まっくすちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

まっくすちゃん

まっくすちゃん

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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やはりという感じだけど、これは映画として良いとか、面白いとか、そういう感覚では観ることはできなかった。

史実として、当時のアメリカは(1)核兵器開発しなければ、戦争はさらに長引く/ 11万人程度の命
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.5

シリーズほぼ観てないで鑑賞したので、途中にはいるフラッシュバックやら用語が分からずだった。事前知識がないと楽しめないわけではないが、あるに越したことはないのでYouTubeにあがっている超総集編はご覧>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

あなたには自分に対してこうあって欲しい。自分はあなたのことを、とても理解しているし、たくさんのことをしてあげられる。

自分の人生の豊かさを、他者への願望や存在そのものに委ねてしまうことは、誰しもが大
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

世界に感動を届けて100年間の偉業。ネクスト100年も応援しています。

「願いは誰かによってではなく、自分で叶える」という分かりやすいテーマは分かりやすいストーリーにのせられている。が、キャラクター
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(2023年製作の映画)

3.7

爆発する富や権力への渇望と沸き立つ肉欲を解き放ち、乱れまくる世の中では、とにかく、首が飛ぶ。グロエロバイオレンスが駄目な方は避けて頂くとよいかも。演者の皆様は素晴らしく、結構笑ったし、笑ってる人も多か>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

先住民族は世間知らずで浪費しちゃうんで、賢い白人が見守ってあげなきゃね、という、めっちゃ差別的でめっちゃ白人にご都合の良いめっちゃヤバすぎな法律が招いた、胸糞な連続殺人事件を扱ったのが本作。これから観>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

ゴジラさんの登場しているシーンは本当に良かった。熱線を吐く予備動作がなかなかにクール。熱心なゴジラファンでもないので、そもそも詳しくもないんですが、ゴジラの行動原理は本作でもよく分からない。が、それを>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

2.0

まず、シリーズでなく新作のSF映画が公開されたことがめでたい。兵器とかメカデザインが良い。宙に浮いた破壊兵器が海や山をスキャンする夜のシーンは特にカッコよかった。けど、良いところは以上、という感じ。>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

なんといっても特盛アクション。上映時間のほとんどは闘っている。加えて、最高な中2感も前作までと同様に注入。というわけで、もともとこのシリーズを好きな人の期待は裏切らないはず。

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

高校生が描いたような落書きが動きまわる映像表現が素晴らしい。スパイダーバースも革命的だったが、タートルズも素晴らしい。個人的にはヘッドライトの光の表現が好みだったな。ストーリーは王道青春系で安心して観>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

ゲーマーおたくをプロのレーサーにしてみました!みたいな馬鹿馬鹿しい企画に思えて大真面目な本当の話。デカい銃も、宇宙人も、ロボもでてこないけど、オイルまみれの無骨メカとサイバーな演出もあってニール•ブロ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

劇中劇の構造がストーリーを掴みにくくしている。監督らしいポップな色彩とノスタルジーは相変わらず独自のもので素晴らしいが、個人的にはこの内容を心から楽しんで見終わるには、それだけでは足りなかった。思えば>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

生死に関する感覚、暴発したような過剰すぎる暴力描写、キャラクターの強さ、など、バランスが悪い映画。作中なんどか揺らぎがある。しかし、夏の娯楽大作はこれでよし!

といいたいところだけど、人種に関わるや
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.5

むちゃくちゃしまくって、最後は寂しい。

ストーリー、キャラクター、キャスティング、音楽の使い方、ギャグ、不謹慎、オープニングアニメ等、ジェームズガンらしさが凝縮されている。

なんか深夜にぼけっとテ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.0

AIが敵とか脅威って設定が古臭い。MIシリーズを全部観てるわけじゃないし、しっかり覚えても無いんだけど、こんなにスパイ行為しない映画だっけ笑?ただのアクション映画だし、最後のあたりとかパニック映画だっ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

