聖弥さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

青い春(2001年製作の映画)

3.5

思春期だからこそ感じる他人への嫉妬、何者かになりたいと走る心、誰もが抱える社会的なヒエラルキーの中で感じるコンプレックスなど、あの時誰もが感じた感情が描かれていてすっきり青春映画ではないが、各々の目に>>続きを読む

2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

4.1

人生にはあらゆるタイミングで2択が迫られる。どちらを選ぶのが正解かなんて誰にもわからないが、どちらも正解だったと思えるのはその後の自身の行動次第。
自分の行動に自信がなくなったら、とりあえず前に進んで
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

4.0

Time is Moneyと言うが、実際にこの映画で感じる人生の焦燥感、生き急ぐ姿に感動した。心(時間)に余裕のあるものほど心が廃れ、心(時間)に余裕のないものほど他の人の痛みを知り、優しくなれる。>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

4.0

前三部作に比べて、ヒューマンストーリーのような部分は薄くなっているように感じたが、最新のSF感や武器のギミック感は素晴らしかった。
上記の面で言うと前三部作より良かった。

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

4.3

MIBシリーズ最高傑作。
1、2で紡いできたJとKのストーリを、
3で綺麗につながっていた。
見終わった後に1本の満足感だけではなく、1、2と見てきたからこその充実感、納得感のようなものを感じた。

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

4.0

かっこいい。これに尽きる。
とりあえずカマロ買いたくなる。
バンブルビー好き。

トランスフォーマーの感想はこれだけあれば十分伝わる。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

80年代や子供の冒険的な設定から、雰囲気がストレンジャーシングスと似ている。
ストーリーの途中で寄り道などをすることなく、全てが最後の答えに結びついているのが、見ていて面白かった。
犯人がなぜ、地下室
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

序盤はホラーだけど、途中からアクション?サスペンス?系になって行って、思ってた内容とは違ったが、これはこれで衝撃のストーリーで面白かった。
動きの不気味さ、意識が変わる時の周辺景色が溶けるようにして変
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.7

1に引き続き面白く、途中のエージェントMは笑った。
全体を通して現実離れしすぎた内容と言うよりも、もし本当に宇宙人がいて、それを取り締まる組織があったらきっとこうなんだろうなと思えるくらいの、ちょうど
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.5

エドワードがどこまでも純粋で、美しい心を持っているからこそ、人間の利己的な嘘や解釈で傷ついていく姿が儚過ぎる。
一途で、その人の為なら全てを捧げられるエドワードには報われてほしかった。
ペグ以外の登場
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

カルトの内側にいる人の"救い"と、外側から見た"異常さ"を一つの映画で観れる。
初めは宗教(慣習)のなかで落ち着いた心で生きていて、一人じゃないと感じられる安心感を感じると共に、一般的な世間で感じる個
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わたしに××しなさい!(2018年製作の映画)

2.9

玉城ティナが可愛い。
内容は壁ドンラッシュ、聞いてて恥ずかしくなるセリフラッシュの二段構造。
恋愛系が自分に向いてないのか、この映画が向いてないのか。。。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

『バクマン。』のような、現実と漫画のリンクが面白かった。
胸糞チックなダークな世界がよい。
個人的には最後をふわっとさせずに、ハッピーエンドもしくはバッドエンドのハッキリした最後が見たかった。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

ウイルス感染で人が人間性を失ってしまうホラー映画と聞いていており、バイオハザードが好きな自分は鑑賞を決定。
蓋を開けてみると、ホラー映画では無い。
ただのスプラッター映画。
内容も特になく、ただただ続
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映像は『映画を見てる!』って節々で感じられる、色彩も鮮やかで見ていてとても気持ち良くなるし、どこか懐かしく感じる暗転(トムジェリみたいにピンポイントから広がっていく感じ)があって見ていて楽しい。
内容
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

拷問の描写や切り刻まれた描写はすごく凄惨でリアルに感じれて良かったし、面会室での殺人鬼が投影される表現方法は見ていてすごいなあと思った。しかしながら、内容はイマイチ。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.7

