トマトさんの映画レビュー・感想・評価

トマト

トマト

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市子(2023年製作の映画)

3.9

全てが悲しく辛かったです。どうにか救いようがなかったのか、、
「幸せな時期もあったんだよ」こんな辛い言葉は、他に無いと思います。
それぞれの感情が辛いほど伝わってきました。

ある男(2022年製作の映画)

4.0

とても好きな映画です。
「悲しいというのはないけど、寂しいね。」この言葉とても共感できました。
ひとつひとつの演技が繊細で、素晴らしかったです。

晩春(1949年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいのひと言です。
50年前の映画とは思えないほど、心情の変化を美しく描いていました。現代でも共通するものが多く、いつまでも残る普遍的な感情が伝わってきました。
父の幸せに対しての言葉、そして嘘
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

素晴らしい出会いと関係、街並み、エリオの両親、映画に出てくる全てが美しかったです。1980年代では、認められない関係だと思いますが、エリオの両親が素晴らしかったです。
これまで経験した喜びや感動はもち
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ステップ・アップ(2006年製作の映画)

3.8

ダンス、音楽、ファッションのセンスが素晴らしいです。真剣に打ち込めることに出会えると人は変われる。まさにその通りで、出会えることが幸せだと思います。タイラーかっこ良すぎです。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

人間の素晴らしさを感じることができる、心温まりつつも、考えさせられる本当に素晴らしい映画でした。
相手のことを知り、その人のためになる行動ができる素晴らしい人々が多く、幸せな環境だと感じました。自分の
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

4.0

楽しいはずの遊園地という舞台で、この作品を撮影することにより、「いずれは誰でも老いる」というメッセージがより強く伝わってきました。
遊園地という舞台で、高齢者優先となって入った先が病院とは、、
誰もが
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王様になれ(2019年製作の映画)

3.9

現実を受け入れ、目を逸らさず逃げないこと。これは本当に大事なことだと分かっていても、難しいものだと思います。自分にベクトルを向けると、自分の才能の無さや、劣等感を感じ、辛いことが多いです。しかし、これ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.1

ラストシーンのセッションとドラムの独奏は圧巻で壮大な演奏でした。
フレッチャーの教育は正しいのか間違っているのか。おそらく後者だと思いますが、ある程度の厳しさは必要だと思います。
ここまで狂気的になれ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

辛い過去や現実を背負いながら、一人で生きていることで、周りの人とすれ違い孤独なっていく、現実世界でも考えられることだと思います。それでも、周りの人と関わりを持つことで、少しずつお互いを理解し、支え合う>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

上手く言えませんが強烈でした。胸糞でとんでもない中にも美しさがありました。観てよかったです。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

謎が解けていく爽快感と複雑な構成が良かったです。これほど観ていてワクワクする映画は久しぶりでした。
ルーニー•マーラのラストシーンの表情と演技が、頭から離れません。人間らしい切ない気持ちが、痛いほど伝
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夕方のおともだち(2022年製作の映画)

3.7

みんな、何かしらに縋って生きているんだろうと思います。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

2人が変化していく姿が良かったです。大人になったら恥ずかしくてできない。そんなことを2人でできる関係は羨ましいばかりです。枯れ葉のようにこれまでが散っていき、新芽のように新たな関係となっていく。そんな>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

美しい作品でした。
セリフが少ないからこそ、音や映像に集中でき、すべての音楽が良かったです。
木漏れ日のような美しい日々を感じました。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

自分が思っている以上に、私が今いる環境、世界は素晴らしいのかもしれないと思えました。嫌なこと、悲しいこと、理不尽なことが多い世界ですが、周りの環境や人に感謝して生きていきたいです。また、周囲の人にそう>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

すごい。という言葉しか出てきません。デイビッドフィンチャー監督の予想を越える作品展開が大好きです。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

観ていて辛いです。
「不倫関係のほうが上手くいく」この言葉だけが自分の中でずっしりと心に残りました。分かりたくない言葉ですが、なんとなく共感できてしまう自分がいました。

正欲(2023年製作の映画)

4.1

現代社会における様々な問題を提起する作品であり、多くの人が観て考えるべきだと思います。
価値観や考え方、性的指向など、自分が今まで普通だと思って生活していたことが、いかに偏った考え方だったのかと気付き
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.9

