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『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞は本作の延長線上にあるし、マイケル・ジャクソンのゼログラビティもチャップリンからヒントを得たのだとしたら?歴史的な偶然の交差は、ワンコーナーと交通誘導員の配置の内に>>続きを読む
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珍しく原作を読んだことがあった!
芳根京子って表参道高校合唱部やってたよね。ショットが冴え渡ってるなと思い、撮影監督を調べたら柳島克己で納得いたしました。
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スカーフを風に靡かせる女学生たち、空襲で消失する前の大阪を記録したロケ撮影等、瑞々しさに満ちたショットの数々が魅力的に映る。時折ハッと驚かされるのは、葦原邦子演じる梶山先生がピアノを弾く場面に代表され>>続きを読む
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とんかつ美味しんぼ
ラーメン屋・タンポポのサクセスストーリーを中心として、伊丹十三のエッセイを映像化したような挿話が『自由の幻想』的な緩やかな繋ぎによって散りばめられている。小ネタが面白くて飽きない>>続きを読む
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上野千鶴子から本作の鑑賞へという、ひょっとすると稀かもしれない動機で出航。
神妙な面持ちで何でも釣りに喩えるおじさまが出てきて面白かった。極東の島国に住む人々はアメリカ文化にドップリ浸かってきた事も>>続きを読む
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ベトナムの溝口
サイゴン(現ホーチミン)の湿度がガンガン伝わってくる。前半はダン・グエットという伝統楽器によるアジアンテイストな音楽が流れ、後半では一転、ドビュッシーの月の光にウットリさせられる。フ>>続きを読む
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初の華金は黄金時代!
最初のサソリの生態ドキュメンタリーが必要だったのかは怪しい。
ブニュエルのシュールで奇怪なイメージがてんこ盛りで、かつ若干のストーリーはあるので全く飽きずに楽しめた。
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えっとー、これはマジで好きですね!!
刺さる人には間違いなくブッ刺ささる。
本日早朝に目が覚めて図らずもホットケーキを作っていたし、それなりに熱心な視聴者の一人として『グレーテルのかまど』で本作が紹>>続きを読む
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やはりエテックスは、さほど身体能力が高くないのだろうか。しかし、短編第1作『破局』ではあくまで写生するに留まっていたパリの交通量の多さが、本作では主題のギャグとして展開されており、非常に良かった。結婚>>続きを読む
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音当ては面白い。台詞無し。
初ピエール・エテックスだからまだ何とも言えないが、身体を張るタイプの作品・役者ではなかった。冒頭部、交通量の多いパリの車道を潜り抜けるショットの連なり(und 通行人との>>続きを読む
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ガッキーが運転しながら「死んじゃえ」って台詞を吐くんだけど、これはまさか、途轍もない強風が吹き付ける高原教会で挙式中の花嫁が2階から墜落するのか?、或いは通りに飛び出した直後に誰か車に轢かれてしまうの>>続きを読む
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この国に山下洋輔というピアニストが存在したからこそ成し得た作品と言えるかもしれない。あと秋吉久美子可愛い。
僕の中で、火サスといえば『シングル・アゲイン』のイメージが強かったので、『聖母たちのララバ>>続きを読む
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椅子に腰掛ける父をいかに画面の中に配置するか
侯孝賢の撮る道は、それが人の歩く道であれ、列車が通る道であれ、何故ここまで美しいのか
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三部作
「坊やの人形」(侯孝賢)
映画館のサンドウィッチマンをする主人公が、用を足している最中に子供たちにピエロの扮装を盗まれ、彼らから取り戻さんと追いかけっこを演じる場面のショットが印象的だった。物>>続きを読む
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感傷的なショパンを感傷的な場面で使う、正に原義通りのキッチュ!!
若大将みたいな外貌をして、初っ端から青大将的な事故を派手に起こす道楽息子の主人公ロック・ハドソンが、これまた『乱れ雲』の加山雄三をチ>>続きを読む
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フランスのナチ占領下時代に製作された作品。デジレの躁感を期待していたら、妙なカット繋ぎ(ヌーヴェル・ヴァーグ前夜?)に惑わされて寝ちゃった。多くのレビュアーが言及している、懐中電灯で足元を照らす場面は>>続きを読む