ゆりぺさんの映画レビュー・感想・評価

ゆりぺ

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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ブレンダンフレイザーの演技は圧巻の一言。彼だけではなく周りを固める役者陣も見事で、あの狭い空間でのたった1週間の出来事を、ここまで見応えのある映画にした監督も見事。ラストの切れ味がすごい。感情が最高潮>>続きを読む

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.1

洋楽もあまり聞かない自分でも知っている世界的なアーティスト、テイラースウィフト。彼女の戦う姿に、本当に勇気をもらった。
自分が好きな自分でいるために。

そして他人への敬意を払うために勉強をするという
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.6

当時映画館で見たらもっと良かったと思うが、、ラストの綱渡りは実行までもトラブルだらけで、本当に決行できるの?とハラハラ。綱渡り本番はまさに手に汗握りました。

超危険な場所で綱渡りするだけの映画だと思
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画を好きな人は必修映画なのでは。そしてお仕事映画としても、映画の歴史映画としても、ものすごく多幸感に溢れていて、、最高でした。。

全員誇りを持って楽しんで仕事をしていて、
仕事は幸せのためにするべ
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対峙(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ものすごい映画を見た。感想を言葉にすることは難しい。すごい映画だが、もう2度と見たくないとも思う。。
被害者家族は息子がなぜ死んだのか。加害者家族は親として何かできることがなかったのか。息子を失った想
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今ではほとんどなくなってしまった、大人と子供、世間と子供との関わり。ある種の大らかさといか、、子供だけで自転車 2人乗りして遠くまでいって、まぁまぁの距離を泳いで。親がバンバン子供叩いたりとか。見てい>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

正直、とてもミニマルな話で、見終わった後もの足りない印象を抱いてしまったが、すいませんでした!
その後解説を見て、なるほどーと思った。
まず監督の自伝的作品である事。
そしてミニマルな中にもあらゆる分
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

すごくよくできた作品であった。航空パニックものではあるが、要素がてんこもり!
2つの家族の話が軸となる。一方はテロが起こった機体に乗る妻と、事件解決に奔走する夫である刑事。母の帰りを願う娘。もう一方は
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

思っていた話と少し違って、良き。自分の解放の話だった。彼女は生まれてからずっと、自分の存在に疑問を持ち、周りに嫌われないように、これでいいのか正解を求めてきたんだろう。
思わぬ形で自分の人生に赦しを与
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

変わった映画だったなぁ。良い意味で。
場面転換が変わってて、瞬きをした瞬間にガラッと場面が転換されてる感じ。冷静な主人公が翻弄されていく。。彼女との出会いによって、崩壊していく日常。
ファムファタルで
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

大好きでした。最高!
見ながらずーっと終わらないでほしいと思いながらも、キアヌを解放してあげて、、!とも思っていた。
ヘトヘトになりながら階段を何度も転げ落ちながら、その場にあるものを使いながらガンガ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

無知でお恥ずかしいが、こんな史実があったことを全く知らなかった。恐ろしい。事実は小説よりも奇なりというが、人間で恐ろしいと思う。

スコセッシ監督作品はTHE映画!映画をみてるなー!って感じがするので
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

サーチ1面白かったけど、2も本当に面白かった!!
pc画面のみで進行していくが、それでここまでこちらの心を動かせるのだから、監督もちろん脚本編集がものすごい。
見ながら考察できるし、誰かと一緒に話しな
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ケイトブランシェット様を存分に味わえていう事ないです。ありがとうございます!
演技力はさすがすぎて、パワハラ気味な講義シーンとかも最高だった。
少しずつ追い詰められていく様子も心霊的に描かれていたり、
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

ある島で友人だった男 2人が仲違いをした。決して喧嘩をしたわけではない。だが決定的に交わらなくなってしまった 2人。歩み寄ろうとするがどんどん事態は良くない方向に転がっていき。。。
静かで孤立した島の
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーを見て、なかなか無い設定だなと思い干渉。自分にはあまり合わなかったなという印象。
というのもトゥルーマンが自らの人生が全て作り物であることに気づき、どんな妨害にも負けずに立ち向かい続け、最後
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

