マニさんの映画レビュー・感想・評価

マニ

マニ

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーとしてもゾンビパニックとしても中途半端でした。気力がないので箇条書きで。

・フェスもっと上手く撮れなかったのか。ロックじゃない音楽とノラない観客。熱狂からの阿鼻叫喚を見せてほしかった。
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導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

3.4

ウィルソンがずっとあばれる君に見えていた。共感されないと思うけれど表情があばれる君なんです。主人公も暴れていたし、タイトルは「暴れる」でも良かったと思う。

ファン・ビンビンの透明感にも目を奪われるけ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.2

自分は聖印を拒否したくせに他人には強要するし、妻との記憶が大切といいつつ指輪は渡しちゃうし、情緒どうなってるの。素直に主人公を応援できない映画だ~。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.4

クルマ大切なのに大事に扱っていないのなに。あれだけ壊したらテセウスの船なのでは。聖印という名の約束も反故にしたうえ被害者ぶるし、性格に難があって素直に応援できなかった。がんばれスモウレスラー!

鏡越
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

シンプルカッコヨ復讐劇。

ウィレム・デフォーとの友情、清掃屋やホテルといった裏社会の構造、あらゆる背景が語られず「そういうもの」で押し通す力技。無双というイメージとは離れていたけれど、どうせ死なない
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ジョイランド わたしの願い(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中より鑑賞後の余韻でジワジワと泣いてしまった。

「あなたも知るわ。海の広さと人間の小ささを」

単体でも素晴らしいセリフなのにラストシーンにも効いてくる。
私は服毒と入水のズームアウトが同じ結末
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ルーカスと魔法の青いドア(2016年製作の映画)

2.2

『酒カスと魔法の白い粉』というタイトル通り、色々とキメまくって幻覚を見るだけの映画。どーもくんTシャツを着た主人公が、ジャイアン、しずか、スネ夫とのび太を足して2で割った知らんやつと一緒にどこでもドア>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

三部作と知らず『Pearl』から先に鑑賞。

やはり撮り方は上手だと思うけれど、全体的に薄味で物足りなかった。鑑賞順の問題もあるだろうけれど、旦那が『Pearl』の最後からずっと一緒だったというのが一
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

三部作と知らず前作を観ずに鑑賞。

演技も撮り方も抜群だと思うけれど、なんというか整理整頓されすぎている。「そんな風に育てた覚えはない」というテンプレ発言に垣間見える毒親生育環境からのソシオパスだった
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新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

優等生な映画だった。序盤で主人公が新聞部に突撃する場面。主人公はドローンのせいで文芸部に入れなかったので責めてもいいし交渉材料に使ってもいいのだけれど、それをせずフラットに対話する優等生っぷりが象徴す>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

サクッと楽しく観られるし謎の感動もあるけれど不満点も多かったです。
チーム戦なのに成長する人/しない人が混在するラストはカタルシスが薄い。全員にハッピーが用意されていてほしかった。
事務の女性、拒絶さ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ここが良かった」ではなく「こういう展開じゃなくて良かった」という起こらなかったことに対する評価が高くて不思議な気持ちになりました。幼馴染くんとの恋愛いざこざがない、エリちゃんと対立したり友情が芽生え>>続きを読む

温泉シャーク(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『JAWS』×『シン・ゴジラ』× 特撮。

サメた気持ちが温まる熱い映画でした。77分という潔いシャクの中でおバカ映画という印籠片手に好き勝手やっていて気持ちが良い。決してジョーズとはいえない演技や後
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

2.6

謝罪で注目を浴びるのが快感だった主人公とストーリーが全然繋がっていないし、井上真央も非常識キャラから常識キャラに変わっているし、全体的にだらしないなと思った。

EDが本編。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

川に投げ捨てる片方の手袋。
雪を意に介さない人々、されどスノードームを振る。
どちらの眼を見て話すのか。
酒でゆすいだ口から吐き捨てるなにか。

邦題の副題がダサすぎる。
ホリデー でも ホリデイ で
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劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編(2022年製作の映画)

