れべっかさんの映画レビュー・感想・評価

れべっか

れべっか

映画(40)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.0

都会から田舎に引っ越してきた主人公一家。排他的な土地柄からか、そこでイジメを受ける主人公。そして悲劇が起こり、少女は復讐を決意する青春ラブストーリー(曲解)。

舞台となる町は狂人が飽和状態なんだけど
>>続きを読む

MW-ムウ-(2009年製作の映画)

1.0

手塚治虫の同名漫画が原作。既読。

観たのが十年以上前だからちゃんとは覚えてないのだけれど、原作の雰囲気を楽しみにしていたら、長尺でカーチェイスを観せられて夢寐に旅立ちかけた気がする。

それ以上でも
>>続きを読む

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007年製作の映画)

1.0

『NHKにようこそ!』の滝本竜彦の同名小説が原作。たしか筆者のデビュー作。
当時、『Kanon』の川澄舞のルートを想起させる内容だとネットで呟いたら、いろんな人から賛同してもらえた思い出がある。
あと
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.1

家庭の歪みから、あるいは内在的なストレスから、異物を飲み込みたくなる衝動に駆られる女性。最初はビー玉から、やがてそれはエスカレートしていき……

血とか内臓がドバドバする系は、どこかフィクションとして
>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

1.4

外界から隔絶された家の中だけで子供たちを教育する両親。外の世界を知らない子供たち。そこへ異物が挿入されたことで、徐々に変化が表れていく。

なんか、自称・映画オタクが好きそうなシュルレアリスム系。観る
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

2.2

新海作品の脚本は昔からエピソードを継ぎ接ぎしている感があるというか、シーンの切り替わりが細かい感じがあった。
今作は主軸となる人物が二人いるので、それがより顕著に感じられて、なかなか落ち着かなかった。
>>続きを読む

ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

1.9

ある家族のもとに現れた一人の訪問者。家族は彼を客人として家に住まわせるが、それが悲劇の始まりだった。

全体としてスッキリしないプロットだった。ひとつひとつの要素は面白いのだけれど、それの繋げ方に違和
>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

コールドオープンは爆弾魔と主人公の戦いを描いているのに、そのあとは時間が移って客とバーテンダーの身の上話。中盤以降から物語が大きく動き出し、どんでん返しへと繋がっていく構成。

この短い時間でタイムパ
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

資産家が殺されて探偵がやってきて遺産相続で揉める系の、よく言えば王道、悪く言えば手垢のついた設定で展開されるミステリ。

と思いきや中盤までに犯人が特定され、その視点から進むコロンボや古畑形式。
と思
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

2.6

タイ東北部の村を舞台に、土着信仰と女神の継承をめぐるモキュメンタリーホラー。

アマプラで観たけど吹き替えしかなくて、この類は字幕で観たい派だし、ホラーとしての迫力も希釈されてしまっていた。

事後考
>>続きを読む

RE:BORN(2015年製作の映画)

1.8

元・最強傭兵が今は引退してコンビニで働いているところに、昔の因縁の相手たちが襲いかかってくる、海外のアクション映画の定番設定みたいなやつ。

ところどころに有名映画なんかのオマージュが散りばめられてい
>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.0

いわゆる館ものと呼ばれるミステリ。公式の言葉を借りるなら、異常事態が発生している状況での連続殺人事件。

他の方のレビューでは、ネタバレ設定抜きで重要な設定が書かれていて、これいいのか? と思ってしま
>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.5

宗教的な団体に所属する男女三人が、孤島で共同生活を送りながら、さまざまなプログラムを行なっている。それはやがて、ひとつの欲求によって歪み、狂っていく。

脚本はともかくとして、映像としては面白かったか
>>続きを読む

アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

1.0

たくさんの水着の女性が出てくるので、とても良かったと思います棒読み

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

公開当時、都合4度ほど劇場に足を運んで鑑賞した思い入れのある作品。
やはりこの季節に観返すと格別と感じる。

公開から15年が経過したとは思えない映像のクオリティ。逆に言えばあの頃からアニメーションの
>>続きを読む

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

1.9

とあるアパレルメーカーが開発した新発売のジーンズが、夜な夜な動き出して人を殺していくB級スプラッタ?

発想はユニークだし、殺し方も一辺倒じゃないし、そういうところは面白味もあった。のだけれど、設定は
>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.0

自分たちが死ぬ夢を見て、それを回避する主人公。しかし生き延びた者たちは、死の必然性を回避してしまったがために、運命を収束させる別の必然性によって、次々と死んでいく……。

登場人物たちを殺すのが殺人鬼
>>続きを読む

ノック・ノック(2015年製作の映画)

2.3

家族思いの父親が留守番中、道に迷った二人の女性を家にあげてしまう。ただの親切から一転、快楽と地獄がはじまる。

イーライ・ロスの監督作品となると、やはり血とか肉とかそういうものを想起してしまったのだけ
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.3

