同日公開された某映画に比べたら痛快でモヤモヤしない。
ちひまひに立ちはだかる池松壮亮が最強。まひろとの肉弾戦が生々しいアクションで最高だった。
今年のNo.1アクション映画と断言する。
「蛇の道」「Chime」に続く今年の締めとなる本作。
いつもの黒沢清という意味では楽しめた。しかし若者やネットへの認識が古めかしく娯楽映画というわりに黒沢ファンなら喜ぶ映画の枠から超えない不親切な仕上>>続きを読む
気になる点はいくつもあるが、アメリカで武士道を描いて20年、ここからドラマ「SHOGUN 将軍」に繋がったのなら感慨深い。
真田広之がエミー賞受賞した祝儀を込めてスコア甘め。
純度100%凝縮された黒沢清だった。
普段なら気にも止めない音に不安を煽られ、目に映るすべてが不気味で禍々しい。
得たいの知れない恐怖で心拍数が上がりっぱなしだった。
安定的に面白い。
年々アクションが大規模になっているが、マンネリで終わらない高水準の映画を作り続ける安心感。
信用できるコンテンツだ。
元は舞台の脚本だ。
それを映画に寄せたらテンポが悪くなって本の良さが削がれてしまったのではないか。
大泉洋の芝居に文句はないが、いくつも愛人を抱える田島という人物像に合っていると思えなかった。
演劇の要素を映画に落とし込むという意味では成功してる方だと思う。
ミステリーとしては弱いが、喜劇に徹しているのは悪くない。
人によっては共感性羞恥で笑えないかもしれない。
スオミと5人の元夫に己の姿を>>続きを読む
石井岳龍に今度こそと期待して観たが、無駄だった。
実験的だとか前衛的なんて言葉でごまかす気も失せる。
シンプルにつまらなかった。
英国紳士がスパイってだけでロマンがある。
アクションが痛快。コメディ要素もあってバランスいい。
威風堂々の使い方が最高だった。
かっこいいもん撮ろうと思ったのかもしれないが、総じてダサい。
上滑りしていて恥ずかしくなる。
俳優陣は悪くない。
監督を代えれば面白くなったのでは?
所々笑えた。あとは虚無。
戦って血塗れになろうがどうせコイツら不死身だろうと思うと緊迫感はなかった。
日常描写と本格的なアクションが緩急あってバランスがいい。
ちさととまひろの会話がボソボソしていて少し聞き取りにくいが、ゆるくてクセになる。
世界観がしっかり出来上がっていて好感が持てる。>>続きを読む
医学的観点から見ればリアリティーは薄いだろう。
それでも母親の病気に残された家族はどう対応するかいろいろと考えさせられた。
「こういうときこそ笑おうよ」
胸に刻んだ。
ドラマが面白いから期待したが、少々外れ。
青年期のシーンが冗長すぎる。
木村文乃はそんなに悪くなかった。肝心の青年期の露伴が全然似てない。
いまいちストーリーに没入できなかった。
昔の邦画っぽい。
宮崎駿は現代において戦中、戦後の日本を上手く表現できる数少ないうちの一人なのでは?