2.5

転スラという下地のおかげでギリギリ観られるけれど映画として鑑賞したらストレスだった件

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.0

面白いと有名だし一作くらいは……と気まぐれ鑑賞。想像より遥かに大事件だった。劇場版のスケールの大きさに名探偵の肩書が敗北していた。

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

2.3

ヴィジュアルに全振りした潔い作品。髙石あかりが出てきて嬉しかったことしか思い出せません。

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

恋愛的ラブより絆的ラブが勝る構図がラブ。一昔前なら役立たずがコミュニティを追い出されて成長し想い人と結ばれハッピーエンドになっていたと思う。師匠、仲間、相棒、あらゆるラブに包まれたラブリーな作品。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

クズばかりで滅入るけれど、最後にロイが笑ってくれて救われた。リセットされた主人公を洞窟に連れていってお返し、なんてオチにしない爽やかさ。サラがちゃんとロイに電話するのも、おばあちゃんがルーパーという伏>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.2

クマを驚かないハイカーに対し「アメリカグマはあまり人を襲わないしなんなら勝てる」と冒頭エクスキューズがあるのが良い。ソースがWikipediaというジョーク(?)も嫌いじゃないです。

しかしコカイン
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.4

う〜〜ん、面白いけど『ドロステのはてで僕ら』を観ちゃってるものだから下位互換にしか思えなくてノリきれなかったです。タイトル最高、ロケーション完璧。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あの台詞で始まり、あの台詞で終わらないと許せないなと思っていたのでポストクレジットが始まってホッとしました。

狂児と綾野剛は乖離があると思うけど聡実くんは完璧。そして宇宙人を殴るシーンの回想だけ聡実
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.7

岩本ナオ先生が好きでもちろん原作既読。1巻完結は2時間映画にちょうど良さそうな尺だよねーなんて鑑賞前は思っていたけれど、全然足りてなかった。寓話的予定調和に物足りなさを感じてしまうのは仕方ないとしても>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

独創的なアニメーションは素晴らしいし、ちゃんと感動もあったけれど、なぜか退屈が多かった。あまりに他人事だったからかもしれない。百鬼丸の仮面の下はジョーカー。

関心領域(2023年製作の映画)

3.3

タイトルと設定から推測される主題以上のことが何も無かった。芸術性の高い映像や音楽も、つい言及したくなる演出も、不足したパトスを補うための技巧に感じてしまった。退屈こそしないものの、今さらわかりきった「>>続きを読む

貞子DX(2022年製作の映画)

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サダコメディ。

ホラーとして臨んだので前半は地獄の時間だった。心の波長を切り替えて観た後半もずっと退屈だった。けれどなんだろう、エンターテインメントの破片で少し傷をつけられた感じ。明日には忘れている
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

愛せないキャラたちが箱庭で好き勝手してるだけだけどなんか美術はすごい、といういつも通りのウェス・アンダーソン。でも実写よりアニメーションの方が好きになれそうな気がする。オノ・ヨーコが虚構のオノ・ヨーコ>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.1

リアルなメッセージ性。それゆえ勧善懲悪にできずモヤモヤが残り、ファンタジーやミステリーとしても不完全燃焼で中途半端な印象でした。誰かがこの作品と出会って勇気をもらえるなら良いと思うけれど、私は求めてい>>続きを読む

映画しまじろう「ミラクルじまの なないろカーネーション」(2024年製作の映画)

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口だけミラー、安請け合いのしまじろう、乗り物扱いのトリッピー、ぜんぜんボッチじゃないキングボッチ、「子供たちをちゃんと見てる」と親に伝えた直後子供たちと別行動をとるガオガオさん。

とんでもなく危ない
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトルはボー、字幕ではボウ。表記揺れに戸惑いながら、beau(ボウ)はbeauty?人間賛美の映画? などと思った私はまったく愚かでした。こんな作品を作る人間が人間を好きなわけがない。

冒頭が出産
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キャビン(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラー版「そっくり館キサラ」

景気がいい~~~~!!
ペニーワイズにヘルレイザー、シャイニングの双子、ゾンビに狼男に半魚人となんでもござれ。
エレベーターはCUBEだろうし、京都のアレは貞子かしら?
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