未だ観てない方は、こんなとこで情報仕入れないで、とにかく、観に行ってくだされ。この時代に、事前情報を全く入れずに、大作を観れること自体が奇跡。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

怪物ってタイトルが良い。だれが怪物なのかって、考えながら観れる。車は前向きに走るのは得意だけど、バック駐車では、やっぱり全部は見渡せない。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

全てののけ者に向けた愛たっぷりの映画完結。グロいし、心理的にキツいシーンがなかなかにある映画だけど、ちゃんと意味あるので堪えてみる必要あり。見たことないような新しい宇宙船デザイン、クリーチャーデザイン>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

大作ヒットにしばらく恵まれず、プライベートでは、DVに4度の離婚、さらに浪費癖からの多額の借金。ニコラスケイジの自虐コメディってだけでも面白いだろうに、ストーリーとしてめっちゃ楽しめる内容だった。どん>>続きを読む

刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

2.2

なかなか良い雰囲気でスタートする映画で、全体的に緊張感のあるシリアスなムードがあるが故に、ツッコミどころが多い印象。ルーサー氏の超能力的な感の良さはおいておいても、犯人に用意された大変大掛かりな装置や>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

何を期待して観に行くのか。シン・ゴジラのような現実vs虚構の構造や人間群像劇を期待して行ってはならない。庵野信者であると自覚して言わせていただきますと、我々が観たい映画を監督は作るのではないのであって>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

新しいものを観た!
自分は、情報量が多くてついつい考えすぎて観ちゃった(特にマルチバースなのか、エブリンがパラノイアなのか?無駄に考えた時間があった)が、とにかく身を委ねて、このジェットコースターを楽
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作未読なので、結構不思議に思ったんだけど、この映画では、ほとんど主人公(大)に感情移入する作りになっていない。明確に乗り越えないとならない壁が描かれない。一方、雪祈や玉田には明確に壁を乗り越えていく>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

どこかで観たス○ーウォーズみたいなキャラデザやシーンばかりだったけど、それでもシリーズ初見でも観れなくない作りは、直近のマーベル作品では良い方か。これから始まるカーンの物語。果たしてどういう盛り上げ方>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

2.0

大きく賛否を分けるポイントは、間違いなく終盤の、監督がこの作品を通して伝えたかったテーマの部分とその演出だろう。

個人的にはテーマそのものは悪くないと思うが、その辺の大学の映画サークルでも思いついち
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

誰もが全ての人とは理解し合えない。どんな価値観もすべてを共有できるものではない。

あくまで、パードリック(コリン•ファレル)視点で描かれる本作は、反対の視点であるコルム(ブレンダン・グリーソン)から
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

どうしても、手描きのアニメが好き派なので、正直に言うと、予告を観た時に、えーフルCGかよ!と思って萎えた。声優さんの全変更とか、どうでも良いくらいに萎えた。

しかし、それは大きな間違いで、これこそが
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.3

ウクライナ戦争やコロナを筆頭に収束目処がたたず、さらに、連鎖して生じる難題を抱えたまま始まった2023年。いつだって先行きは不透明なものだが、この現状を楽観できる人は、ものを知らないか、深く考えない人>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

21年末に続き、映画館での見納めはアニャちゃん主演のこの映画。この映画を観た後に、レビュー書くのはやや恥ずかしい気持ちになるけれど、私の感想ごときでは誰も傷つかないので、気にせず書く。

舞台は島のレ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

チャドウィック•ボーズマンの追悼映画。監督、演者、スタッフからの敬意溢れるお別れだった。ラモンダ役の演技が素晴らしかった。映画としては、最近のマーベル映画の嫌いなところが残念ながらしっかりでており、具>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.9

15分。15分くらいにまとめ直したら、多分いい作品になると思う。映画とすれば、テーマ性に乏しいし、プロットにも大きな無駄がある。観てる側は、物語の核心に迫るためにフラグ回収を頑張らせられるが、その結果>>続きを読む