紺藍さんの映画レビュー・感想・評価

紺藍

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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.8

原題は”L’ Argent de poche”
だった事に気付いて調べると直訳は"お小遣い"
なるほどこの映画はあらゆる子供たちが少ないお小遣いを駆使して自分なりの自由を買っている。父子家庭、母子家庭
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.6

ウォン・カーウァイ4Kレストア版行ってきた!まじブエノスアイレス良かった

音楽もカメラワークもキャストの演技も語らないストーリーも…なんか懐かしさもあるけど全く古びてない、こういう目から耳から感性に
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.6

いや〜面白かった!
時代は変われど、議論するテーマは今も変わらない。イメージ、勝手な決めつけを排除しながら密室で12人の汗だくおじさんたちが真剣に1人の少年の容疑の審議に向き合う

(ネタバレ)

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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.5

ひとり松田龍平祭り開催始まったので久しぶりに視聴。
以前に鑑賞した時はどちらかと言うと、瑛太目当てだったか?今回は完全に行天!
長い髪、猫背、変な走り方、気味の悪い笑い声、腕っ節は明らかに弱そうなのに
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

人との距離が少し近くなったなぁと思うと嬉しくて、自分から少し距離を置こうとする原点をこの映画に見た気がする。
誰かに期待して、期待通りにいかなくて傷つくのが怖いから。

この映画のファンタジーなところ
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怒り(2016年製作の映画)

3.3

ボストンバックをめちゃくちゃに投げる。あそこから人としての品のなさが徐々に垣間見える感じ、うまい。
あんな事は出来心でついやる事じゃない。
まんまと騙されたと思った。

ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

3.8

ビートルズキラッキラ期を映画に納めて残してくれたことに心から感謝する一作。

サブスクやレンタルでも観る手立てがなく、ついにDVDを購入してしまった。
ジョンの、リンゴの、ジョージの、ポールの一人一人
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マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マリークワントの生き方がとても好きでした。理想の女性像です。
着たいものが世の中にないから自分で作る。それはみんな実は求めていた物だった。
どんな時代にもそういうみんなが求めているけど、何かの理由で世
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

韓国映画余り見て来てないのだけど、数多くありすぎる家で見る映画の選択肢として正に今見るべき映画だったし観て良かった。
最初の軽いコメディタッチな導入部から、事態が刻々と変わりいつの間にかしゃくり上げる
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ジョン・レノン 失われた週末(2022年製作の映画)

3.6

噂には知っていた失われた週末をメイパン視点で堪能した。
オノ・ヨーコはなんとなく太刀打ちできない偉人扱いな私のような一般人にとって、このメイパンのドキュメンタリーは東洋人で有名人でもない普通の女の子が
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ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

4.6

元々サイケデリックなYellow submarineのデザインが好きだけど映画は未見でやっと鑑賞。
見たら益々好きになった。

全編アニメーションならではのBeatlesの抽象的な曲もイマジネーション
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.3

ウッディ・アレン監督主演の恋愛コメディ。自叙伝でもあり、妻でもあったダイアン・キートンに書き下ろした作品だそう。

私、ダメだ…この映画を語る事が上手くできない…
けど、面白くなかったということでは全
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.3


まず、コメディじゃないジム・キャリー影のある役で新鮮✨️イライジャ・ウッドがク〇な役でこれも新鮮。あマーク・ラファロ!キャストが豪華~と一々新鮮で前情報なしで見て正解!

恋人同士も夫婦も、相手の自
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.7

カムカムのあの二人が全く違う世界観を纏って主演。
上白石萌音ちゃんも松村北斗さんもキラキラオーラを見事に消し去って、冒頭はずっと見ていて苦しくなるほどの好演。

人それぞれが生きづらさを持ちながら、物
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ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

信じられないPart1&2で3時間以上あるのを2度見ちゃった。

自分的に2度見る時は吸収すべき何かを見つけた時。

スコセッシ監督のドキュメンタリーなんだけど、面白くてこんなに長いのに見所が多くてト
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

予告動画を見た時点で、泣いてしまうのは想定内だったので序盤は、「ここ、泣かせ所だ」という作り手側の意図を勝手に解釈するという意地悪な視線を持ちながらも、その纏った空気感で涙が出てしまった。
でも途中か
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