maddieさんの映画レビュー・感想・評価

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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争により移り変わる愛・友情、暮らし、祖国の様子をユーモラスに描く。が、その戦争も人間が起こしたものである。
音楽と共に明るくパワフルな映像が流れる中、テーマは決して軽いものではなく、忘れてはいけない
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

長回しの渋滞を境に、現実からお伽話へとシフトし、事故に続く事故に遭遇する夫婦。金銭を求め、贅沢を愛しており、事故で自分の命が助かったことよりもエルメスのバッグを失って嘆く女の姿は滑稽で、ゴダールのブル>>続きを読む

北の橋(1981年製作の映画)

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ビュル・オジエとパスカル・オジエが親子だと観る直前まで知らなくて、それを知った状態で観るとよくわからない空手の型と混ざって感情がいろんなところに散らばって行った。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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ロメール作品の魅力のひとつである登場人物の会話劇はこの作品においても健在なのだけど、教師の幼い娘までもが市長に対して物怖じせず自らの考えを主張している場面は「ちっさいのにすごいねぇ」と言う気もしないぐ>>続きを読む

デュエル(1976年製作の映画)

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ジャック・リヴェットの世界は、見ていると気付かないうちにだんだんその世界に引き込まれて、見終わった後も上手く現実に戻れずに浮遊感を感じる。この映画はそれに加えて、幻想的な雰囲気が少し多く感じられた。音>>続きを読む

恋の秋(1998年製作の映画)

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『美しき結婚』と『緑の光線』の2人が歳を重ねてこの作品でまた演じてくれているというのがいい。瑞々しい若さの時期だけでなく、人生のこの時期にも焦点を当てたロメール作品があることが嬉しい。
〈四季の物語〉
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夏物語(1996年製作の映画)

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「海賊の娘」が頭から離れない。『海辺のポーリーヌ』を思い出しながら観る。やっぱりマルゴには安定感がある。
〈四季の物語〉第3作

冬物語(1992年製作の映画)

5.0

ロメール作品の部屋はいつ観ても本当に良い。そして、この作品も哲学や思想、今回は劇についても語るようなシーンが頻繁にあり、ロメールの教養の深さにより作品がより素晴らしく仕上がっている。
ラストの多幸感は
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

5.0

フェイが California Dreamin’ 踊ってる時は正直何してても可愛い。ピンクのゴム手袋も、金魚大量に運んでる時も。あのサングラス欲しい。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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アリーや周囲の人たちの言葉が響く。進んでいくアリーに励まされる。
また観たいと思う好きな作品でした

春のソナタ(1989年製作の映画)

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切り替わるカット毎に花、絵画、壁なども含めて完成されているだけでなく、徐々にパンしていく場面でもその瞬間の画面ごとに異なる印象を受けるが全く違和感なく情景が移り変わっていく。乱雑な部屋でもどこか纏まり>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで本当に面白かった!

原作小説ではマデリンとジュディが同一人物であるということがラストで明かされる”サプライズ”となっているのに対し、映画では中盤で観客にだけその事実が明かされ(スコテ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

5.0

モードの精神性がハロルドに影響を与えてて良かった!ハッピーな気持ちになれたから好きです!

音楽良い ✌︎

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

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🖇
勉強してまた観ます。雰囲気はすごく好み。
メモ: 反復表現

裏窓(1954年製作の映画)

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脚を骨折し、車椅子から向かいの建物に住む人々を1日中観察しているジェフ(ジェームズ・スチュワート)。中庭を挟んだ向かいのアパートは全てジェフの視点で撮影されているので、彼の見たものを私たちも見ることに>>続きを読む

ヨーヨー(1965年製作の映画)

5.0

ピエール・エテックスの映画は、フランスの法的問題により長らく観られない状態にあり、解決後に状態を修復して観られるようになった。

全てのカットを通して退屈な箇所がひとつもなく、彼らの振る舞いやセットで
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

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ヒッチコック初期のトーキー。
ヒロインのアニー・オンドラと演技と英語の音声を合わせて撮影している。(当時は技術的にアフレコができなかった)
朝食中に「ナイフ」という言葉だけが際立って聞こえてアリスの耳
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

いつもの服を着て、食事を作り、息子のベストを編む、毎日の繰り返し。"普通"を繰り返す彼女の変化を定点カメラで捉え続ける。

日常を細かく、3時間以上かけて映すが、そこに無駄なものはなく、彼女の表情や行
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レベッカ(1940年製作の映画)

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故人レベッカの存在とレベッカに翻弄された人々によって出来上がっている屋敷の雰囲気は、新しい恐怖を感じさせ、主人公を追い詰める。

サンセット大通り(1950年製作の映画)

5.0

ノーマの表情・身振りに圧倒されまくり。
純粋にストーリーを追うような見方でも、かなり楽しめた… 終盤までの流れだけでなく、1番ラストのシーンまで完璧なストーリー。
ノーマが復帰を望んでいる映画が『サロ
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大列車強盗(1903年製作の映画)

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最初の西部劇らしい。
電信室に入ってきた少女の身振りかわいい。ラストシーンが印象的。(あのシーンは最初にくる場合もあるらしい)

汚名(1946年製作の映画)

5.0

ハラハラしすぎてストーリー展開を読む余裕なく、ヒッチコックの思うままにされた…
単純な恋愛物語にならないのはわかっていたけど、こんなにサスペンス色を出しつつ恋愛要素も出せるのね… 画面に釘付けでしたわ

シンプルメン(1992年製作の映画)

5.0

何かそれぞれ抱えてる人たちの言葉とか行動が沁みる。音とか映像の雰囲気だけでも心掴まれた。

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

5.0

セリーヌとジュリーは不思議な出会い方をして、ふたりで不思議な世界に……

スッと理解できない構造がまた不思議さを生み出していて、めちゃくちゃ綺麗な映像と共にいつの間にか自分もその世界観に入っていくよう
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はなればなれに(1964年製作の映画)

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マディソンダンス、ルーブル美術館疾走、愛すべきアンナ・カリーナ……

アンナ・カリーナの髪型とか、フランツの帽子被ってるところとか、変なキスの仕方とか、上目遣いとか、大好きです。

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