malshalさんの映画レビュー・感想・評価

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

ミット打ちの
音が
鼓膜にずっと
こびりついている
ケイコは
そこで
対話しているようで

ストーリーの
なかでも
再起する
ところを
クライマックスとして
選んだということ
人の真価が
問われるのは
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.2

砂漠
砂漠
シャラメ
砂漠
砂漠
デイブバウティスタ

砂漠に
埋もれた
シャラメは
アイザックの死を
超えて
なおも
その
砂漠に足跡を残してゆく

潮騒(1964年製作の映画)

3.4

監的哨にて
対峙した二人の
目の前には
炎が
燃え盛っていた

なにか

成就
達成のためには
困難に
立ち向かわなければ
ならない
それを超えてゆけ

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

赤い車で
ドライブする
ルージュの伝言
をかけながら

ファンタジーの世界観と
新海誠氏の
イラストタッチは
相性が良さそう

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

完璧な試合を
別の角度から
宮城リョータの
過去

あの
漫画の世界で
躍動していた
選手たちが
動いている
というだけで
胸が熱くなる

あの
試合の選手たちのように
自身も
『煌めく時に
捕われ
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.5

避けられない危険
ホアキンは
はからずも
巻き込まれてゆく
ビッグリボウスキ
のブリッジスのように

エンドクレジット前の
ホアキンの顔は
先行きが分からずとも
なるようになるさ
とばかりに
わずかに
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

嫉妬と束縛が
渦巻くなかで
ふたりは
一緒になる

キーは
毒キノコ
デイルイスは
自分が
苦しんでいる
ときに
一緒にいてくれる

こそが
大切な人だと
はじめは
拒絶は
しつつも
認めるようにな
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ええじゃないか(1981年製作の映画)

3.4

桃井かおり

陽気な卑猥さ
現代の
吉高由里子的
奔放さ

最後は
ピストルで
撃たれたか
知らないが
しげるは
好きなように
踊り狂っていた
彼は
踊った
それだけで
ええじゃないか

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

戦争とは
こうして起こるものなのか
一つの資源を巡って
それを守るため
地上の人類へ復讐するため
手を組まなかったら
攻撃するという
やり方はどうなのか
でも同じ
貴重な資源を持っている
モノ同士なの
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.6

仮面があると
便利だ
演じれば
いいのだから

他人を通して
自身を見つめる
また
違う自分が見えてくる
これで
いいのかと
不安になる

でも最後には
勝ったのだ
自分が
あなたであるかもしれないけ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

またひとつ
新たな
家族のカタチを
見せてもらった

一緒に
いたいから
家族になる
それでいいじゃないか

産まれてくる
子どもに
罪はない
だからこその
暗闇のホテルでの
生まれてきてくれて
云々
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.2

ジョンフォード
初見

ショットの
重み
西海岸へと
向かう一行
画面の右から左へと

安住すること
なく
ひたすら
流浪する

人間蒸発(1967年製作の映画)

3.8

婚約者の
足跡を追う中で
素性が明らかになっていく
失踪には
女性が絡んでいるのか

途中から
女性婚約者の姉との
関係が怪しまれる
目撃者は
豆腐屋
この豆腐屋が
律儀で堅気で憎めない
姉は
服装は
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カンゾー先生(1998年製作の映画)

3.5

柄本明が
ひたすら走っている
映画

麻生久美子

若さがまぶしい

そうか
いつかの
体調の悪さの原因は
カンゾーに
あったのか!

冬の光(1962年製作の映画)

3.5

何のために
生きるのか
牧師は応えることが
できない
それは
神の存在を
心から信じることが
できなくなったからか
神の沈黙

イエスも
絶望していたのでは
ということ

聞いた牧師
一人も
聴衆が
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.3

自然の中から
沸き起こる
スピリチュアル的ななにか
怖がることなく
受け入れる

人が死んでも
魂は
云々

遠くから
覗き見するような
カメラアングルが
心地よい

秋のソナタ(1978年製作の映画)

4.3

なにか
語られていない
告白
をしてしまいたくなるような
心持ちにさせられる
映画
なにがそう
させたかといえば
良かれと思って
行っていた
自分の振る舞いが
相手から
したら
苦痛以外のなにものでも
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.2

イーストウッド
衰えしらぬ存在感
トレンド的になりつつある
手話もまじえて

マッチョ的思想

半永久的に
受け継がれていく
あの
気高き
鶏にも

天使の涙(1995年製作の映画)

3.6

言葉が使えないからこそ
身体全体で
感情を表現する
自分が
聾者
であることを
そっちのけに
そこに
お茶目な
愛らしさが
ある
血だらけに
なっても
いいじゃないか
金城武

