まことさんの映画レビュー・感想・評価

まこと

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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.9

十年の歳月を経て

真実は海を越え山を越えて

ようやく白日のもとに晒される


女は文字通り「爪痕」を残し

男は重い重い悲壮感を抱きかかえ

澪の底に沈んでいく

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.9

始まってすぐに

この映画が好きですと断言していた


こちらがありったけの好意を示したら

その呼びかけに映画の方からも真摯に応えてくれる


この最高級の幸せが愛おしい

本当に愛おしい


あり
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

4.0

(ポンポン)

このラスト10秒は今年観た映画で一番好きかもしれない


波長と歩調が合うこと

こういう人が旅のパートナーとして最適ではないだろうか


同じ思い出に等しい価値を見い出せる事の嬉しさ
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.7

森の中 雪の上

そこに確かに刻まれていく一歩一歩は自分が成長していくための一歩一歩


繊細な人間が繊細な作業を丹念にこなしていく姿は静かですが確かな力に満ちている

音を映像化しているところ
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Vision(2017年製作の映画)

3.3

"万物の根源は水である" (タレス)

"万物の根源は火である" (ヘラクレイトス)

"万物の根源は空気である" (アナクシメネス)

"万物の根源は原子である" (デモクリトス)

"万物の根源は
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.9

まさかこの後に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」というビッグバジェットを任されることになるとはこの時はジェームズ・ガン監督自身も思いもよらなかったのでは!?


絵に描いたようなブ男の一念発起な行
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リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)

3.5

開始2秒でお馴染みの御両人が出てくるところに絶大な安心感を感じる

新ヒロイン、レネ・ルッソとの名誉の負傷自慢大会→野球拳の流れがオモロい笑

白バイに乗ってるメル・ギブソンってなーんか警察というより
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リーサル・ウェポン2 炎の約束(1989年製作の映画)

3.5

リッグスの自殺願望がすっかり無くなってしまってる設定になってるのがガチの続編感を漂わせる

マートフの自宅はなぜにあんなに襲撃の的と化すんだろうか、常に甚大な被害を被ってる気がする笑


パッツィ・ケ
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.7

思わずハッとしました


"END APARTHEID" (アパルトヘイトの終焉を望む意) と印字されたステッカーがダニー・グローヴァーの自宅の冷蔵庫の扉に貼られてるんですよね


そこで気づいたん
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.4

詩的な章句や禅問答と自問自答、抽象的概念の独自的見解

それは時にストーリーを進行するためのナレーションだったり、登場人物の心の声などで作品内から我々観客へとアウトプットされる

テレンス・マリック監
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マーシャル・ロー(1998年製作の映画)

3.5

起こってしまった一つの事件をどこの機関が担当するのか

いわゆる管轄問題ってやつですがこれは言ってしまえば二次的な問題であって、そこで争い合うのは本末転倒

事件解決というベクトルは同じはずなのになか
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

4.7

ベン・アフレックの初監督作品という軽い理由だけで飛びついた十年前の過去の自分は本当に青かった


十年後の今

初見の時はこの作品の本質など何一つ捉えていなかったことにようやく気づき愕然としている
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

4.0

大学のゼミや講義で扱われてもおかしくない教材的な一面も兼ね備える重厚な一本


本作が問うのはただ一点


"死刑制度の是非"


制度を行使するのが人間なら、制度に縛られるのも人間

答えが一向に出
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シャイン(1995年製作の映画)

3.9

世界の偉人伝 56人目


統合失調症に悩まされた天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの伝記映画


"才能" というのは常人では到底たどり着けない、選ばれた者にしか神が与えることのない特別な力
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

この欠陥だらけのシステムを黙殺するわけにはいかない

意外とグロいんですよね、眼球摘出したりそれが最後まで出てきたり

物語のキーとなるあのプリコグたちの描写もちょっと禍々しい怪物感がありますよね
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.0

しまった!!

こりゃ早く予習しすぎたな!!


こっからの二ヶ月間

楽しみな気持ちが抑えきれなくて毎日大変だ!!

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2017年製作の映画)

3.6

ごはんじゃない!!

お風呂でもない!!


仕事から帰ってきたらまずは

全力のツッコミ!!笑


榮倉奈々ファンにはこの百変化はたまらないだろうなあ

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

やっと観れた!!

ってなんじゃこりゃ!!


新種の映画検定!?

一体いくつ映画のタイトル出てきたよ!?

