drschizoさんの映画レビュー・感想・評価

drschizo

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台風家族(2019年製作の映画)

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銀行強盗、時効成立、本人不在の葬儀、遺産争い。
ヒキの強いネタが揃ってる割に面白くなかった。

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

これまでどんな学園モノでも開かなかった古い扉が開いた気がした。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

風景と主人公がとにかく美しい。
絵本で描かれるようなシーンとストーリーをドキュメンタリーのようなリアルな描写で描いた感。
大人向けの絵本にするなら点描画が似合うはず。
ラストの真相は賛否ありそうだけど
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市子(2023年製作の映画)

4.0

杉咲花が素晴らしかった。
市子の「幸せ」の終わりが一枚の書類から始まってしまう。
幸せの象徴であるはずの書類から。
似たような筋の作品はいくつか観たけど本作も良作だった。
古い写真一枚しか残っていない
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アートのお値段(2018年製作の映画)

3.5

オムライスしか食べてこなかったおっさんが高級懐石を口にしても、作り手の意図や一流の技、道具、食材に気が付きもしない。
歴史的なコンテクストやテーゼを知らずに“逆さまに飾られてる便器”を目の前にしてもそ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.2

子どもの事件や事故のニュースは普段タイトルの時点でそっ閉じしている。
だから本作は心して観始めた。
序盤から何度も一時停止して作中のキーワードや周辺情報を検索した。
シリア難民、バジャール、アレッポ、
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ロ・ギワン(2024年製作の映画)

3.5

出演作を選び放題なはずのソンジュンギが選んだ脚本だからハズレ無し、という期待感が強過ぎたせいか微妙だった。
北鮮がらみの作品の中では切り口が新鮮だけど全体的に筋が淡白な印象。

原作知らないけど、難民
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.0

異世界系ファンタジーものは得意じゃないけど、作画の美しさにやられた。
ヴァイオレットエヴァーガーデンより好み。
夢に出てきそうなレベルで刺さった。

というか割と本気で余生をイオルフで過ごしたいと思う
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パレード(2024年製作の映画)

3.8

映像とキャストが素晴らしい。
ストーリーは途中ダルいとこもあったけど、観る側の事情/経験で刺さり方が色々だと思う。
とはいえ最後の閉じ方が秀逸。
今まで観てきたシーンがキラキラしたものにひっくり返った
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.8

SFにしてはこじんまりした作品ではあるけど設定もオチも面白かった。
設定丸ごと伏せて観れたら序盤ももっと楽しめたと思う。

いとみち(2020年製作の映画)

3.8

本作は一言で言えば、ど田舎のJKの成長物語。
“いと”ちゃんの若さゆえの美しさと内に秘めた強さが終始眩しかった。
慣れてくると後半は何を言ってるか伝わったけど、婆ちゃんは最後まで全くわからなかったw
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

コンゲーム系はある程度プロットがしっかりしてればつまらなくはならない。
でもシリーズ通じて本作に限らずだけど典型的な“国産あるある”でしんどい。

ほぼ全てのシーンが無駄にウケ狙い(スベり芸)の茶番に
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.5

40年前当時、友人の一人が人知れず“ミンキーモモ”とか“うる星やつら”に異常な執着を見せるようになった。
まだ“オタク”という言葉は無かったように思う。
自分の界隈では「ガンダムは許せるがその手のアニ
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僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)

3.8

未知の世界を垣間見た。
13歳の自閉症の日本人が書いた原作をベースにしたドキュメンタリー。

レインマンからウヨンウ、アリスまでいくつもの自閉症作品を観てきたけど、美化された作り物では無い“現実の彼/
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悪女(2023年製作の映画)

3.2

木嶋佳苗事件をモチーフにさらに一捻り加えた作品。
現実的には表面化していないだけの上位互換の疑惑が日本にはまだあるよねw
実話じゃ無いんだからもっと衝撃的な展開が欲しかった。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.8

これは良い映画だった。
ありがちな仲良し女子の話っぽいけど演出が良いので飽きさせない。
そして終盤まで隠されてきた真相。
品の良さを感じる筋立てと、彩度を抑えた映像が作品として綺麗にまとまっている。
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.2

当時もよく集まったなぁって思ってたけど、実際は想像以上だったw
AMAで失神するレベルで衝撃受けたジャネットジャクソン(control )は1987でひと足遅かったのが残念。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

各種物理学系界隈の情報理論的パラダイムシフトを予感させる昨今、改めて再視聴。
高次元時空間をスパイスに人類滅亡を救うSF的家族愛の物語。
SFマニア向けにせず、欧米的価値観を軸にしたことでこの高評価だ
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