この映画に救われる人は多くいると思う。とても優しい映画。どん底に落ちて孤独を感じていたとしても、隣に支えてくれる人が今いないとしても、大丈夫。手を伸ばすことはできるから。立ち上がれなくてもいい。光に向>>続きを読む

精神(2008年製作の映画)

3.5

相田監督作品初めてみた。なるほどこれが観察映画か。見た事がない。遠ざけていた世界だと思う。見て見ぬふりをしている世界。でもそこにも確かに生きてる人がいて。生活があって。世界がある。これをみてどう感じる>>続きを読む

選挙(2006年製作の映画)

3.5

これ見終わった後、見事に山本という名前しか残らなかった。選挙のドキュメンタリーなのに目指す政治や公約などについては全く記憶になし!つまりそういうこと。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

いやぁ面白かった!SFホラー映画として非常に良くできた作品ではないか。地球外生命体との遭遇、、なんだけど話はかなり分かりやすいし主人公たちが生き延びた理由もめちゃくちゃ分かりやすい。分かりやすいのだが>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

伊藤沙莉の愛らしさが驚異的すぎる。。
時間が遡っていく構成によって、観客側も「思い出した」ような感覚もある。
彼女はいま普通に幸せなわけで。きっとあんな事もあったなぁ、と思い出していただけなんだけど。
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.6

タイトルやビジュアルから、少し周囲とは違う 2人が惹かれ合う話かなーなんて思ってたら全然違った。ジャンルが違った。サスペンスだった。
2人の距離が近くなっていくのと並行して、ずっと不穏な感じは漂い続
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

ちょうど良いテンポ感、上映時間。観客を置いていくことなく、セリフだけではない映像表現を使いながら、どんどん話は進んでいく。スリルあり。ラストもとても爽快で。切れ味もよい。こういう映画、いいな。

画家と泥棒(2020年製作の映画)

4.1

素晴らしいドキュメンタリー。劇映画では表現できないが、ものすごくドラマチックで印象的な画ばかり。自分の絵を目にした彼の驚きと感動と恐れと哀しさと全て入り混じった反応は、きっとこの先も忘れない。

EXIT(2019年製作の映画)

3.9

猛毒ガスが充満する街でのサバイバル脱出映画。ボルダリングというワンアイディアでこうもスリリングなものになるとは。驚き。さらにSNSやドローンも物語のキーになっていて、まさに今作られた、アップデートされ>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.1

大好きな映画になった。リチャードリンクレーター作品は大好きで、ずっと見なきゃと思ってた作品。
天使にラブソングをのロックverという印象。ジャックブラックは本当にお見事。実在するんじゃないかと思うくら
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

とても面白かった。
見える事が怖いのではなくて、見えない事が怖い。それを様々な工夫で観客を楽しませてくれる。新しいパターン。
何もないところを長時間うつす事によって、何もない空間が一気に意味を持つ。
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.8

映画の面白い要素を詰め込んだスピード感あるアクション大作。
構成もとてもわかりやすい。
前半は集落が襲われ仲間達は殺され、彼らの誇りや尊厳が踏みにじられ続け、観客側も主人公とともに怒りが増していく。
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

出てくる大人が傲慢に感じた。
主人公は子供に現代社会とは隔絶して暮らしている。子供達はそれが当たり前に育ってきていて楽しんでいるし映画内でも深刻にはあまり深刻に描かれていないが
大学に入るまで学校に行
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

3.5

中国の"一人っ子政策"は歴史の教科書で知っている程度。まさかこんなに非人道的な行いが横行してたとは。そしてこの映画を見て中国という国家の怖さを見た。どんなに非人道的でも「国のため」「しょうがない」で済>>続きを読む

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