東日本大震災によって被災した人々を描き、当時のトラウマや震災後の生活の苦しみが伝わってきました。両親が行方不明となった兄弟2人は、両親の死を信じることができず、苦しみながらも懸命に生きる姿が美しかった>>続きを読む

この世で俺/僕だけ(2014年製作の映画)

3.8

「自分が正しいと思うことをする」 パンクってかっこいいです。
不良高校生と冴えないおじさんサラリーマン。どちらの境遇も共感でき、少し悲しい気持ちになりました。しかし最後はパンクを貫いた行動を取り、何度
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何者(2016年製作の映画)

3.8

今年就活したことから、より共感することができました。
就活で自己分析が大切。なんてよく言われましたが、自分が自分を創り上げるような感覚でやっていて、とても辛かった記憶があります。本当の自分を就活でアピ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

生きることってこんなに難しいことなんだなと改めて思いました。
他人のことを全て分かることは出来なく、自分のことも分かっていないことが多い中での対人関係は、上手くいかないことばかりです。ぶつかることがあ
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

不器用だけど優しく素直な家族の愛、心温まる映画でした。
生き辛い現実世界を生き抜くため、支え合える家族の存在はとても大切だと感じました。辛いことを家族のために乗り越える。家族とこのような関係でいたいで
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

ラストシーンの嫉妬と憤怒は犯人の思惑通りでしたが、自分がミルズの立場でも憤怒に勝てないと思います。この状況で、憤怒に打ち勝てる人なんているのだろうか、、
デヴィッド・フィンチャー監督作はやはり素晴らし
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悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.7

歯医者さん、かわいそうと思いながらも、2人のようにお互いが唯一の家族で、無くてはならない存在、お互いが必要不可欠で愛し合っている状態で、死期が分かるとなれば、、あの行動仕方がなかったのかと思います。>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.9

昭和の世界観、音楽、そして何より池松壮亮の演技が素晴らしかったです。
二役それぞれの人物の表現の仕方が良かったです。

3年前と3年後を一夜で表す不思議な映画でしたが、好きな映画です。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

現代の日本を表すかのような映画でした。
周りから見れば絶望的な状況でも、良子は自分らしく、純平は素直に生きる姿が美しかったです。
良子のように強い芯や志を胸に、純平のように素直に正義感を持ちながら、ケ
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幸福な囚人(2019年製作の映画)

3.4

現代人よ、本能に忠実になれ。
このメッセージが伝わってきました。

本能を解放することによって、幸福になるのか不幸になるのか悩ましいです。

(2023年製作の映画)

4.4

重く辛いが目を背けては行けない事件だと改めて思いました。相模原障害者殺傷事件、風化させることのないよう生きていきたいです。

堂島夫婦が子どもの死を少しずつ乗り越えていくのに対し、さとくんが少しずつ壊
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

サラの成長が良かった。強く自分らしく生きてほしいと勝手ながら思いました。
胸糞の人が多すぎて、、

映画としては良かったです。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

アニメ映画も良いなと思える作品でした。
人間の怖さを感じます。
ラストシーンは少しでも幸せになってそうで良かったです。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

日本人として目を背けず、知っておくべき過去だと思います。
自分がその時代に生きていたなら、どんな行動ができたか。自分自身が現代にも残る差別とどう向き合うか考えさせられました。
日本人として見るべき作品
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狂覗(2017年製作の映画)

3.8

次々に想像を超える展開。面白かったです。
教師の醜さ、生徒の闇、人間の悪い部分ばかり見えました。ラストシーンはまさに狂覗。あまり人には勧められないけど、ぜひ観て欲しいです。

渇水(2023年製作の映画)

3.7

どんな家庭環境でも料金の滞納があれば、水を止める必要があり、辛い仕事だと思いました。

失って大切なものに気づく。よく言われることですが、その時は本当に気づかないものだと思います。自分自身今を大切に生
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

内容は難しかったが、映像が素晴らしく、芸術的でした。

コロニーの掟が窮屈で逃げ出したが、その掟によって守られていたのか。コロニー内の偏った教育を継承し伝えていく人物になったのか、、、
どちらにしても
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