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電話ボックスのなかで、母と電話する父親。監視してるってことね、いうようなセリフをひっかかる何かとして残しておくこと。
同じ太陽、空を見ていること。
30才の彼女と、その赤ちゃんの泣き声。
血が流>>続きを読む
冒頭に感じた『ケイコ〜』的感覚。
(エンドロールでも聞こえるジムの音も然り?)
→と思ったら、三宅唱本人も言ってるんですね。(http://www.kaminotane.com/2023/01/23>>続きを読む
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ひとを信じられるのか、疑うほかないのか。一つの出来事が4つの角度(眼差し)から語られること(死者の巫女も含め)。
自分を棚に上げて批判すること。最後の捨て子のくだり。
信じられないことばかりの世界で、>>続きを読む
パントマイム。
モノマネ。言語の繰り返し。
観ていてざわめきを覚える作品。三宅の短編のなかでいちばんすきな作品かも?
終盤。顔パックをして白塗りになった女の子と窓ガラスを挟んでふたり(男女)でやるパ>>続きを読む
ストーリーが面白かったので、原作も読んでみたいところ。
どこか魅了されてしまう女たちと、それに重ね合わせられ、一層理想化された(?)匠子の姿
個であること、集団であること。
生存(し続ける)のための「悪事」。
埋葬。無かったことにしようと砂をかけるシーンが印象的。(そしてそれがオーバーラップし、次の室内で村人たちが集まるシーンへ続くのも)
手榴弾。
クラシックギター(の音楽)
太陽が印象的な映画。
ラストショット、手を取り太陽の方へと向かって走っていく2人の男女を美しいと呼ぶべきかはわからないが、感動を覚える。
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『草の上の昼食』的バイクシーン。
ラストに置かれる(ふたりの別々の)死。
関係性を持続させるための(罪に問われる可能性のある)金稼ぎ。これは、『愛と希望の街』における生きるための金稼ぎとの類似系にも>>続きを読む
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鳩を撃つことでその罪の反復を終わらせること。(とはいってもかつての罪は帳消しにはならず、当然、いい場所で働くこともできず、おそらく彼らに待つものは、罪の反復で得られていた多少のお金を失った厳しい生活?>>続きを読む
冒頭、アケルマンの『アメリカン・ストーリー』(1988)ヴォイス・オーヴァーようなはじまり。祈り。
「記憶はあってもここではなく、しかしよそのどこにもない」
撮影監督カロリーヌ・シャンプティエ
「時間からも空間からも離れ人々は迷う」
「“時”の話をするのは、まだ時が訪れていないから “場所”の話をするのは場所が消えたから “時”の話をするのは過ぎ去ったから “人”の話をするのはやがて死ぬか>>続きを読む
人生には現在しかないわ
過去に生きた人も未来に生きる人もいない
現在だけが、あらゆる生活の形態である
現在が恐ろしいのは非現実性ゆえではない
不可逆不変であるがゆえだ
時間が本質を構成する
不幸>>続きを読む