miinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

4.4

「この映画はホラーではない、実話である。」のキャッチコピー通り。作中で段々壊れていく女の子を演じた女優さんの演技力に感服した。事実を基に作られた事に驚いた。彼女が実際に悪魔に取り憑かれたのか私には判り>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

私は離婚前の生活を捨てて勿体ないと思った。映画は全体的にずっと午前4:30って感じ。毒で命を絶った時花嫁姿でベットに寝転ぶ2人が本当に美しかった。一緒に死ねたらよかったのにね。「一緒に死んでくれる人を>>続きを読む

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.6

怖かった、本当に。得体の知れない暗くて湿ったものがずっと近くにいてこちらを見てるような恐怖。特に雨の幼稚園のシーンは怖い。張り紙も怖い。エレベーターは無理。ホラーにはあまりない泣けるエンディング結構良>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ホラーに性を絡めた作品は初めて観た。話自体は海外版ヤマノケ。セックスで移る身近さと倒そうとする方法が現代感強め。何なのかすら分からない者が憑いてくる恐怖は中々のものだった。ホラー要素もあるけどミステリ>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

3.8

現代の様なCG無しで完璧に演じ切ったジムキャリーは天才。普段の姿とマスクを被った時の変貌ぶりに圧巻。観ていて自然と笑みが零れるような元気に明るくなれる作品。相手を倒す時の方法が一々エンターテイメント性>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

この映画は2回始まる。間違いなく日本映画で2017年最高作品のひとつ。最初の伏線回収が天才的。最初の30分かを止めずに1発で撮った監督が頭おかしい。ふふって笑ってしまうような作品だった。安元洋貴ありが>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画好きでよく見る人ほど面白くて楽しめる設定で、私はとても面白いなと思った。ただ、問題は最後まで作品の世界観を貫いて欲しかった。題名の謎が解けた後血みどろになる意味がよく分からないし何故生贄にさ>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.8

暴力に走らずに生きられない彼は何を考えてるんだろう。彼自身も分かってないように私は見えた。ずっと口角が上がってるけど笑っていない柳楽優弥に感服。全てのキャラの悪い部分が浮き彫りになっていて弱さ、寧ろ脆>>続きを読む

隣人13号(2004年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

虐められ塩酸をかけられ歪んでしまったのが中村獅童で、あそこで虐めが終わり真っ直ぐ生き始めたのが小栗旬?全く違うようで同じで互いに狂気性と残虐性を孕んでると思う。狂気は隣り合わせという意味なのかと思った>>続きを読む

母なる復讐(2012年製作の映画)

3.7

実話を基にしてるだけあって観ていて遣る瀬無い気持ちになるシーンが印象的。ただ、序盤はノンフィクションぽさが強くリアルなのに後半になるにつれフィクションらしいあからさまな脚色が目についた。考えさせられる>>続きを読む

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

4.2

題名通りしっちゃかめっちゃか。監督蜷川実花なだけあって映像が全体的に美しく色彩豊かで鮮やか。それでも違和感を感じず美しく纏められているのはストーリー性や主人公の破壊性故だと思う。ただこの映画は内容を考>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

2.8

正義感に溢れ勇気凛々だった姿から廃れ潰れて腐っていった姿への変貌ぶりに圧倒された。実話ベースということで考えさせられる内容。シャブ打ちシーンや半ばレイプのラブシーンに綾野剛が好き、だけで観て後悔した。>>続きを読む

クロユリ団地(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

団地全体の常に何かが横にいそうな暗く重い雰囲気が全体を通して続いててよかった。隣人のお爺さんのシーン怖かった。途中で明かされる実在しない家族に驚愕。ただ除霊シーン近くで急にアクション風になったのが目に>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.4

ストーリー展開がホラー映画と思えないほど高く、ホラー映画というよりもミステリー映画の位置付けに近い印象。どこか違和感を感じさせる演技のレベルの高さに驚いた。また、部屋の絵が見えたシーンに鳥肌が立った。>>続きを読む

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

-

実はを元にされた物語なのにまるでフィクションの様な意外性やストーリー性だったりそこに芸術的な感じが加わって良かった。"表現の自由"や文学のあり方観点を考え傾倒しすぎてドラッグ薬に着手したり性的奔放にな>>続きを読む

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

最初の得体の知れない恐怖や確実な実態が見えず迫り来る感じはすごく良かったがアナベルの正体が悪魔と分かってから宗教色が強すぎてしまいホラーとしての本来の魅力が半減してしまった印象。アナベルに取り憑いたも>>続きを読む

アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

前作がとても面白く期待していただけあって少しがっかりした部分が多かったが今回もパソコンやApple Watchの視点で物語が進んでいきとても面白かった。前回が霊的なものに関してだった事に対し今回は人間>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

