かすこさんの映画レビュー・感想・評価

かすこ

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7月の物語(2017年製作の映画)

3.6

何気ない日常から発展するひと夏のふたつの物語。映像がとても好き。やさしくて淡い色彩、風景画のような静けさ。みんなのヴァカンスも観たい。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

自分とは、人生とは。自分を見つめ直したくなる作品だった。自己中心的なユリヤ。中盤の時が止まるギミックはそれをよく表していて爽快さまで覚える。ただ、そんなユリヤだけど「自信を持たせてあげられなかった」と>>続きを読む

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.6

ドラマの方がおもしろい。ストーリーが浅くテンポもドラマに比べると良くない気がする。映画じゃなくてよかったと思う。
キャストは変わらず最高👏🏻

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.9

恋愛ではない、恋人以上の関係。
ふたりはいわゆる“恋人”同士ではない。けど無償の愛を感じた。
時代背景や国柄などで縛るのはもうやめよう。
ラストは切なさと力強さと、弾けるようなきらめきを感じる。おしゃ
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.9

おしゃれなカット割りとブラックユーモアを交えた作風が好き。とにかくリッキーがかわいい。。言い合いながらも次第に芽生えていくふたりの絆が良き。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

原作未鑑賞。ビル・ナイの英国紳士、佇まいから素敵。ストーリーとマッチしていて良かった。
“生きることなく、人生を終えたくない”
生きることを考えさせられる作品。

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.6

観たことある作品だった。
コミカルとシリアスなところのバランスが良い。ただ私にはちょっと入り込めない部分もあり。アンダーグラウンドも観たい

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.9

ホロコーストから逃れたおじいちゃんが、旧友との約束を果たすべく故郷のポーランドを目指す、ロードムービー。
当時経験した悲惨な事実が、どれほど痛ましいことだったかひしひしと伝わってくる。このトラウマを乗
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.7

人生の紆余曲折を16歳の青春時代から40年間を描く。これぞ映画。失うものもあればそれと引き換えに得るものもある。人は簡単に変わるしかと思えば変わらないこともある。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

「朝鮮人なら殺してもええんか?」
関東大震災後に起こった、日本人による日本人虐殺。国の洗脳、集団心理、なんだか昔も今も変わってないんだなと落胆してしまった。関東大震災100年を迎える年に公開された作品
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

ずっと観なきゃと思っていた作品、青春18×2を観たので。
TWICEのMVでもオマージュされていたシーン、名シーンすぎる。。涙腺崩壊。
岩井俊二監督の“死”の捉え方がやっぱり独特で興味深い。

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

泣けたけどベタな展開すぎて絶賛するほどではなかった。ジミーの36歳パートが長い方が含みがあって私はよかった気がする。トンネルを抜けた先の雪景色の映像がめちゃくちゃ好き

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.8

記憶をなくしてしまう奇病が流行し、その回復プログラムに参加する主人公。
なんともシュールな作品だった。奇妙だけどどこかあたたかい雰囲気を醸す。
忘れたくない記憶、忘れたい記憶、みんなあるよね。

ダイヤルはン~フ~/フォー・ア・グッド・タイム・コール(2012年製作の映画)

3.0

もっとファッションとか楽しめる作品かと思ってた。
暇つぶしにはなるけど観なくてもよかったかな。笑

ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.7

正義とは?緊張感が走り見応えのある骨太な作品。
やっぱりアメリカも怖い国…
消された文字はtorture(拷問)。

冬の旅(1985年製作の映画)

3.7

「孤独は体を蝕む」
自由に生きる彼女の生きづらさを描く悲しい物語。映像美との対比がとてもつらい

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.4

寝台列車での最悪な出会いからはじまるロードムービー。
わたしは刺さらなかった~~

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

タイムループドタバタ劇。ドロステ、MONDAYSが好きな人は絶対刺さる。2分のループを80分。何回振り出しに戻っただろう。“2分”だからこそのシナリオが面白い。
ヨーロッパ企画引き続き注目。
どうでも
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.6

「距離が近すぎると衝突する。愛し方も忘れる」
台北の日常を描く作品。私が知る中でこんなにも生活音が心地良い作品なかったかも。
映像と音楽もマッチしていてだらだらと流しておきたくなる映画だった。

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.0

類似作品で「ミスター・ノーバディ」と「2つの人生が教えてくれること」を思い出した。
ミスター・ノーバディほど難解でなく現実的で、2つの~より説明が少なく詩的。一番好きだったかも。
あの時、あの場所で違
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

-

だいぶ前に鑑賞。確か初岩井俊二作品だった
好きな作品として挙げる人が多いけど良さを理解できず。映像はとても綺麗。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.6

撮り方がおしゃれ。鏡越しのシーンが特に好きだったな。ストーリーは割と人間臭いけど終始定点撮影ぽいところがそれを感じさせない。建築に癒やされるっていいなぁ。ヘイリー・ルー・リチャードソンやっぱりすき。笑>>続きを読む

あんた(2022年製作の映画)

3.9

千葉くん、天才???絶妙な台詞の掛け合いに、ふたりの自然すぎるお芝居。ラストもこちらに解釈を委ねるそのさじ加減も巧妙。作品全体の解釈を委ねてると言ってもいいかも。長編も熱望します。
名前のない関係。友
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

人におすすめできない映画にランクイン。素敵なカントリーハウス、豊かな緑は癒やされるけど…特に終盤にかけての気持ち悪さったら……歴としたSFだね。
ハーパーが男性に抱く嫌悪感を表しているのだろうけど、そ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

沖田監督のほのぼの、その場の空気までもが優しい何かが漂っているかのような世界観がとてもすき。ミー坊の周りの不良がみんないいやつ。ミー坊のお母さん、すごい。子どもを信じて見守るってすごく難しいこと。私も>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

心霊系、そうでなくてもホラー的演出が苦手だけどこちらはデヴィット・コレンスウェットが出てるということもあって挑戦。(デヴィット、来年公開のスーパーマンに抜擢されてて驚き。。)やっぱりホラーにカテゴライ>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.6

日本版スタンド・バイ・ミー。期待しすぎた感はあったけど、ほのぼの、ノスタルジックな世界へ惹き込まれた。竹原ピストルのお父さんとってもよかった。。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

色使い、カメラワーク、お芝居、どれも全部めちゃくちゃウェス。
どのカットも素敵で眼福。だけどストーリーはウェスの中でもかなり微妙かも。。あまり集中できず。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

ジャケットからアンニュイな雰囲気漂う映画かと思いきや割とメッセージ性のある作品だった。女性を取り巻く問題を題材にしつつも、ほっこり良い作品だったなぁと思える。「夜明けのすべて」にちょっと似てるなぁと思>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

在日クルド人問題を扱う社会派な作品。川口クルド人問題もある中、この作品を観れてよかった。母国にいても日本にいても充分に生活もできないなんて。目に見えるものだけが全てではない。
嵐莉菜ちゃんとっても魅力
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

観たあとしあわせな気持ちになるほっこりな物語ではあるんだけど思ったよりハマれなかった。続編も決まっているそうで。次に期待。

あんのこと(2023年製作の映画)

3.7

現代社会の生きづらさへの怒りを感じる。実話を基にした作品だけど、腑に落ちない展開もあり、どの程度の脚色をしたか気になるところ。
苦しさやるせなさをひしひしと感じ感情を引きずられる。このような現実に、希
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.6

あの大人たちの中で聡明なポーリーヌが凛としていて素敵。ポーリーヌかわいい。色合いと質感がすき。フランス人って本当潔いよなあ