何かに追われるコウ、全てを捨ててもコウが好きな夏芽、二人の痛々しくも青く、眩しく光る恋愛の中で、いつかあの時の自分とどこか重なってしまい、取り返すことができなくなった自分の時間を見ているような気分だっ>>続きを読む

チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

3.0

呪いのゲームをクリアしていくって言う設定自体は面白いけど、全体を通して普通。
『SAW』のような生き死にをかけた大勝負でもなく、『ブラックミラーバンダースナッチ』のようなゲームのプレイヤーの一員感もイ
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.5

実写のGANTZや漫画は少し見たことがあって、ある程度のあらすじは知ってるから話について行けたが、全く何も知らない人が見るなら実写化から見たほうが優しいかな、と思う。
人をCGで動かすアニメーション作
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.0

キャリーが周りの人とぶつかって、自分の中の価値観や道徳心と葛藤して、少しずつ歩む事で大人になっていき、とても良いストーリーだった。
大人になると言うことは、自分一人の考えだけで生きるのでなく、周りにい
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

5.0

『レディプレイヤーワン』、『シュガーラッシュ』が好きな自分にとっては最高の映画。
ゲームの中に自分が入ったら、ではなくゲームの中のNPCは、という設定が面白い。
人生の選択は誰もが自分で決められる、新
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

すごく難しくて、全体をボヤッとした枠組みでしか見られなかった。
1回目の鑑賞と言うのもあると思うが、時間の逆行と順行が入り混じって、あそこのシーンはそうだったのか!となるから2回目の鑑賞はもっとわかり
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供を撃ち殺した後に死体になった子供2人とお母さんと4人でピクニックして、心神喪失状態のお母さんが、死体となった子供にパイを食べさせるシーンに素晴らしく胸糞映画を体感した💮(ダンサーインザダーク)のよ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

個人的には『スーサイドスクワッド』の方が好きだが、全体に馬鹿らしいが派手で爽快感あるシーンが多いから見てて楽しかった、
でも、『スーサイドスクワッド』の方が面白い。

Adam by Eve: A Live in Animation(2022年製作の映画)

3.3

実写とアニメ、MVとドラマの融合した映像は見ていてとても楽しかった。
でも、ストーリー性という面ではイマイチわからなかった。
再度言うが映像は見ていてとても良かった!

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.0

太宰治の一言では表せないような、あの人間臭さ、それを丁寧に美しく映像で魅せる蜷川実花監督の素晴らしさが相まった素晴らしい作品。

余命10年(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

綺麗なピアノの音が映像の良さを何倍にも倍増させていて、とても心が揺れた。
回りくどい死に対するお涙頂戴演出が無く、あっさりとしているようでなぜか感じるまつりちゃんの胸の熱さを感じた。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

ダンスよし、歌よし、ストーリーよし。
個人的には最後の最後がちょっと呆気なさすぎる気がする。それ以外はとても良い。

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ザ・フィクションって感じのぶっ飛び設定ではなく、実際に食人族がいたらこうだろうな、というイメージをそのまま具現化したような映画だった。人が食べられるシーンの作り込みは『おぉ、、、』とつい声が出るレベル>>続きを読む

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

記憶を取り戻してハッピーエンドのような内容の映画でももちろん見ていて心温まるのだが、この映画では記憶が戻らなかったとしても毎日彼女を愛し、彼女に向き合い、例え自分を忘れられてたとしても明日またこの人を>>続きを読む

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

4.0

『死』という全ての人に訪れるイベントを『病気の余命であと何年しか、、、』という御涙頂戴ストーリーではなく、全ての人が感じる恐怖、生きている喜びというのを一風変わった形で表現されており、実際に自分のde>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.3

面白いけど!って感じで、何か物足りない。魔女が出てきたり、魔法のポーションで姿を変えられてしまったりと個人的には好きな要素が所々あったけど、何かが足りない。

家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

3.0

個人的にはあまり好きにはなれなかった作品。
"コララインとボタンの魔女"のようなどこか感じる不気味さと不思議さ、そして好きな人にはしっかりと刺さる魅力を孕んでいるストップモーションアニメ。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

20分と思えないほどの内容の濃さ。
たった20分、されど20分。この20分に現代の社会問題が骨まで届く力を持ったメッセージとなって伝わってくる。