mamoruさんの映画レビュー・感想・評価

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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

4.5

この作品は西部劇で良くあるような銃撃戦は全然でてきません。悪役も大悪党ではなく小悪党です。だいたい昔の栄光を自慢したり、相手を罵っていたりと喋ってばっかりです。なので1度観ただけだとなんとなくで良い映>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟らしいさを沢山見れる映画。思ってもみない方向に進むストーリーや理不尽な死、時代に取り残されなすすべがない感じなど、面白くテンポよくみせるのはさすが。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

 不思議な話ではあるが今の空っぽな現代社会にもなぞらえられる考えさせる映画。最後の言葉を聞いてからもう一度見直すと鏡の様なカメラワークもセリフも意味があり、とても丁寧に作られた作品でした。

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

4.0

貧困を知恵を使って脱出していくサクセスストーリー。の体を使った貧困問題や人権問題をえぐる映画。最初はコメディータッチで進む感じはよくある映画に見えるが、だんだんと息苦しくなるぐらいに辛い現状を突き付け>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

5.0

最初はステロイドを打ってみましたみたいな軽いノリのドキュメンタリーかと思いきや、世界を巻き込む大きな問題となっていく。観ている自分が思ってもいない方向に連れていかれる映画の醍醐味が味わえました。これが>>続きを読む

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

3.0

大森大道の写真が好きで興味を持ち観ました。
大森さんへのインタビューが少なく、菅田将暉のナレーションを筆頭に大森大道がどれだけ凄いのかを見せようとしてくる演出にはあまり好感がもてませんでした。
中平卓
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新聞記者(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

森本問題やレイプ事件など現実に起こっている問題に酷似した内容を絡めたストーリは、今の日本の映画にはないものだと思い楽しませてもらいました。Twitterなどで同じ内容の批判を名前を変えて大量に出回る感>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

孤狼の血Ⅱが発表されたので、再度見直し。前半の説明の少ない暴力の嵐が見る人を選んでしまうが、後半になってからの色々な物がひっくり返っていく気持ち良さたまらない。原作の改変んによりエンターテインメント性>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

5.0

誰も経験したことのない厳しい環境での一人ぼっち…それを知識とユーモアでポジティブに解決していく様はカッコイイ!宇宙の広大さとドックの閉塞感が緊張と緩和の様な観ていて引き込まれる様なつくり。最後はテンシ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

前半の騙してドンドンお金持ち一家にとりいっていくパートは、テンポが良く笑いながら見れ面白い。後半、地下でおきる騒動から一転して話がどこへいくのか分からない感じが、ポンジュノ映画を観てるなという感じでう>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

よくある家族がちょっとしたゆがみの積み重ねで起きる悲劇。

無差別殺人という結果だけみれば自分は関係ないと思う人も多いと思うが、
この映画で描かれる家族の暮らしを観ていると他人ごとだと思えない。

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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

純粋で真面目なだけにどんどん悪に染まっていく話。

昔の東映ヤクザ映画を見ているような映像で
テンションが上がる。

自分らがいつの間にか悪いことが普通になっていて、
周りの人とのギャップが笑ってしま
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

安心して見れる幸せな映画。

出てくる人物がだいたい良い人で、
こうなって欲しいと思うクライマックスへ進んでいき
安心して見れる。

でてくる料理も全て美味しそう!

また、この監督とこの映画の料理監
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アウトロー(2012年製作の映画)

4.0

古き良き時代のアクション映画を綺麗な画像で見れる映画。

今のアクション映画の様に、ほとんどが見せ場の様な映画ではなく
一つ一つをじっくり見るようなストーリー展開です。

カッコイイけどカッコよすぎな
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.5

言葉ではなく映像で語るカッコイイ映画。

照明や色彩設計などが本当に計算されていて映像がカッコイイ。

急にファンタジーになったり、急にバイオレンスになったり緩急が凄い、
最初のカーチェイスの部分もし
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

虐げれれている人への美しい童話。

話的には捕らわれたお姫様を王子様が救う話なのですが、
お姫様(半魚人)で王子様(喋ることのできない清掃員)になります。

どちらも異形な物としての扱いを受け、似たよ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

信仰と自分の信じるものが揺らぐお話。

弾圧の中でも必死に信仰を守り酷い目に合う民衆と
それを救う神の存在を説く宣教師。

どんどんと悲惨な状況になっていき、本当にこの状況を解決できるのは
神か自分の
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.5

