群像劇の「シン・ゴジラ」
と、
ゴジラvs敷島(神木隆之介)の「ゴジラ-1.0」
7年ぶりの日本版実写ゴジラとなれば、前作「シン・ゴジラ」とどうしても比較してしまうが、全く違ったアプローチで“ゴジラ>>続きを読む
個人的に「アウトレイジ」へずっと求めてたのは、1作目のようなぶっ飛んだヴァイオレンス描写だったんだけど、「ビヨンド」、「最終章」共にその割合が少なくなっていったのが非常に残念だった。
キタノ流ヴァイオレンス・エンターテイメント。
ハイテンションな暴力描写にアガる。
「3-4X10月」と今作は、かなり実験的な映画に感じた。
ここまでの三作があって「ソナチネ」が生まれる。
大杉漣の腹切り、そこしか出番のない渡哲也。
唐突の死体で作った“死”に笑った。
あとは普通。
「ソナチネ」が“死”そのものだとするならば、
今作は“生と死”。
西と堀部の対比。
エンドロールが素晴らしかった。
流石に列車はアドレナリン全開。
生きろ。
生きねば。
生きるか。
伝えたいことは、ずっと変わらない。
暴力と笑いのバランス。
そして恐ろしいほどキマった構図。
これが処女作という事実。