キャンチョメさんの映画レビュー・感想・評価

キャンチョメ

キャンチョメ

さよならゲーム(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

名作。
色々諦めたり、それでも夢を見ようとしたりする大人たちの話だと思った。
コメディ、ロマンス、ドラマのバランスが良い。

クラッシュが最初はカッコいいやつだけど、段々と身近な存在になってくる。対照
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この子どもたちの逞しさは、時代と環境によって育まれるものなのかな。自分の制御の効かない人生に必死に食らいついていく生命力を感じる。

吉永小百合の演技が良かった。歳をとってもこの当時の面影が残ってる。
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

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リッチなつくりじゃなくても、これだけ面白い映画ができるんだと知った。
オープニングカッコいいし、無駄なカットが一つも無かった。夜の街を走って逃げ、電車に乗って逃げ、時に爆発、時に乱闘。最後は海辺で日が
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

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俳優やスタッフなどの映画人に対する愛に包まれている、優しく心地良い映画。
『8 1/2』は映画監督の苦悩が色濃かったけど、こっちは広く映画に関わる人々に焦点があてられていた。

押井守によれば、トリュ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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あまりノレず。
ストーリーとキャラクターに興味が湧かず、166分あるので、砂漠の画が続くと飽きる。ハルコンネン家の闘技場が映ってたりはしたけど、もっと砂漠以外のロケーションを観たいし、映像もスケールの
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

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役者、音楽、映像、小道具全てがカッコいい。特に射撃の撮り方。早撃ち、帽子の狙い撃ち。
音楽の使い方も上手すぎる。懐中時計のアルゴールと決闘の組み合わせ。
映像と音楽がこれほど共存してる映画は今まで観た
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

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色彩感覚が独特で構図が美しい。音楽がミステリアス。
話が分からない。ジュリアンに復讐心があったとは思えないし、そもそも人間の感情があまり描かれていない。近親相姦的な匂いがした。
登場人物同士の間で何か
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バウンド(1996年製作の映画)

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コーキーがカマすのかと思ったらヴァイオレットがカマしてた。

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

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男同士の絆、プライド、美学や、マッチョイズムが自分には合わないらしい。
銃撃戦もpcで観たからそこまで凄さが分からず。これに関しては観る手段を間違えた。

夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

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おそらくスタジオ内に貼ってある「去ってほしい社員の条件」が怖い。

息子の吾郎の泣きそうな苦しい表情、宮崎駿の父の話、手紙の話、乗せてくださいと言った母子の話、空襲の焼け跡を彷徨った高畑勲の話が印象に
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

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ホドロフスキーの狂気的な情熱と、各分野のエキスパートを口説き落としていく様がめちゃくちゃ面白い。ダリとオーソン・ウェルズとのやり取りが特にすごい。人をこんな風にしてしまう原作はどんなものなのか気になっ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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ガジェットと音楽が良い。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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寒い、痛い、しぶとい。
高山病になり、山小屋で一晩苦しんだ時を思い出した。
グリズリーとの格闘怖かった。

砂の器(1974年製作の映画)

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僅かな手掛かりを地道に集めて行き、最後には1人の人間の人生が露呈する過程に引き込まれる。

虐げられてきた人間を「救った」側が、「救われた」側に殺される、という構図が面白い。「正しい」干渉が相手にとっ
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上海から来た女(1947年製作の映画)

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最後の遊園地でのシークエンスがちょっと神がかってる。

サムライ(1967年製作の映画)

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中二病も究めればめちゃくちゃカッコいいと再認識した。
冷静に、自然に、無意識にカッコつけるのが一番カッコいいのでは、と思う。
孤独に酔わず、ただ受け入れ、信念を持って動くアラン・ドロンのカッコつけは様
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

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「幻覚」はちょっと面白いけど、あまり乗れず。場所が変わらないと、単にだらだらした印象が残る。

東アジア人に対する差別的描写が流石にいただけない。無自覚にやったのかなと推測。
この映画に怒ってる人がも
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大日本人(2007年製作の映画)

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ウルトラマンの家族みたいなやつらの名前と、「ぜひ!」のところはフフッとなったけど、面白くなかった。

映画の種類が違うので北野映画と比べるのも変だけど、北野武の方が自然体で真っ直ぐで、変なことをやろう
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃクールな映画。最初のカメラが回るとこ良い。
気怠げな空気感とヴァンパイアという設定がマッチしてる。トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンがヴァンパイア過ぎる。高貴だ。

目が黒くなった
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

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アラン・ドロン美しい。太陽の眩しさが痛い。フレディ運び出すところが面白い。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

笑っちゃうほど気まずい空気をつくるのがめちゃくちゃ上手い。
コミュニケーションの齟齬、的外れな言動をする様を自然に見せているのがすごい。当人たちが無自覚なだけに、「自分ももしかしたらと同じことを…」と
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

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超越している、と形容するのも違うような、自然と人間の間の、根源的な深い精神を感じようとし、生きている人だと思った。

自然のあらゆるもの、生物の速度を感じ、その速度で動き、踊るという考えが特に印象的だ
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

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今まで味わったことのない空気感。ちょっと美しさを感じるような怖さがある。
オカルト具合が丁度良かったけど、目の色が変わるのは少し冷める。赤ちゃんの目の色が変わったのは怖かった。
主人公の演技も非常に良
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しわ(2011年製作の映画)

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自分にとってはかなり先の話だけど、それでもいつかは訪れることだから怖い。

頭がはっきりした状態で、虚しく死を待つだけの老後は、それはそれでかなりしんどいかもしれない。その点、オリエント急行に乗ってい
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

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綺麗に盛り付けられた、大量のご馳走が段々グロテスクに見えてくる。

食べるのは自分の分だけにしようという声も虚しく、下層にいる人は、さらに下にいる人のことを考える余裕がない。それどころか鬱憤を晴らす始
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クラック!(1981年製作の映画)

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高畑勲の「動きによって空間が現れてくる」という言葉の意味が少し分かった。

椅子を作るシーンと、途中と最後のダンスのシーンが特に良かった。

座頭市(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ヤクザたちが喋ってるだけのシーンは退屈だったが、音ハメ、ギャグ、タップダンス等遊び心があって面白かった。

斬り合いを無駄に見せるのではなく、座頭市が問答無用にスパスパ切っていくアクションのテンポが良
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