大手出版社の社長が急逝し、次期社長をめぐる争いが勃発。曲者でありながら崖っぷちに立たされた編集長・速水は、状況を好転させるために計略を張り巡らせるーー

タイトルやあらすじから分かる通り、登場人物たち
>>続きを読む

予告犯(2015年製作の映画)

2.1

インターネットを通して犯罪の予告をし、その通りに事件を起こしていく「シンブンシ」。この一連の事件の裏側には、ある悲しい計画があったーー。

原作未読。
はじめて観たのは随分と昔だけど、思い出したので。
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

みんな大好きブラムハウス。
周囲から嫌われまくって敵を作りまくっている主人公が、何者かに殺されてはその日の最初に戻るーー。
犯人を見つけ出してループを終わらせられるか、というミステリ要素の入ったタイム
>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

5.0

中学生たちが最後の一人になるまで殺しあう、バトルロワイヤルというジャンルを確立させた記念碑的作品。原作も含めて。
これを参考に某バトロワ系ゲームが作られ、流行したのも有名な話。

個人的には文句のつけ
>>続きを読む

デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場版デスノート2部作の続編。

・デスノート6冊は多くない? 結局1v1の構図だし、そこが上手く利用できていなかった感。

・アーマ必要だった? ちょいちょい出てきたけど出会いなどの過去は描かれず、
>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

アマプラで観ながら、こらもう20年前くらいなのかと切なくなった。

時代が時代だからなのか、小道具が安っぽいし、エキストラの演技がしょっぱいし、全体的にチープな質感が引っかかった。

内容としては原作
>>続きを読む

SECURITY/セキュリティ(2016年製作の映画)

2.2

元軍人が無双する系。
この手の映画は溢れるほどあるけど、気軽に観られるのが良い。
特にこの映画はランニングタイムが短いので、さくっと観れた。
ただ、デパートの中でわちゃわちゃするだけで規模や展開はそれ
>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

2.3

引退したり、引退しようとしている暗殺者にはちょっかいを出さない方がいい、みたいなジャンルの映画。
日本のオタク文化には「なろう系」と呼ばれる、ファンタジーベースの主人公が無双するジャンルがあるけど、こ
>>続きを読む

劇場版 アキハバラ電脳組 2011年の夏休み(1999年製作の映画)

5.0

神。

60分という短い上映時間の中で、夏休みの始まりから終わりまでを凝縮して描いた傑作。

少女たちの日常と、夏休みならではのドタバタ劇と、ほんの少しの背伸びと、ほんの少しの成長と、それらがやがて思
>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

1.6

「女子高生に殺されたい」という願望を持つ教師が、その執念で作り上げた計画を実行していく様と、彼を取り巻く女性たちの物語。

原作は既読。
原作だと最後に計画の全てが明らかになっていき、カタルシスを得ら
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.2

現代版のゴジラ。とはいえ2024年現在、この作品も10年近く前になるのか……。

内容としてはド直球の大衆向け怪獣映画なのだが、戦車やら戦闘機やら電車やら、オタク向けの要素もふんだんに盛り込まれている
>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

2.5

キービジュや円盤のジャケットのダサさに目を瞑れば良作の人間ドラマ。

自分にとっては「ミステリにはミステリ以外の要素はいらない」って考え方を変えてくれた作品のひとつで、だから原作も映画版も好き。

>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

みんな大好きラース・フォン・トリアー。
建築家を夢見るジャックが、理想のお家を建てることを目指す、ハートフルサクセスストーリー。
「マインクラフト」や「どうぶつの森」なんかが好きな人は参考になると思い
>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

4.0

自殺したアイドルの一周忌のため、オフ会に集まった五人の男たち。しかし彼らにはそれぞれ秘密があり、自殺したはずの如月ミキの事件もまた、急展開を見せていく。

密室劇。
ロケーションがほとんど動かず、会話
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.3

犬と車を奪われたおじさんがブチギレて復讐するお話。

ストーリーの機微を置いてけぼりにするほどの、アクションの応酬。
されどオリジナリティのある世界観と設定がそこに挟まり、エンターテイメントとして十分
>>続きを読む

バイオレンス・レイク(2008年製作の映画)

2.3

遊山のために湖畔へ赴いたカップルと、彼らに絡んだ少年たちの、泥沼的バイオレンス。

『ファニー・ゲーム』を想起する粗筋ながら、こちらは少年たちが「引くに引けなくなった上での凶行」といった感じがした。
>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

-

原作既読。
商業主義時代の象徴にして怪物。

原作における重要人物の徹底リストラにより、脚本の圧縮と強引な展開に成功。結果、最初から最後まで頭の上に疑問符を乗せたまま視聴するという苦行を味合わせてくれ
>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

2.1

自分の目的や目標を達成するためならば、殺人も厭わないサイコパス教師の、美しい凶悪性の物語。

原作者の貴志祐介のファンであり、三池崇史監督も好きだったので、珍しく一人で映画館に足を運んだ覚えがある。
>>続きを読む