malshalさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.0

男の吐く
タバコの
煙を
吸い込んで
気持ちよくなる
なんて
幻想だ
実際は
頭がくらくらして
すこし
おかしくなっているだけ

マジックマッシュルームを
食べて
トレインスポッティングの
レントンの
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.2

サンドラーは
ひたすら走っていた

ストレスを抱えると
なにかを破壊したく
なる
衝動を抑えられない
どこか
不安定な


それでも
一生に一度の恋
して
しまうと
コワモテのシーモアホフマンにだっ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

宇宙空間
ロボット
このラインだけでも
過去の様々な映画への
補助線が引けるのかも

時間軸が
ズレるところなんか
インターステラー的だったり

凶暴化した
ロボットに追われているシーン
キャタピラー
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.3

モロッコの
カサブランカが舞台

リックの
声であったり
堂々とした
佇まいであったり
たまにユーモアを混じえる
あたりに
男としての
かっこよさを感じてしまう

終盤のイルザの
どっちつかずの
態度
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.8

長回しと
個性的なキャラクターに
スポットライトを当てる
あたりは
アルトマン的

シーンを盛り上げる音楽

鏡に語りかける主人公は
スコセッシ的

踊るような
カメラワークには
テンションが上がら
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.4

ジャームッシュ節
武士

アイスクリーム屋との
やりとり
異国の言語なのに
なんとなく
通じ合っている
関係性って
素敵だな

武士道といふことは
死ぬことと見つけたり

野いちご(1957年製作の映画)

4.0

過去を
追想する
老教授

耳が遠い叔父様に
歌を歌って
お祝いするところは
なんだか滑稽で笑えた

途中で
思わぬかたちで出会った
ケンカばかりの中年夫婦
ビンタを食らった夫は
すばらしいリズムだ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

ラミマリックの
無駄遣い感が
否めない
もっと
血湧く
戦闘が観たかった

ボンド
クレイグの
見納め
ウィショーやナオミハリス
との
絡みが
もうみれなくのは
淋しい

レアセドゥー
は安定の色気と
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.8

死神とチェスを
したところで
勝敗は決まっている

キリストの
十字架にかけられた
女性の目は
死んでいる

やがて
誰にでも
いつか
来る

そのとき
どう死神と対決するか

それにしても
旅芸人
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不良少女モニカ(1952年製作の映画)

3.2

モニカは
自由奔放
かつ
大胆不敵
囚われの身で
パンをかっさらい
逃走

子供を産むも
自由を奪われた
生活に
うんざりする

浮気をしたのは
愛してたから
堂々と
と言い放った
彼女は
まだ若い
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.1

マストロヤンニは
助けられた
女性を
ずっと愛すべきだろう

かつての妻と
再会したあと
やり直そうと
ソフィアローレンに
言い寄っていた
ところに
疑問を感じてしまった

そして
ローレンは
列車を
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夏物語(1996年製作の映画)

4.2

ガスパール

バッティングしてしまった
それは
マルゴの言うとおり
自業自得

女性3人
それぞれに
印象的な
セリフを残していく

出かけた先でいつも男三、四人につきまとわれていた
ブスになりたい
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夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

4.1

フレデリックよ
寝言を言うなかれ
それを防ぐためには
一緒に寝なければいいのか
そもそも
女性の名前を知らなければ…
元恋人とも
なると
難しいか

絶望している
ヘンリックが
部屋のスイッチを押して
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美しき結婚(1981年製作の映画)

3.3

結婚への
あこがれがある
サビーヌ
エドモンへの想いは
好意から
執着へと
変化していく

サビーヌは
すったもんだのすえ
一目惚れで
選ぶこと
を決意する
それは
一目惚れしなかった
エドモンと
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.1

ピノッキオの
成長
とはいえ
鼻の成長シーンは
わずか

個性的すぎる
動物たち
そして
寓話的な
一コマ一コマ
いろんな人と出会い
別れのなかで
成長していくさまは
『異端の鳥』
を思わせたけれど
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夏の遊び(1951年製作の映画)

4.2

過去の
幸福のひと夏を
回想
する
バレリーナ

いつしか
自分が傷つかないように
壁を作る
叔父の
教えにしたがって

それでも
どうやら真実の時がきたら
その壁が崩れるらしい
その時に
今に
向き
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(ハル)(1996年製作の映画)

3.3

ハルとホシの
メールでの
やり取り
の意外なほどまでの
多さよ

相手が
深津絵里とわかっているので
うざったいかなと思う
文面でも
可愛いと思えてしまう
のは反則

深津絵里は仕事を
転々として
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親密さ(2012年製作の映画)

4.7

2人は
電車にギリギリ乗り込む
車内から
空を見上げて

兄を助けに
韓国へと
旅立った青年
かつて自分が海で
助けられた恩返しを
するように

前半のクライマックスは
あの夜明けの
長回し
2人の関
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うなぎ(1997年製作の映画)

