kazukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.5

表現の持つ力やその可能性をダイレクトに感じさせてくれる作品。セリフを極力排し、主にアクションや表情でストーリーを進めるという造り方そのものに、製作者の映画表現への信頼を感じられる。また、この作品の表現>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

郊外に住むある家庭を舞台にしたある種の密室ホラー。

一言で言えば、
「抑圧的な世界で抑え込まれていた個人の感情が爆発し、あわや大惨事,,,,,,」
といった内容ですが、本作でユニークなのは、主人公テ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

こんな破茶滅茶スパイ映画は最近無いよねって感じの爽快アクション映画です。

スッと楽しめる娯楽映画

お話自体はハイコントラストで単純明快!一部の人が言ってるような”難解な何か”はありません!


I
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0


【ざっと一言】
何かを造る事は世界を良く見る事だし、
また、何かを造っていると世界の些細な部分が見えてくる 
という、、誰しも創作をする時に気付く気持ちよさをじんわり感じられる映画です。

【色々】
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.2


これはお安い感動スポ根物とは違う、、!

プロレスの魅力と、普遍的な人間の成長が描かれています。
私は全然プロレスとか見ない系だったんですが、感動してしまってプロレスの魅力から書いていきます。

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

フーダニットは無条件で見たくなる。

名優の演技合戦という感じや、娯楽ジャンルとしての完成度がそもそも高い気がする。予告の時点でワックワクでした!

本作の雰囲気を残しつつ遊んでる感じ、楽しく作ってる
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ファム・ファタール(2002年製作の映画)

4.1

致命的な女

自分の魅力に意識的って恐ろしいけど美しい。好き。やられたくなりますね笑


さて、内容ですが
「映画って良いワァァー」と思える一本です。

なんかもう脚本が上手いです。今や使い古された感
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

4.0


資本主義ってこういう事だからっ!っていうにを本質的にユーモアたっぷりに映した作品。面白かった



・資本主義とは、(ある一定の)人間の機能を拡張する、閉鎖ループのシステムだ。

・資本主義を取る世
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

「人は権力を持つと、勘違いしやすい。そうなるなよ?」

メディア界の人間は、勤めてる会社の発信力の高さからか、高慢になり易いのかも知れない。

どんな職業でも、上司は部下に対して・元請けは下請けに対し
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

楽しすぎます!
この高揚感を感じたくて映画見てる。

余韻が消えずパクジュノ作品を見返す日々を送ってます。

役者が全員魅力的で愛おしい。
また見る、、

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.2

あああ今すぐセックスしたい!

アップリンクの最終日。
22時終わりの会。
お酒と共に鑑賞後、劇場を出ると新年からバカ騒ぎしていたであろう人達。シャッターが降りている街の中で笑い声と脇道に見える店灯り
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

ゴタゴタだけど楽しい!

もう世界観だけですね。
ディズニー資本に変わり永遠に続くでしょう。どうせ次も見るんだ。どうなんでしょうか?楽しみ。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.9

1作目のような、「違う価値観持つ人が、ゲームキャラクターを通して他人を理解していく」面白さは無いが、、普通に楽しく観れる娯楽ムービー。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

漢に泣きたいんだ。という映画を見る理由に改めて気付いた作品。

実際にやってる(cgじゃない)というカーアクションは勿論凄いが、個人的に好きなポイント↓

①どうなっちゃうの?というサスペンス要素
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

愛らしくリアル。

ドキュメンタリーチックな撮り方や家の雰囲気が好き。

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

アニメ史に残る名作!

今更ながに見たのですが、ヤバイっ

①絵の書込み、構図、色、
②伝わる製作側の熱量
③視覚・聴覚をフルに使った体感型映画
④【見ているものが全てではない】強烈なメッセージ
⑤是
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ALL YOU NEED IS LOVE!
音楽が分かる喜びを感じる!
そんな映画です。


序盤にyesterdayを歌う所で既にちょっと鳥肌立ちました、、
旋律と歌詞と、、音楽の持つパワーに圧倒さ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

リアルにリアル、、ドラマティック
もうほんと怖かった。

アメコミ世界をグッと現実に近づけるストーリーがジョーカーに与えられ、丁寧な構成とドラマティックな映像作りが凄い!

