Nobさんの映画レビュー・感想・評価

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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.8

イタリアの映画って無駄なシーンかなって思うところがあって好き。無駄ではないけど。収容所は実際はもっと悲惨だったんだろうけど、テーマを絞ってることを考えると気にならない。この映画はユダヤ人迫害の悲惨さを>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.6

安定の面白さ。
カモメはアップだとかわいい。
ヒッチコックは人間の心理を描くことが本当にうまいなと思います。
美貌もお金もあって自由で怖いものなしみたいだった主人公が恐怖で放心する様は本当に恐怖。恐怖
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(2020年製作の映画)

3.0

期待した程ではなかった。「糸」の歌詞の解釈としてはずれてる気がする。
小松ななちゃんも榮倉ななちゃんもかわいかった!

哀愁(1940年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかくビビアン・リーが美しく切なく、その移り変わる表情がすばらしい。笑っていても不安な影を感じさせる。
古いロマンチックな映画だと思って観たことがなかったけど、全然違ってテーマはもっと深く、これは女
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

ご都合主義なストーリーじゃないのがいいと思う。イタリアの人々のたくましさや人情がユーモアたっぷりに描かれている所が好き。若い頃に見た印象と随分違った。自分も中年を迎えて、取り戻せないもの、手放せないも>>続きを読む

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.8

孤独なシュヴァルが人との関係をうまく結べずに理想宮の制作に没頭し、数々の悲しみの中で唯一無二の宮殿を創り上げるストーリーはとても感動します。映画では妻や娘との静かでもかたい愛情で結ばれた家族愛が感じら>>続きを読む

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

4.3

小川洋子氏の小説が大好きなので、なかなか勇気が持てず、みてなかったのですが寺尾聰さん、さすがです。博士ピッタリ、深津絵里さんもちょっと可愛すぎる気もしますが、よかったです。ちょっと贅沢言うと浅丘ルリ子>>続きを読む

オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

4.0

少ないセリフに登場人物それぞれの抱える心の葛藤や関係のこじれ具合が表れてて、どの人物にも感情移入できる。納得できる、ので憎たらしいのはラファの社長だけ。そしてスペインの社会問題も織り込みながらオリーブ>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

若い頃に観た時はなんだかオシャレで、アートな気がしたけど、何故こんなにも評価されているのか全然わからなかった。
歳をとって…思うのは、1960年、大戦の記憶もまだ鮮やかな時代、自由を求めた若者文化が世
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.5

ホロコーストから生き延びたアブラハム、ドイツに足をつけるのすら嫌だから、ドイツで乗り換えのある列車に乗りたくないという。この旅が傷つき頑固に凝り固まった彼の心を癒し、少しずつ乗り越えていく。
老年期に
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.8

見応えのある内容。言葉、討論のもつ力、を実感させられる。そして、彼らの闘いとは何だったのか、三島とは何者だったのか?もっと知りたいと感じた。
日本が若く熱情を持っていた時代、様々な立場や思想があっても
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

社会において成し遂げることが何もなかったアーサーの「自分の存在は世界にとって何の意味もないのではないか」という、絶望的な問い、恐怖だ。
人間としての根源的な恐怖、それはそれは
恐怖だと思う。そして彼に
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

重いテーマだが、イギリスのみならず日本でも同じようなことが起こっている。結末も悲しく、この現状をどうにかしたいと映画が作られたとわかる。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.9

ずっと観たいと思っていた映画。思ったより、アート寄りで、ボッシュの絵のようだ。そして、思ったよりドラーグ人優しい。そして、ペットだった頃テールの着せられてる服が気になる。
音楽もおしゃれで気になる。

ヒトラー 〜最期の12日間〜 エクステンデッド・エディション(2004年製作の映画)

4.2

見応えのある映画。ナチスについての書籍をいくつか読んだが、ヒトラーの人柄について丁寧に描くというのは少ないのではと思った。ヒトラーの側近たちはすべて総統の意思に基づいて行動し、死すら委ねてしまった。秘>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

ロードムービーの良さが活きている。
人種差別、孤独、LGBT、貧困、設定は1960年代だが、今もアメリカはじめ世界が抱える問題について語られている。トニー、いいやつだ、と思った。無知であったトニーが黒
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