3.5

自転車で
滑走する役所広司
2人乗りは
最も2人が
近づいた
シーン

メタファーは
うなぎという
なんとも
絶妙な
チョイス

最後
必ずしも帰ってくると
言わない
役所広司が
なんとも
男らしい
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.3

それぞれに
上手くいかない
日常生活
それでも
彼ら彼女らには
シング
があった

コアラ支配人

劇場が
崩壊して
ゼロになったとき
洗車業を
始める
身を粉にして
働く
可愛らしさ

落ちるとこ
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草原の輝き(1961年製作の映画)

3.5

愛しあう二人は
一線を
超えられない
ナタリーウッドが
許さない
親からの
呪縛によって

途中
ナタリーが
河に飛び込んだり
ヒステリックになったりと
物語のゆくえとともに
どうなるだろうと
不安に
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.4

全編ミュージカル
床についている
病人までもが
リズミカルに
言葉を発するなんて
素敵だ

カラフルな
色調
シリアスな
話をしている
窓の外では
バラエティに富んだ
通行人たちが
せわしなく行き交う
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恋人のいる時間(1964年製作の映画)

3.4

愛人との
逢引の
二人
石けんで手を洗う
手もとだけを
写したシーンは
メタファーか

レコードで
女性の笑い声を
聴くところの
真相は
ただの偏屈な趣味か

以下引用
愛に生きるのも
現在の中だけ
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音楽(2019年製作の映画)

3.3

古武術と
古美術の
あいだの
おしりぺんぺんず

オフビートな
カットと


リコーダーに
目覚めるためには
ギターを
叩きつけなければ
ならなかったのだ

街の上で(2019年製作の映画)

3.5

センシティブな
恋群像劇
今泉テイストの
オフビートな
感じで

ヴィムベンダース
アメリカの友だち
改め
アメリカの友人

警官が
良い仕事している
それでも
警官の話を聞いて
行動するのは
他でも
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

犬が島へ
隔離された
犬たちは
結束して
不時着した
少年とともに
ペット探しの旅へ

最初は
少年の命令に従うことが
なかった
チーフも
黒から白へと変わるように
心を開いていく

犬の恋模様
ウェ
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.6

少女のウソに
より
窮地に追い込まれる
マッツ

少女の
ウソは全てつくりものか
記憶の
錯誤か
兄の涙は

スーパーマーケットで
ひどい仕打ちをされても
仲間たちに
殴られても
愛犬を殺されても
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

3.8

美術館に
フォーカスした
ドキュメンタリー

相変わらずの
会議の様子も
ちらほら
美術館の気格を守るか
集客のために
広告を利用するか
きっとどちらも
正しい

学芸員のレクチャーから
絵画の特徴は
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.8

ひとが発言する
ときの
目配せや
ジェスチャー
イントネーション
そのひとつひとつに
個性がある

講演や
ブックトーク
を通して
社会へ訴える
そして
図書館にはなにができるか
ニューヨーク図書館は
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

3.8

ケイシーアフレック
のハスキーボイス
がたまらない

お互いに支えあって
もはや
家族以上に家族
家族を超えたなにか

妻の亡き後
去っていくシーゲル
最後の瞬間も
多くの言葉はいらない
抱擁すればそ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.4

少年と少女の
草原での再会
それは
ひとつの絵画のようで

何度引き裂かれたって
またお互いに
求めあう気持ちがあれば
ひとつになれるさ

若かりしころの
ルーカスヘッジズ

すでに才能の片鱗を
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.7

ストップアニメーション
フォックスの
計画には
穴がある

穴を
掘り進めたさきには
ユートピアかと
思いきや

泥棒するときには
マスクを
被って
シッポがなくなって
へっちゃらさ
取り外し可能に
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.0

水俣病
1970年代が舞台
無視できない問題
のひとつ

チッソ会社の
トップが持ちかけた
ユージンへの
取り引き
恥ずべき行為

会社と闘った彼ら
の奮闘は
決して
無駄ではない

ユージン
写真は
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

スピルバーグ初の
ミュージカル
前ウエストサイド物語への
リスペクト
ほとんど
筋は変わることがない

それでも
ミュージカルシーンの
場所が
よりその効果を発揮していたし
舞踏会の
それなど
圧巻
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.3

しっかりと
無惨な虐殺シーンを
映し出していた

最後は
誰しも
後悔するものなのだろうか
あんなにも人を救ったにもかかわらず
もっと救えたと嘆く
シンドラーの叫びは
痛い

刺さった言葉
パワーとは
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ケトとコテ(1948年製作の映画)

3.4

ロミオとジュリエット
ベランダでの
やりとりは
見ていて微笑ましい
目を閉じればうんぬん
目を開ければうんぬん

シコとニコの
軽快でコミカルな
やりとりが
微笑ましい
ハヌマの花嫁姿も
グッド

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