まることはないし罰せられない。なぜなら皆んな自分のことしか考えておらず周りには>>続きを読む

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

カメラワークが独特。ゴッホ目線、ゴッホが見ているだろう視界の擬似体験、走った時の振動、ゴッホの作品の一部のような色彩や画角。未来に希望を持ち、思うがままに描き続ける様がとてもとてもよかった………ウィレ>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

『ドクター・スリープ』の為に予習。映像がシンメトリーで美しい反面恐怖を感じる。音が不気味で絶妙な不快さが良い。ジャック・ニコルソンのどんどん狂っていく演技が上手い…シェリー・デュヴァルは恐怖映えするお>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ルーザーズの成長後のキャスティング素晴らしい。その中でも特にエディはそのまんま!!と感動。最終的に悪口でペニーワイズを追い詰めていて笑った。

オーディション(2015年製作の映画)

4.0

ワンハリの主演二人はここでも共演していたのか!ロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオがマーティン・スコセッシを取り合っているのが面白い。最終的にはブラッド・ピットが現れておいしいところをかっさ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.7

ロバート・デ・ニーロはタクシードライバーといい、こういう気持ち悪い変な人物を演じるのがとても上手だな。タクシードライバーよりも共感できてしまうところがあり、より怖さを感じた。明るい狂気。ラストが妄想な>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

5.0

こんなにかっこよくてクセになるオープニングはなかなかない。もう何回もそこだけみてしまった。全体を通して使われている音楽のセンスもいい。群像劇で最初は散らかってみえてもどんどん見事にまとまる。結末を分か>>続きを読む