maromaroさんの映画レビュー・感想・評価

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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

女優としての成功を目指すミアとピアノで名を売りたいセブ。
夢と愛の狭間で揺れる二人を描いたミュージカル映画。

ありふれたストーリーながらこれだけ心動かされるのはエマ・ストーンとライアン・ゴズリングの
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ミラーズ(2008年製作の映画)

3.0

自らのミスで心に傷を負った元刑事が、警備の仕事で訪れた廃墟ビルで奇妙な現象に巻き込まれる。

設定も悪くないしそれなりにスリルも味わえるのだが、話の展開がどうにもすっきりせず、尻すぼみ感は否めない。

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.4

店内のビデオテープの中身が全て消えてしまったレンタルショップの店員が、名作映画を自作で撮影して窮地を乗り切る。

自作するアイディアがユーモアに溢れ、思わずニヤリとしてしまう。
笑いあり、ほんのり感動
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

レオナルド・ディカプリオ演じる主人公コブは、他人の夢の中に入り込み潜在意識を探る特殊能力に長けたスパイ。

突飛な設定ながら、冒頭からすっと引き込まれる見事な構成。
オープニングから渡辺謙出演シーンで
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キャタピラー(2010年製作の映画)

2.2

戦争で四肢を失った夫と、その妻の苦悩を描いた作品。

戦争の悲惨さと極限下での人間の本質が描かれているが、カルトな雰囲気が軽薄に感じられ、寺島しのぶのいわゆる体当たり演技がもったいないと思ってしまった
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ケース39(2009年製作の映画)

3.8

虐待を受けていた少女を引き取り、一緒に住み始めるソーシャルワーカーだが、次第に奇妙な出来事が起き始める。

サスペンスの観点では少々不満が残るが、ホラーとしては狡猾な怪物に追い詰められる恐怖が充分に感
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.2

日中戦争時の上海で家族とはぐれたイギリス人少年が主人公の、スピルバーグ監督作品。

少年の成長にスポットを当てている為、戦争映画でありながら極端に悲惨な描写や救い難い雰囲気は感じられない。
主演のクリ
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

2.0

現代(当時)の家庭が抱える問題を、松田優作演じる風変わりな家庭教師と絡めて描いた森田芳光監督の代表作。

いわゆる「シュール」と言うのか、終始苦手な雰囲気の作品。
名場面と言われる最後の食事シーン、そ
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ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.0

保健所職員と子供を守ろうとする母犬を取り巻く、実話に基づいた作品。

犬好きには少し辛い場面があるだろうと思いながらも、気になって鑑賞。
いまだに国内で年に数万頭が殺処分されている事実。
保健所職員の
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ひゃくはち(2008年製作の映画)

3.4

野球名門校の補欠2人の青春を描いた作品。

今作で描かれている世界がリアルな甲子園常連高の日常かは分からないが、甘酸っぱく爽やかなだけでは無い青春を感じられる良作。

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.0

ニューヨークのとあるアパートに引っ越してきたローズマリーと夫の二人。
やがてローズマリーは身篭るが、夫婦に奇妙な現象が起き始める。

悪意や敵意を剥き出しにせず、狡猾に追い詰められる恐怖。
過剰な演出
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バーバーショップ(2002年製作の映画)

3.8

とある街の床屋を舞台に、店員や客の人間模様を描いた作品。

一癖も二癖もある登場人物達の人情味溢れるやりとりが楽しく、何か日本の下町を見ている様に感じられた。

YAMAKASI ヤマカシ(2001年製作の映画)

1.2

卓越した運動能力を誇るパフォーマンス集団YAMAKASI。

パルクールは見応えがあるが、犯罪を正当化する様な胸糞悪さもあり、ストーリーには全く惹かれず。

死にゆく妻との旅路(2010年製作の映画)

3.6

多額の借金を抱えた男が、余命僅かの妻を連れてワゴン車で日本各地を放浪する。

もちろん美談ではないし、身内にこんな人がいたら迷惑だろう。
しかし胸が締め付けられる思いになるのは、やはり主演二人の演技力
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

4.2

強欲な母親の差し金で、莫大な財産を持つ偏屈な大叔父兄弟と同居する事になる少年。

ありがちな設定なのかもしれないが、年齢差を超えた友情、そして少年が様々な経験を経て成長していく様はやはり良い。
何度も
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.2

豪華客船に産み捨てられ、1900と名付けられた天才ピアニストを描いた作品。

生涯を船上で過ごした彼にとってはその狭い世界が全てであり、それだけに爽快なピアノ対決も切ない恋も、単なる青春の一ページと考
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.4

最愛の妻に先立たれたショックから立ち直る事が出来ない心理学者と、天才的な頭脳を持ちながら恵まれない境遇で育った若者の心の触れ合いを描いた作品。

若き日のマット・デイモンがこの映画の脚本を手掛けていた
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.4

タランティーノの監督デビュー作品。
集団強盗を企て集められた男達が騒動を巻き起こす。

残酷な暴力シーンや時間軸の操作、意味の無い会話の応酬。
今となってはタランティーノらしさ全開だが、この映画が公開
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.4