人種差別以外にもホモフォビアやボディシェイミング、いじめや薬物依存、家庭崩壊など人として生きていく上での生きづらさを一つ一つ丁寧に繊細かつそのまま描いた作品だった。彼がもしもあの環境下に置かれていなけ>>続きを読む

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.1

SNSにおける自己承認欲求や他人への嫉妬、それからくる犯罪と自己の正当化の危険系について現代社会へ警鐘を鳴らした作品。このままSNSツールの拡大と共に犯罪行為やそれを助長する人間は確実に増えていくだろ>>続きを読む

少女(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作が湊かなえで文句なしの脚本やストーリー展開、伏線回収だった。個人的に一番目に付いたのは本田翼の演技。わざと声を低くしたり落ち着いた様相を見せようとしているのかもしれないがかえって不自然すぎて違和感>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.6

原作が湊かなえなので伏線回収が素晴らしく片時も目を離せない作品だった。性を嫌悪したり命を軽々しく扱う若者に対する湊かなえの批判が分かりやすく表現されていた。「性病で汚れている」「死ぬかもしれない」「母>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

監督が中田秀夫なだけあって迫りくる恐怖や追い込まれる焦燥感の描かれ方が素晴らしかった。また、犯人役の成田凌の演技の正常な時と気の狂ったときの演技の差が完璧。目を見開いてこちらを見ているだけでもえもいわ>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

1.5

2人のファッションのが対比が可愛く綺麗。それぞれの着こなしや振る舞いの違いがこの映画の最大の魅力だと思う。また、桃子の考え方言動振る舞いの性根の腐り方や他人を信頼しない一人で生きていく逞しい考え方が心>>続きを読む

牝猫たち(2016年製作の映画)

1.0

白石和彌監督の作品はやっぱり自分に合わない。ロマンポルノとして出された作品だが、ポルノとしてはこの作品の生々しさがあまりにも気持ち悪く感じるしロマンもクソもない救いようのないストーリーの上に自分を正当>>続きを読む

ミッシング・チャイルド~呪いの十字架~(2017年製作の映画)

2.7

2つの違う時間軸の話が同時に交錯しながら進むストーリーなので一回で理解するのが難しかった。が、片方のストーリーで起こった事件や問題に対しての原因や理由が60年前の時間軸で徐々に解けていくのはとても面白>>続きを読む

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.9

敢えて画面の前で繕ってる姿と画面の写っていないところでどう見せるかを考え意図的に創り出している姿が特徴的なドキュメンタリー。これを放映したロシアのチームの勇気は賞賛に値する。授業の中で当たり前のように>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

4.7

最初から最後までコメディ色強め。ストーリーに飽きがなく常に起承転が起こってるので飽きずに楽しめるしのめり込めるタイプのコメディホラー。所々安っぽく感じる部分はあるがそれも含めてB級感があって面白い。グ>>続きを読む

バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

2.9

コメディの中でも下ネタや大麻だったりの話も盛り込まれていてあまり大衆向けとは言えない映画。他の作品と違い良い人とは言えない役柄を見事に廃れ演じ切ったキャメロンディアスが美しい。日本では公開中止になった>>続きを読む

絶海9000m/ブルー・フィアー(2017年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ラテンだが別に明るくなく全体的に暗い雰囲気で進んでいく映画。ただ、ストーリー上海に行く展開だったり所々少し頭が弱く腹立たしくなるシーンもある。パッケージに書いてあったサメは姿も一度も出てくる事がない、>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.8

世間からの評価が高い作品ではないけど私は好き、午後のロードショーでやってそうなB級感が良い
7月の第三弾も楽しみ!

海底47m(2017年製作の映画)

4.6

最初から最後まで通してずっと恐怖感が続くサメ映画の中でもトップのスリラーホラーに近い作品。サメ、海中と限られた状況の中ストーリーの展開が当たり前のものと新しさに富んでいる要素が含まれていて面白い。檻が>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

孤島に取り残され身動きのできないことからくる焦燥感と状況から起こる弊害に主人公の立場だったら自分はどうするか?と常に考えながら観たくなる映画。サメだけではなく日差しや怪我など色々な要素から追い詰められ>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

相手が目が見えないというハンデのはずがそれを逆手に取られ追い込まれていく焦燥感が最初から最後まで消えないスリラー映画。ただ犯人の地下室に監禁された少女やその下りシーンなどは必要ないと思う。そこから続編>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

突如密室に取り残された2人が状況も理由も訳もわからず「ゲームをしよう」の一言から始まる。始まりから終わりまで作品としての世界観が崩れず、冒頭数十秒のシーンが最後に伏線回収される瞬間は圧巻された。脚を切>>続きを読む