数年間広島に住んだことある者にとって、全てが茶番に見え、今の世界を俯瞰してみたら何も刺さることのない映画だった。
絶妙なバランスの風刺コメディ。
面白い。コメディなのではあるが、それをただfunnyなコメディに落とし込まないのは脚本、演技の賜物だろう。
特に主演のジェフリー・ライトは素晴らしい。基本的に残念で嫌味>>続きを読む
前作を復習の上、胸を躍らせながらの鑑賞。
長時間の作品ではあるが、映画の中に没入しあっという間に鑑賞が終わる。中盤までは束の間の幸せを感じるものの、終盤にかけポールは自分の運命を受け入れ、救世主のよう>>続きを読む
現世に後悔を残した者が生の世界と死の世界の間の世界に残され、後悔を晴らし成仏するという頭の中で空想している世界を共有してもらえた作品である。
生者と死者の世界の間を行き来する作品として、アニメーション>>続きを読む
とても面白かった。それは予想を裏切られたと言う意味で、その表し方が素晴らしいのである。
非人道的な実験から作られたベラが人間として成熟していくストーリー。
敷地内に閉じ込められている状況下では、様々な>>続きを読む
非常に難しい映画であった。
これは「怪物」の時にも感じたが子どもの世界というのは非常に無知で不完全だが、ピュアでとても美しい。しかし成長の中で大人からの教え、社会との接触により、他者との比較による正し>>続きを読む
積極的に感想を書きたいと思う作品である。
主人公はポルノ男優で都会で有名になり、挫折し故郷のテキサスに帰ってきた時の話である。
主人公はクズである。救いがあるかというとない。
人を利用しながら自分優先>>続きを読む
年末から大物お笑い芸人の女性問題が、取り正されている。そこでは賛否、なぜその時に言わなかったんだなどの批判も聞こえる。果たして何が問題なのかわからなかった。
しかしこの映画を見て思うのはそもそもの社会>>続きを読む
子どもの頃に散々遊んだスーパーマリオにゲームキャラクター以外の側面を見るとは思わなかった。
ストーリーとしては宿敵クッパを倒すことに変わりないが、まず彼らが配管工であることさえも、ハッとさせられた。>>続きを読む
何かを愛でてみたり、木々のざわめきに注意を払ってみたり、見知らぬ人に物語を感じてみたり、
繰り返しの中の日々の中にも豊かさを加えることはできる、そんなことを教えてくれる作品だった。
しかし、その美しい>>続きを読む
ある人物の過去を辿る作品として、記憶に新しいのは「怪物」「ある男」や「さがす」が思い出される。ざっくりとしたストーリーを聞いて、それらに類似するものかと思い見てみる。
市子の過去には現代が抱える、無>>続きを読む
どの家にも一人はいるだろう。厄介者と言われる親戚のおやじ。そんなおじさんと田舎者の優等生が自己の外側の世界を実世界で学ぶストーリー。
正直、序盤は大きな声で怒り散らかしうるさいくらいであった。
そこか>>続きを読む
普段展覧会ではアアルト光の面しか見ることができないが、そこに至るまでのアイノのことや、時代の流れが知れたのは興味深くはあった。ただ脚本としては話がバラバラとしていて、何を伝えたいのか分からないことがし>>続きを読む
前作、前々作に比べ、ストーリーの本筋が大雑把に感じた。
我々が体験した地震といものを、若者の恋愛をつなげるという考え方、繋げ方が良い印象をもてなかった。
天変地異を描くのは良いが、地質学や前作までにみ>>続きを読む
歴史を学ぶという点でとてもよかった。
ただ映画としてはシーンのつながりもあまりよくわからず、シナリオが良くないと感じた。
また、ムラ社会的な表現として、性愛を無理に盛り込んでいる感じがして、必要なのか>>続きを読む
誰かに造られ、支配された世界じゃなくて、みなそれぞれ考えて、生きていかなければいけないと言われている気がした。
他作とは違い、ストーリー性は少なく感じ、宮崎駿の頭の中をより強く見せられた気がした。
是枝作品は好きでよく見てきたが、脚本は坂元さんということで、少しドラマチックでストーリーを感じた。
自分たちが今まで反省し後悔して、これからも繰り返すだろう嫌な部分を炙り出され感じがした。
みな自分の>>続きを読む
まず映画の感想は最高の一言。
前作からの期待を見事に裏切ることなく一瞬で過ぎ去った140分間で、Part2への助走も完璧な作品。
『あなたの物語を聞かせて』
両親からエリートであることを期待され、>>続きを読む
展開がわかりやすかった。もう少し捻りがあるとよかった。
超越した社会の精神感のなかで、主人公もまた超越する。
これが初めての中国アニメでした。まず感じたのが映像がとても綺麗といいうこと。背景に浮かぶ、自然や建物の映像は米国アニメーションにも劣らない素晴らしいものがあった。ただ人間の動き、表情、特に人間の顔を切>>続きを読む
私が11歳のころ母親は当時シングルマザーで、必死に私を育ててくれていた。
この映画を見て思うことは、何気ない親子の数日間の旅行だが、子どもとの距離、過去への後悔、自分自身の未来への不安いろいろな感情葛>>続きを読む