これでもかこれでもかとたたみかけてくる、ズシリと重い映画。DVDで観ていて、途中緊張に耐え切れず休憩を入れた。劇場だったら見終えた後の虚脱感はいかばかりだったか、と。
気に入らない。随所に目を惹かれる部分はあるが、一つの作品としてみた場合、バランスが悪すぎる。脚本も演出もカメラワークも編集も、こういうふうに作ったら評価されるよね、という作り手側の狙いが先に立ってしま>>続きを読む
うーん、すごい。すご過ぎる。観終わった直後の今は、圧倒されて言葉がない。
ただ言えるのはあのラスト。ラストをああいう展開で、あそこで終わらせることで、この映画はただのスリリングな秀作から歴史に残る大傑>>続きを読む
映像化の困難性ということでは「屍者の帝国」にひけを取らない原作をよく料理したと思う。
「困難」なのは、物語の外枠に関わる部分が映像化とは相容れないからで、その点は「屍の帝国」も同様。どちらの映画もそこ>>続きを読む
現代の目で見ると、いろいろツッコミたいところはあれど、随所に美質。意地でも4点つけたくなる。
ラストは泣くぞ。
遺伝子操作の普及の先に現出する社会という「大きな」物語と、希望、愛情、努力、自己実現、兄弟の愛憎の相剋といった「小さな」物語の整合が取れていない。
もともとにあるのは、科学・技術の進歩がもたらす人間の>>続きを読む
DVDを買ったものの、ずっと観るのをためらっていた作品。キューブリックのヴェトナム戦争物となれば、重くかつエグくて、生半可な覚悟では観られないのではないか、と。
実際には、そうでもなかった。
前半が、>>続きを読む