ドキュメンタリー性と芸術性
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

ぶっちゃけ見た直後はブルーでした!笑

思春期って、
「自分の中の私」と「世界からの私の評価」との乖離に納得がいかず、もがく時期だと思うんですが、そのもがきが臨場感たっぷりに可愛らしく痛々しく描かれて
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

パラベラム(戦いに備えよ)

題名に違わずって感じでした笑
毎回、次の戦いが本番か?っていう映画なんですが、今回のラストシーンには笑みが溢れますね!

子供の頃、中毒的にハマった小小作品やデビルメ
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.7


絵が素晴らしい!
荒野を馬と歩く。広大な土地。
惹きつけられます!!

映像美に寄った映画ですが、青年期の憂鬱をテーマとして強く感じました。

青少年の頃は「自分の納得」が何より大事だったと思います
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

‪誰にでも秘密や狂気性はある→それが臭ってきたらサスペンスの始まり!

主人公を含めた登場人物全員の狂気性が見え隠れし、それがテンポ良く鑑賞者を襲う。

サスペンスって暗くシリアス調で、間が長い作品
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.5

凄い良い!
荒廃した地上とハイテクの空中都市ちいう構図、機械化が進んだ世界観。
何よりアリータのキャラクターが良かった。兵器という運命をプラスに変えて行くパワーと卑怯な道は歩まないという精神。素晴らし
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.0

ホテルに来る客は誰もが仮面を被り、非日常を楽しんでいる。そういう意味で、客が最も集まるメインロビーはマスカレード(仮面舞踏会)のようだと言えるかも知れません。

殺人予告という要素によって客の仮面性が
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

ファッション誌やゴシップ誌的な楽しさがある。リアル世界と関連した登場人物やその美しい服装・セレブとファッションを象徴するメットガラ、ハイソ女性のイケてる会話などがその要素だ。登場人物のSNSをや番組な>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

楽しい映画!
MIシリーズって、見終わった後ストーリーほぼ覚えてない笑 前作から何年か経っているというパターンが多くて空白があるし初見時はやはり派手なアクションやナルシズムを刺激されるコマ割りに目が行
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

所謂スパイものっぽくは無いんですが、リアル感あるスリルを感じました。snsでの政治介入しかり北朝鮮での暗殺然り、スパイ的な活動は今日でも当たり前にある脅威なのかも知れません。

対象の欲望を把握し、掛
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

"無念を晴らす"とか"復習"とか目的が感情起因の時って、自分でもそれを達成する手段が絞れずに暴走してしまうんでしょうか。主人公も最初は犯人を逮捕させる事が手段だったが、、

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.3

ワクワクした映画でした!
SFだけど、SNSが広まりゲームでも他人と繋がるものが多い現代を生きる我々がデジャヴや共感を感じやすい世界感になっていた。ゴールが明確なストーリーなので、RPGゲームにハマる
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

ほぼ室内のシーンで進行されるのですが、当時の緊張感と登場人物の熱が伝わりるのは流石です。演説のシーンなどはその熱さに私も涙が流れてました。

歴史映画という面で言うと、ダンケルク等もそうですが「アメリ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

4.0

色々気付きがある楽しい映画。
人口増加が極限に進んだ未来において、その対策案ケーススタディを、「人を小さくする」という前提はSFチックだが、真面目に行ったという映画でした。
富の格差や、人の根源的な欲
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

エンタメとしての脚色や派手さはないが、迫ってくるリアルがあります。事件時までの生き方がその時の選択を裏付けるような構成になっていて、自分の過去・現在を考えます。この記事で三浦瑠麗さんの感想がスッと入っ>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

登場人物9割黒人の映画がニュースになっていて高ダイバーシティからの視点を感じれるhttps://www.bloomberg.co.jp/news/videos/2018-02-23/P4KW536S9>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

文学的だけど、教訓的な意味がない。
〝興味ないけど冷たい空気吸いに美術館行く〝感じで観れるアートです。

不眠症だから8時間分人生を進めようぜって感じが前向きで良かった。