あささんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

あさ

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

Still you don’t know where the happiness is.

どこに行ったって、そこに幸福があるかなんて知らないんだから
誰の言うことも間違ってなんかいない。

誰も知らない(2004年製作の映画)

5.0

元になった事件の子供達は出生届さえ出されておらず、政府の居在不明児童統計にさえ入れない
記録に残らない子供達

DVというと暴行や暴言を想像しがちだが、実際のネグレクトは無関心という緩慢な暴力

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

既に死んでいた説

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

よき時は疾く過ぎ、記憶を語る者が死ぬと、ひとつの時代が終わる

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

レクターにとってジョディをお気に入りなのは柔らかい肉が好きか硬い肉が好きかという嗜好と同じ

アメリ(2001年製作の映画)

5.0

ドキドキして心臓が弱いと誤診されるのがすき

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

非凡な人間も平凡な心の安らぎや葛藤を抱えて生きているのに、外見の奇抜さを見た私たちは内側を見ずに満足してしまう

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

5.0

fの発音に苦しめられるけど、どうせ親なんて先に死ぬんだから

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

『戦争は常に人間の最悪の部分を引き出す
普段はあの男も良い面しか出さない』

ならば結婚は戦争だ。私の父という人は家の中では女を殴った。外では人に好かれる一部上場のエリートサラリーマンだった。


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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

5.0

中華料理屋で失礼な客をやり返した後、リッツに戻る道でやり過ぎたかもとちょっと弱気になるアナのいじらしさ

ルーム(2015年製作の映画)

5.0

「逃げればよかったのに」
解放された彼女たちに始まるセカンドレイプ

やっと再び動き出した世界はあまり優しくない

キャロル(2015年製作の映画)

5.0

ただ人と人とが恋をするのを同性だとか異性だとかで隔ててしまうこと

泣きながら鼻水を垂らしてこんなに可愛いのはルー二ー・マーラだけだ…

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

過ぎし日は輝いて見える。人は美しい思い出にしか耐えられない。

それを逆手に取れば雑事に塗れた現代の日常の中にも数十年先には失われる情緒的な豊かさが隠れているということ

複製された男(2013年製作の映画)

2.0

街を徘徊する蜘蛛はルイーズ・ブルジョワの『ママン』
巨大な母親像が男の世界を支配しているということ

異性関係に問題があるのは異性親へのコンプレックス論に限界を感じる

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

5.0

自らの運命を知らない愚かで可愛いマリー・アントワネットのオフィーリア的美しさ

当時のヨーロッパは既に人民主権の発想を抱いていて、彼女が嫁いだ5年後の21才の時にアメリカは大西洋を隔てた地で独立したが
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デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

5.0

救いきれないから手を貸さない弱さも、どうにもならない事をどうにかしたい強さも人間の真実

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

5.0

シーツに顔を覆われ順番に命を奪われる子供たち。このシーツの白さと子供の無垢さは単純な比喩なのだけど故に剥き出しのまま刺さる。
シーツから素足が出てしまう子供、まだ幼くて脚が出ない子供、過ごした時間は違
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

5.0

この映画、3Dで見ると文字が浮き上がってくる。目眩がするDieuとAdieu
Dieuは神
Adieuは神の元でまた会おうという意味で永遠の別れにしか使わない
Adieu au langage 言葉を
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サラはグル。雨降って地固まる人間の心理を突くための秀逸な演技だったと思いたい。
best (his) offer でも手に入らない女

だがロバートとの長年の戦友感は何だったのか

WXIII 機動警察パトレイバー(2001年製作の映画)

3.0

女の狂気で済ますのもうやめませんか?


暗さは良かった

押井作品ではないし、陰鬱な00年代アニメとして見るなら雰囲気もセリフ回しも堪能できる。人と人との関わり方が変わり始めた時代に当時の大人達が抱
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