緒形拳の遺作。肩の力抜いて観られるし、大泉洋や室井滋や緒形拳をはじめナイスキャスティング。楽しんで演じているようで良かったと思う。ただ夜叉が二胡でアダージョを弾くのは違和感。東アジアを思わせる曲が良か>>続きを読む
ヤマザキマリのファンとしては原作の持つ静かにじわじわくる面白みを活かし切れていない気がするけど、映画によるエンターテイメントと考えればいいのかな。ご年配のキャストがたまらない。
湯川先生との思い出が綺麗なだけ切なくなる少年の夏。という見方がミステリーという見方よりもおすすめ。前田吟が素晴らしい。
映像の良さもさることながら、家族の絆、コンプレックスからの解放、誰かを認め受け入れる大切さが描かれていてあったかい。しかもワクワク。夏に繰り返し観たい。
時代を刻む風景は良し。俳優の演技は良し悪しだけれど、ヒロインの声に感情移入できず。
ハードボイルドになりきらないコメディ、探偵になりきらないミステリー。ただ、そこに人情はあった。
動きもストーリーも、いかにもディズニー。
誰だって一歩踏み出す勇気があれば、紙ひこうきみたいには目に見えなくても、似たような奇跡が地味に隠れているものかもね。
音楽がなにより良い。冒険ってわくわくするなって久々に思ったな。