観ている人の誰もが、自分の会ったあみ子を思い出してチクッと痛いのではないだろうか。思いっきりぶつけられた気持ちに応えられず傷つけたあの日が甦って。
しかしあみ子は船を見送り、誰よりも逞しく生きているの>>続きを読む
理解のされ方というのは、自分の努力ではどうにもならないことが多い。少しずつ歪んでゆく関係が辛い。確かに愛なのに…。
ややもすれば陳腐な会話が、あの狭い空間でコメディに変化していく様子は、脚本の上手さと役者の上手さだろう。
モノクロの映像なので、パリの色彩や明るさなどに目を奪われない分、心のゆれがダイレクトに伝わってきた。演者がみなカッコいい!
生きながら輪廻転生してしまった男。
魔術的な舞台裏と、ズンと響く演者達の声の相乗効果は、ギレルモ・デル・トロならではだろう。
エンドクレジットの映像では、座席の下から冷気が漂ってきた。
マチスモ的な匂いがプンプンで、リタイアしようかと思ったが、途中からぐっと引き込まれる。ラストシーンに衝撃を受け、なるほど監督は女性だったのだと納得した。
柚木麻子の「らんたん」を読んで初めて名前を聞いた。こういう女性が頑張ってくれたお陰で、今私たちは言いたいことが言えるのだ。まだまだ平等には程遠いけどね。
ジム・ジャームッシュが大好きな人達が作った映画。永瀬君も出てるし。色んな人達がちょこっと登場してて楽しい。そして主演の二人がとても良い!
上橋菜穂子が描く動物と人間のファンタジーが好きだ。哀しみ、優しさ、闇、勇気、そして大いなる愛。
ラストシーンは思い出しても涙が滲む。忘れられない!
村上淳、廣木隆一、大橋トリオと来れば観るよな~。
が、文字通り痛い!痛すぎる!究極の痛みの先に何かが見えるのか?
エンドロールが始まったら、皆さん足早に出口に向かっていたが…。
全体的に抑えた雰囲気で、景色もよくいい映画だった。犬童版を大昔に見たが、ジョゼのぶっきらぼうで人見知りで、でも強い感じは池脇千鶴の方が好みかな。
香港、中国、台湾が程よくミックスされた雰囲気で、音楽が、これまた程よくおしゃれに響く。あの火鍋が食べたくて仕方ない。
原作の細部を忘れていたので、観ながら思い出す。子どもを振り回しながらも、ちゃんと生きられるように育てているリカさんは、すごい親だ!
挫折の副産物(?)として登場したムーミン。どうにもサラっと流れないストーリーの理由が少しわかった気がする。登場人物たちの難解で一筋縄ではいかない性格は、彼女の心の風景が表出したものかもしれない。
気持ちを言葉にして相手に伝えることが、いかに大事か、そして、いかに難しいか。若い行動力がまぶしい。
呑み込んだ言葉を、ちゃんと伝えていれば、人生は変わったのだろうか…。
どこを切り取っても酒呑みの自己弁護としか思えないなー、酒呑めない者からすると。何が0.05%じゃ~!
マッツ・ミケルセンはええ味出してるけどさ。
難解な短編を、物凄い想像力で長編映画として完成させていると思った。
岡田将生が演じる高槻が、どうしても五反田君と重なってしまう…。
同時多発的なアクシデントの細部を思い出してクスクス(一人大声で笑うジイさんと笑いのツボが同じだったが)。
ヘルシンキ編は、カウリスマキへのオマージュか?
潔癖症の人が見たら卒倒しそうなシーンの連続。この映画が素晴らしいと言うには、まだまだ修行が足りないかも。
何とも気持ちのいい映画だった。女の子の成長物語は、いつ見ても応援したくなる。それにしても"ばっちゃ"がいい!言葉もいい!
キッパリ言うことなく緩やかに会話する若者たちが、ふわふわと泳いでいるサブカルな街。たまに大阪弁のジャブ!色んな好きがあふれる映画だ。
アメリカンドリームは、言い出しっぺの頭の中でしか膨らんでいないのだろう。それでも家族は自分と折り合いをつけなければならない。そんな時代。
セリとジャガイモのチヂミが食べたくなった☘️
どこの国でもシングルマザーを取り巻く環境には厳しいものがある。
離婚してても元夫が存在しているだけで色々不利になるなんて、法律は何のためにあるのやら。
最後でやっと救われたけど。
延々続く一人語りを期待していたのだが…。
おしゃれな小物に囲まれ、おしゃれな部屋で同士のような相手と暮らしていても、小さな引っ掛かりでカラリと別れてしまう。最近て、こんな感じか。
広大な原野をキャンピングカーで走りながら、好きなとこで寝る。何とも羨ましい。日本だと不審者扱いで通報されるのがオチだろう。始末するのは家。いつ死んでもいいと悟った時、最後のワーキングホリデーもいいかも>>続きを読む
中国人版「かもめ食堂」と言ったら怒られそうだが、あの風景はズルいよー。無性に中華が食べたくなったのは事実。
ミカさんの方の映画は初めだが、似てるのかなぁ。
反社と呼ばれる人達との共存は難しいかもしれないが、彼らがいなくなったら平和な社会になるのだろうか?
それにしても北村有起哉、大忙し😁
家族というタテ社会的な枠組は、もはやヤクザにしか残ってないのかもしれない。それさえも風前の灯か…。
何とも賑やかな印象だった。誰と誰が夫婦かわからなくなりつつ、アワアワと過ぎていった。やっぱラドクリフ君の可愛いディビットが落ち着くなぁ。
イタリア版と比べると、身近だけに何ともリアルでドキドキ感がすごい。
「百日の朗君様」を視たばかりだったのだが、ここで「50通りのグレイ」の意味が判明🤭 その事ばかりに気を取られていると次から次に往年のスター達が現れ、現実を噛みしめる。ゴッドファーザーは何年前だ?
で>>続きを読む
こんまりに喧嘩売ってるのかと思ったが… 物を捨てる時は、ときめかないからではなく、物にまつわる物語をきちんと終わらせてからにしようと思う。
ママ虫というのは、小さい子を持つ母ではなく、成長した息子から離れられない母の事ではないだろうか。
親は選べない。そして親の愛は絶対だ。ただ、その方向性が時として歪んでしまうこともある。
でも、風邪引かないんだよなぁ…
アメリカ人の離婚て大変。
でも、あれだけ言いたい放題言えたらスッキリするのかもなー。
思春期女子の何とも言えない人間関係がじっくり描かれている。
あの頃の女子は、まともな大人の一言で救われることがあるのだろう。