このレビューはネタバレを含みます
序盤、二人の関係が唐突にスタートしていく感じが、戦時中の切迫した感覚と重なる。
中盤からトーンがガラリと変わって、静謐な印象に変奏されていく。
結論、「苦い」映画だなと。
後味が悪いのとは違うんです>>続きを読む
70年代アメリカの詐欺師映画。すると、「スティング」がフッと思い出されます。それがスマートでスタイリッシュな印象ならば、こちらは、より根源的で、汚い部分、人間臭い印象を見せている印象。
様々な登場人物>>続きを読む
コントでなく、全うに「映画」でした。SMを装置に非現実と現実に揺らぎを与える。
そもそも映画って、虚構でありつつ真実であるという、不思議な媒体だし。
人として、大切なことは、思考することを止めないこと。
しかし、それ以上に大切なことは、思考したことを表明すること。
それはとても難しい。というのも、思考を表明することは、孤独だからだ。
思考すること>>続きを読む