牛骨で暴れて無双するシーンが最高の映画。

序盤から思ってた話と違うんだけど…と思う展開が起こり
話がどんどんややこしいことに。

スピード感のあるアクションは凄いの一言。

主人公の最後は悲しく、ノ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

デッカードの物語をサイドから見た悲しいお話。

ブレードランナーは、前作がカルト的人気がある映画で続編は難しいと思っていましたが、前作へのオマージュも忘れずこの物語単体でも素晴らしい映画になっています
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

恋愛をして大人になっていく、AIと。
な映画。

AIとの恋愛でSFなのだが、会話の中で自分の恋愛観や今までの経験を突き付けてくるし考えさせられる。

ファッションの統一感が素晴らしく色使いが綺麗。画
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.5

誘拐をめぐる話がどんどん違う意味で怖い話になる映画。

宗教的な背景などがわかると、よりこの映画が面白くなります。

主人公の二人の対比が序盤で細かく分かり、その見え方もどんどん変わっていきます。
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

巨大な悪に立ち向かう(主人公抜きで)映画。
こんなに主人公が蚊帳の外感の映画は自分は初めてみました。
メキシコの麻薬カルテルの闇も、それに立ち向かう組織も全容が全くつかめず。不気味で恐ろしい。
アクシ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

過去を未来にどう折り合いをつけていくかのお話。
沢山笑える部分があるが、相手にしたら不愉快だったり、怖いことだったりと色々思わせるところが多い。
また、登場人物が皆多面性を持っており、一概に良い悪いで
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

純粋な悪が見れる映画。
ジョーカーのただただ混沌を起こす為にとる行動は恐ろしく底が見えない。
これを見るだけでも価値のある映画。
タイトルが最後にドーン映画の立役者。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.5

タランティーノ監督なので、面白無駄話が長いんでしょ。と思ったら無駄がなくビビる。映像の雄大さと美しさ、洋服のカッコ良さがたまらない。
最後は憎しみから希望が生まれる映画。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

実は夢落ちのエンディングが分かりやすくあるバージョンとないバージョンがある映画。
特殊メイクの凄さやアクション、シュワちゃんの殺した後の捨てセリフなど
見どころ満載です。
夢落ちでもあれだけ脳筋ならし
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

パクチャヌクの復讐三部作の2作目。
ヴァイオレンスの中にもポップさがあり観ていて楽しいです。
後半の展開はそんなことあるのかと思ってしまいますが、
圧倒的な絵力と演技でどんどん引き込まれてしまいます。
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.0

悪徳市長が最高の映画。
クライマックスからエンディングにかけて、
これこれ!!と思うような話になりテンションが上がる。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

未解決事件をベースにした映画。序盤からずっとひっくり返される話の連続。笑えるに笑えないブラックユーモアと因果応報があり、見終わったあと何とも言えない気持ちになる。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

ゆったりとした映画で話も劇的に変わることもないが、だんだんと心を通わせていく感じが素晴らしい。主人公の人を寄せ付けない理由が衝撃的で泣いてしまいました。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

今見ても色あせない映画。
昔見た時の思い出でだんだんと狂ってくると思っていたが、
見返したら最初からだった。
トラビスは、なんだかんだでモテる(そのあとは別として)

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.0

園子温映画のフラッシュバックが見れる映画。
実在の事件をベースにした話で
椎名桔平の村田も良いのだけれども
それよりもそれ以外のやりたいことが多すぎて渋滞している映画。
園子温映画の中で一番美しい風景
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ノーランバットマン3部目。
映像は素晴らしいが
紐が一本あれば確実にロープワークでもっと簡単に登れるし、
監禁部屋がテレビ付きだったりして甘やかされすぎだし、
最後の爆発はギャグかと思った。

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

2.5

バットマン誕生の映画。
ノーランバットマン1作目。
個人的に影の同盟の話にあまり乗れず、
スケアクロウの話を深堀して欲しかった。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

スコセッシとデニーロはやっぱり凄いと思う映画。
他人に興味のない人たち、自分にしか興味のない主人公が
ずっと噛み合わないままストーリーが進むので気持ちが悪い(良い意味で)
美術も映像も綺麗で凄いと思い
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

ネタバレを凄い気にする人が多かった映画。
仕掛けも良いが、家族愛や映画にかける情熱の話が良く
そんなにネタバレなんて関係ないと思った。

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