以下引用
毎日大勢とす
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.2

ノラジョーンズ

ホラドーナツ

ジュウドロウ



あまりものの
ブルーベリーパイ
だって
旨みがある
あまりものじゃなくたって

旅路の果てに
ノラが
見つけたものは
偽りでは
ないなにか

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.3

ダンスダンスダンス
する
3人
そこには
ステップの
音しか聴こえなくても
軽快に
リズムを合わせて
やがて
1人
また1人と
いなくなっても
アンナカリーナは
愉しげに
ダンスを続けていた

花様年華(2000年製作の映画)

3.1

許されざる恋
プラトニックな
関係性
外では
雨がザーザー
降っている
親密さの
なかにある
超えてはいけない一線
トニーレオンの
色気よ

処女の泉(1960年製作の映画)

3.3

純潔な娘が
惨たらしい
襲撃に
あってしまう

追いはぎ
三人衆は
まんまと
娘の家族の家へ

復讐し終えた
マックスフォンシドー

神の沈黙を嘆く
そして
泉がわく

罪の意識に
嘆くのなら
復讐
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2046(2004年製作の映画)

3.4

2046
部屋番号から
始まる物語

チャンツィイーの
色気しか
ない
ヒップライン
釘づけに
ならない輩は
いるのだろうか

束縛されたくない男と
愛されたい女
恋愛ゲーム
いや
大人の情事
の果て
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

マーヴェリックは
もう引退を考える時期だ
年齢的にも
身体的にも
そこへ
アイスマンからの
ご指名で
重要な任務を遂行することとなる
そのメンバーの中には
かつての同僚の息子もいた

自分が犠牲となっ
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魔術師(1958年製作の映画)

3.5

魔術師が
役人を追いつめる
こともあれば
逆もしかり


以下引用
大人になると
見境なく花は摘めない
香りをかいで
通り過ぎるだけさ

愛はただひとつ
けっしてふたつはない
愛は楽しむもの
だからこ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

恐竜たち

大画面で
暴れまわるのを
観れただけで
満足
巨大イナゴは
気色悪かったけれど

特にマルタ島での
アトロキラプトルとの
バイクチェイスには
興奮させられっぱなし

過去作への
オマージ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.8

ホアキンは
見方によっては
一番
信用にたる
人物なのかもしれない
だからこそホフマンは
彼を見捨てなかったのだろう
たとえ
バイクで
地平線
の向こうへ
消えてしまったとしても

ホフマンへの
現実
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

一目惚れした
クーパーは
アラナヘ
話しかける
最初の長回しの
中でも
二人は
くっついたり
離れたりしながら
やがて
別々の出口へ

嫉妬、やきもち、
無言の電話
ああ
どうしてこうも
若かりし時代
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

火山島から
脱出する
シーンの
迫力は
凄まじく

競売にかけられる
恐竜という
新しい
試み

メイジーの
最後の行動は
無責任だとも
非難できるが
それでも
彼女はやった
解き放たれる
のは
恐竜
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.1

残るものは
愛も
希望も
絆もない
あるのは

石油を
掘りだす
あのヤグラは
男性的ななにかか
それが突如噴き出す
かと
思えば
炎上する
そして
爆発がきっかけとなり
息子の耳が聞こえなくなる
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

ルビーとマイルズが
一緒に
湖に飛び込むシーン
シンプルに
よかったなあ

ルビーが
家族それぞれと
対面で
意見をぶつけ合うところも
魅せられた
特に兄の
突き放したような振る舞いも
妹の将来を
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PASSION(2008年製作の映画)

4.1

結婚することに
なった
河井に片想いする
男の描き方は
あれでいいのか

フリスビーで
河井のことを
褒める
くだりで
婚約者は外見を褒めるのに
対し
片想い男は内面を褒める
それなのにも
関わらず
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

かつての
ジュラシックパークが
新しくなって
帰ってきた
恐竜との触れあいや
球体の乗りもの
モササウルスの
水中ショー

恐竜との
信頼関係を
築こうとする
クリスプラット

そして
終盤のインドミ
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.9

それぞれに
スポットライトが
あたり
それぞれ
なにかを抱えている

トムクルーズは言う
過去は過去として
前進しなければ

クイズショー司会者は言う
過去を捨てても
過去は我々を追ってくる

さああ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.2

グッチの歴史
を垣間見た
ような

傲慢

態度の
代償は払わされることとなる

ジャレッドレトの
怪演が
光った

いまのグッチで
グッチ一族のものは
一人もいない

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