南極基地を舞台に、隊員とエイリアンの戦いを描いた作品。

得体の知れない「物体」のグロさは強烈な印象を受けるが、それよりも集団の中でお互いを信じられない人間心理の怖さが際立つ。
CGでは無いからこその
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

孤児院から養子を迎え入れた家族に次々と奇妙な現象が降りかかるサイコホラー。

エスター役のイザベル・ファーマンが凄く可愛く、そして物凄く怖い。
得体の知れない怪物に、徐々に追い詰められる恐怖を味わえる
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

共に挫折を味わった二人の、笑い有り感動有りのスポ根コメディ。

よくあるストーリーとも言えるが、上手くまとまっていて面白い。
新垣結衣の可愛さは言うまでもないが、蒼井優の存在感が凄い。

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.0

ソマリアの内戦を終結させるべく米国が試みた軍事介入が、更なる争いを産んでしまう。

何故こうなってしまったのか?正しい事は何なのか?
リアルな銃撃戦に胸が痛む。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

言わずと知れたゴジラ作品。

思ったより面白かったが、ゴジラがイメージと違って気持ち悪かった。
災害が多発している昨今では、街が壊されていく描写は難しかったのではないだろうか。
石原さとみから漂うEC
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.6

生まれつき超能力を有した主人公斉木楠雄の高校生活を描いた、漫画の実写映画。

原作は未見。
設定もよく分からないまま鑑賞したが、馬鹿馬鹿しくも面白い。
橋本環奈の振り切った演技が印象的。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.6

超有名ミュージカルの映画版。
貧困に耐えかねて1本のパンを盗んだ事から主人公の運命が大きく動き出す。

豪華キャストの美しい歌声と壮大な映像は迫力満点で、スケールの大きさに圧倒された。
それにしても皆
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ロンリーハート(2006年製作の映画)

3.2

1940年代に実在した、20人以上を殺害したカップルと、2人を追い詰めた刑事を描いた作品。

結婚詐欺師の男と病的に嫉妬深い女という最悪の組み合わせ。
刑事役のジョン・トラボルタが渋く、事件の大きさと
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

2.6

ほぼ海の家の中だけで話が進むワンシチュエーション映画。

苦手な役者が3人も出ていた事もあり、福田作品の中ではイマイチの印象。
終盤にかけての盛り上がりがもう少し欲しかった。

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.2

カズオ・イシグロ原作。
ある使命を持って生を受けた少年少女が、様々な葛藤を抱きながら成長していく物語。

いわゆる普通の若者にも訪れる苦悩と、特殊な環境故の空恐ろしさ。
とてつもない絶望感に胸が締め付
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.4

リリー・フランキー原作の、母親との思い出を綴った作品。

話自体は自伝という事もあり物凄いドラマがあるわけではないが、それだけに樹木希林の存在感が一層際立つ。
内田也哉子の演技と福山雅治の主題歌も良い
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白いカラス(2003年製作の映画)

3.0

何気無く発した言葉で大学教授の職を失った男の数奇な人生を描いた作品。

ただ若い女に溺れた見苦しい老人に見えないのが、流石アンソニー・ホプキンスといった印象。
日常で人種差別を感じる環境にいない為、こ
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.0

天真爛漫な主人公をオードリー・ヘプバーンが演じる恋愛映画。

ヒロインの言動に魅力が感じられず、全くの期待外れ。
当時キャスティングで一悶着あったらしいが、やはりオードリーが演じるべきではなかった気が
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Jam Films (ジャム フィルムズ)(2002年製作の映画)

1.6

ショートフィルムのオムニバス作品。

監督もキャストも豪華なのだが、今一つショートフィルムの楽しみ方が分からない。
ARITAの映像は流石に綺麗。

おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

3.2

病弱な妹と引きこもりの兄を中心に家族愛を描いた、実話を基にした作品。

谷村美月と高良健吾の演技が非常に良く、素直に感動してしまった。
ただ、田舎に有り勝ちな排他的で閉鎖的な雰囲気は少々苦手。

タッチ(2005年製作の映画)

1.0

有名野球漫画の実写版をテレビで鑑賞。

内容はともかく、長澤まさみは可愛いかった。
しかし昔から感じていたが、浅倉南は実在したら相当うざくて気持ち悪い女だと思う。

ザ・ファン(1996年製作の映画)

4.0

あるプロ野球選手の熱狂的なファンが主人公。
好きが故に歪んだ感情の暴走は止まらず、一度狂った歯車は元には戻らない。

サイコなロバート・デ・ニーロが最高。
現代社会でも起こり得る内容だが、対象が同性な
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死刑台のエレベーター(2010年製作の映画)

1.4

1958年に公開されたフランス映画のリメイク版。
完全犯罪を企てた不倫カップルだったが、様々な偶然が二人の思惑を狂わせる。

オリジナルは未見だが、このストーリーとこのキャストで何故これ程のがっかり作
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