映画の知識量と楽しめるシーンとの数が比例曲線を描きながら上へ上へさらに上へ


皮肉もこ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

雨にも負けて

風にも負けて

でも負けてしまうことは終わりではない


世間の厳しさを知って

酸いも甘いも味わって

今、雛鳥は巣立ちの時


わたしの大きな羽ばたき

どうかその目に焼き付けて

トッツィー(1982年製作の映画)

3.6

ダスティン・ホフマンが女装する映画といえば「トッツィー」!!

「トッツィー」といえばダスティン・ホフマンが女装する映画!!


女装する気なんて最初はなかったのに、いざしてみた方が人生が上手く転がり
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.5

数年前までなら絶対に途中で挫折してたなこりゃ笑


「死」という究極的に悲壮なテーマでも、歌や踊りで表現すればその悲嘆性もいくらか中和される気がする

そういう意味でミュージカル映画って映画のジャンル
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快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.5

Sっ気たっぷりの女王様みたいなキョンキョンにあれこれ指示されていつのまにか犯罪コンビの相棒に

なんかドキドキしちゃいますね、この距離感とこの雰囲気とこの関係には

キョンキョンのこのキャラクターは何
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.3

現在公開中「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー監督のインディーズ作品

全編iPhoneで撮影した画面で製作された作品ということがやはり本作一番の注目点


トランスジェンダー
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

相変わらずキザでカッコええよなあ、でもカッコつけてる姿が当たり前のチームだからこれが彼らの自然体といえば自然体

物理的に不可能な現象もちらほら目につくけどこれはマジック映画、言うなればSF映画の一歩
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

妻の実像や幻影に悩まされる


「シャッター アイランド」「インセプション」「レボリューショナリー・ロード」に代表されるように、この時期のディカプリオってこういった役が立て続いていた気がします

結局
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.8

あらすじを読んでこれは相当に好きな映画だと思い、鑑賞後にその予想が大当たりすることに幸せを感じる

そんな作品は多いようで実は意外と多くはない


風光明媚な片田舎に射し込む陽の光

渓流のせせらぎの
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OVER DRIVE(2018年製作の映画)

3.7

「怖いと思った瞬間、負けなんだよ!!」

「諦めよう・・・、今回はリタイアだ」

「あいつが何考えてるかなんてわかりませんよ!!」

「なにがなんでも、明日のスタートゲートにこいつを連れてくぞ!!」
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スラップ・ショット(1977年製作の映画)

3.4

初老のポール・ニューマンがこんな学生みたいなノリで動けるなんて笑


スポーツチームって何か抜きん出た特徴があれば、どんなに弱くたって地元は愛してくれるような気がする

まずは地元から、そして全国区へ

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.5

洋画のオリジナル観てるし

好きな話やし

これは泣けるやろなあと意気込んでたら


いやいや!!
笑い死にさせる気か!!!!



でもやっぱり最後は泣けました・・・

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

邦画が好きな理由の一つは、是枝監督が良い映画を撮り続けてくれてるから


是枝監督の映画のどれもに共通する特徴は、スクリーンの中の空気の匂いと常日頃自分が日々の生活の中で吸い込んでる空気の匂いとが同じ
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友罪(2017年製作の映画)

3.5

意識しないでおこうとすればするほど皮肉にも克明に浮かび上がる罪の意識


犯した者

背負う者

苛まれる者


罪と己との最適な距離感や関係性なんてないのかもしれない


ただただ忘れずにいること
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.7

静かな映画だけど覇気を感じる


ホアキン・フェニックス演じるPTSDに悩む主人公の男はどちらかというと激情型人間

でも自分の感情に流されるわけではなく、場を冷静に観察できる視野の広さも兼ね備えてい
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

4.2

ここ数年の邦画のミニシアターのクオリティの高水準にはもうお手上げです


交わるはずのない人とのかけがえのない交流

内に抱き続けてきた想い

そして本作の質を一気に高めたあのメロディ


素敵すぎて
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.5

女は脱がして男は殺して

潜入、盗聴、恐喝、尾行、襲撃

この松田優作やりすぎや


40年も前の映画なので今観ると滑稽に映るシーンも多々あるけど、その中でも松田優作だけはハードボイルドさを保ってる
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.3

まあめちゃめちゃ良いということはないですよね笑


今の世の中的にこういう設定だけで無意識的に不謹慎に感じてしまうことが、この作品の足を不本意ながらも引っ張ってしまってる気がします

そういう意味では
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

今作を最後にダニエル・デイ=ルイスは役者業を引退するようです、惜しすぎる人材ですがその最後の勇姿を目に焼き付けるために劇場へ


職人が職人を演じていますね、これは


この手の映画はやっぱり舞台がヨ
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